多宗教マレーシアのクアラルンプールで見たいモスクと寺院


JTBマレーシア支店

マレーシアの特徴のひとつが「多民族国家」であること。民族に紐づいた形で宗教が根付いています。国教のイスラム教はマレー系を中心に、中国系は仏教、インド系はヒンドゥー教を主に信仰しており、イギリス植民地時代の影響でキリスト教徒も存在します。ひとつの町にそれぞれの宗教の寺院が混在するのも他にはない風景です。

マレーシアはインド洋と南シナ海の中間に位置し、古くから東西交易の拠点であり、14世紀末に興ったマラッカ王国は、海上貿易で訪れるアラブやインドのイスラム教徒の影響を受け、15世紀後半にイスラム教国となりました。その後、マラッカ王国が香料貿易の独占を狙ったポルトガルに駆逐されると、オランダ、イギリスの支配をうけるようになりキリスト教が伝来、さらにイギリス植民地となった20世紀初頭以降は、錫鉱山やゴム農園の働き手として移民してきた中国系やインド系民族により、仏教やヒンドゥー教が広まっていきました。

今回はクアラルンプールとその郊外で訪れるべきイスラム教、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教の寺院をご紹介します。美しい建築物の中に息づくマレーシアの多様性が実感できることでしょう。

イスラム教

国立モスク(マスジッド・ヌガラ) Masjid Negara



1965年に建てられたマレーシア最大級のモスク。モスクというとドーム型の屋根を想像しますが、こちらは開いた傘を乗せたようなデザインが特徴的で、マレーシア13の州とクアラルンプールを表した14角の星形をしています。脇には高さ73mの光塔(ミナレット)がそびえ立ち、イタリア製の大理石や幾何学模様のステンドグラスなどをあしらった内装は美しく、一見の価値あり。礼拝時間以外なら中を自由に見学できるので、入口で観光用のガウンを借りて肌を露出しないようにし、女性はスカーフで髪の毛を覆うようにしましょう。
住所:Jln Perdana 50480 Kuala Lumpur
電話:(03)26937905
クアラルンプール駅から徒歩10分ほど

マスジット ジャメ(旧モスク) Masjid Jamek



1909年に建てられたクアラルンプール最古のモスクで、クアラルンプールという地名の由来となった「泥の川の合流地点」にあります。クアラルンプール駅と同じくイギリス人建築家ハボックが設計しました。白いタマネギ型のドーム屋根が特徴です。白い大理石の床にアーチの美しい回廊など、インドでイスラム王朝を築いたムガール時代の建築様式の影響を受けています。礼拝時間は見学不可、肌を露出しないよう入口でローブやスカーフを借りて入りましょう。
住所: Jalan Tun Perak, Kuala Lumpur
電話:(03)26912829
LRT「マスジッド・ジャメ(Masjid Jame)」駅下車すぐ

ブルーモスク(スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジス・ジャー・モスク) Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah Mosque



1988年に完成したマレーシア最大のモスク。青と白の格子模様が美しいドームを持つことから「ブルーモスク」と呼ばれ、マレーシアで最も美しいモスクとも言われています。ドームを取り囲むように4本の光塔(ミナレット)がそびえ立ち、ドーム内は2400人を収容できる広さとなっています。夜にはライトアップされ、幻想的な外観も魅力的です。
住所:Persiaran Masjid, 40000 Shah Alam
電話:(03)55199988
KLセントラル駅からKTMコミューターに乗りジャーアラム駅下車。

ピンクモスク(プトラ・モスク) Masjid Putra



行政都市として開発が進むプトラジャヤに1999年完成したモスク。バラ色がかった花崗岩を使用しており、外装、内装ともにピンクと白が基調となっていることからピンクモスクと呼ばれています。湖の上に浮かぶように建っており、光塔(ミナレット)は116mと東南アジア1の高さを誇ります。入口で貸し出されるローブもピンク。
住所: Pusat Pentadbiran Kerajaan, 62502 Persekutuan, Wilayah Persekutuan Putrajaya
KLセントラル駅でKLIAトランジット線に乗り、プトラジャヤ駅下車後タクシーで5分ほど

1965年に完成したマレーシア最大級のモスク、マスジッド・ヌガラ。

ヒンドゥー教

スリ・マハ・マリアマン寺院 Sri Maha Mariaman Hindu Temple



チャイナタウンにあるクアラルンプールで最古、最大のヒンドゥー教寺院。20世紀初頭にイギリス植民地だったインドから多くの労働者がマレーシアに移住、ヒンドゥー教を信仰するインド系移民たちのために建立されました。特徴的なのが入口のゴブラム(門塔)の彫刻。228体の神や信者が刻まれているそうです。寺院内にはヒンドゥー教らしく様々な神様が祀られていますが、中央の奥には雨をつかさどる女神マリアマンの御本尊が祀られています。
住所:163 Jalan Tun H S Lee, 50000 Kuala Lumpur
プトラLRTのパサール・セニ駅またはMRTパサール・セニ駅下車徒歩5分ほど

バツー洞窟 Batu Caves



ヒンドゥー教の聖地である洞窟。石灰岩の洞窟内には1891年に建立された寺院があります。272段の急こう配な階段を上りきると口を空けたような入口が。洞窟内にはヒンドゥー神話にもとづく展示や壁画があり、様々なヒンドゥーの神が祀られています。毎年1月下旬から2月にかけて、ヒンドゥー教最大の祭り「タイプーサム」が洞窟内で行われ、世界中からの観光客でにぎわいます。
住所:Jalan Gomnak, Selangor, Kuala Lumpur
KTMコミューター クラン線でバツー・ケーブ駅下車

スリ・マハ・マリアマン寺院。228体もの神や信者が刻まれているコブラム。

仏教

関帝廟 Guandi Temple



1887年に建てられた広東様式の中国寺院。三国志でも知られる武将、関羽が祀られています。真っ赤な柱と鮮やかな装飾が目を引くこの寺院には商売人をはじめ、地元の中国人が多く参拝に訪れます。
住所:168 Jalan Tun H S Lee, Kuala Lumpur
プトラLRT パサール・セニ駅下車 徒歩5分ほど

キリスト教

セント・マリー聖堂 St.Mary's Anglican Cathedral



1894年に建てられた英国系の教会。ゴシック様式を取り入れた荘厳な教会で、かつてエリザベス女王が参拝に参列したこともあるそう。日曜に行われるミサにはクアラルンプール在住のイギリス人が大勢集まります。毎月第2、第4月曜にはチャリティショップが行われ、衣類や食器、骨董品なども出展されます。
住所:Jalan Raja, Kuala Lumpur
電話:(03)26928672
LTM・LRTのKLセントラル駅から車で3分ほど

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バツー洞窟。272段の階段を上りきるとようやく洞窟の入り口に。

赤が印象的な中国寺院の関帝廟。中国で最も愛されている三国志の人物、関羽が祀られている。

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