湯涌温泉は、金沢市東南部の中山間地域に位置しており、金沢の奥座敷と言われています。浅野川の源流近くの緑深い山中にたたずむ温泉地で、竹久夢二にも愛されました。湯涌温泉の泉質は、外傷から高血圧まで幅広い効果があると言われており、大正時代にドイツで開催された万国鉱泉博覧会で、日本の名泉として出展されたほど泉質が認められています。また、温泉街には「金沢湯涌夢二館」があり、夢二の短歌や詩、絵画などが展示されています。金沢にこんな温泉があったのかと思わず唸る山里の自然あふれる秘湯。海の幸に加え、山の幸も使用した加賀料理を味わうことができます。金沢中心地より車で約30分のため、観光拠点としてもぴったりです。金沢市内から少し足をのばし、歴史とロマンを感じることができる湯涌温泉で、落ち着いた雰囲気の中、心と身体をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。