【注意喚起】電子たばこの規制強化について

～在シンガポール日本国大使館から重要なお知らせです～

シンガポールでは従来から、電子たばこの所持、使用及び持込みが禁止されていますが、
９月１日付けで本件規制が一層強化され、邦人が拘束される事案が既に発生しています。

入国を伴わないトランジットを含め、シンガポールにお越しになる際は、
電子たばこの持込み等をしないよう、十分にご注意ください！

(令和７年９月１６日付 在シンガポール日本国大使館より発信）

本年９月１日より、当地における電子たばこに係る規制（罰則）が以下のとおり強化されました。
日本において販売されている一般的な電子たばこも今般の規制強化の対象となっています。
当地における電子たばこの所持・使用・持込みは従来禁止されていますが、特に規制が強化された直近では当局による取締りが強化されていることも踏まえ、トランジットでお越しの際も含めて電子たばこの持込み・所持・使用を控えるよう十分ご留意ください（既に邦人が当局に拘束される事案も発生しています）。

○ 電子たばこ使用者には以下の罰則が科されます。
・ １回目の違反：最大７００シンガポールドルの罰金
・ ２回目の違反：３か月のリハビリテーションプログラムへの参加
・ ３回目以降の違反：最大２，０００シンガポールドルの罰金
※ エトミデートを含有する電子たばこを使用した場合、上記に加えてリハビリテーションプログラムへの強制参加等が科されます。なお、エトミデートについては日本国内においても承認されていません。

○ エトミデートを含有する電子たばこを輸入・販売等した場合、最長２０年の禁固刑及び最大１５回の鞭打ち刑が科されます。

○ 電子たばこを使用した外国人には以下の罰則が科されます。
・ １回目の違反：電子たばこの没収及び最大７００シンガポールドルの罰金
・ 複数回の違反：
【短期滞在者】将来的な当地への入国禁止
【長期滞在者】電子たばこの没収及び最大７００シンガポールドルの罰金、３回目の違反をもって当地からの国外退去・パス（在留資格）の没収・将来的な当地への入国禁止
・ エトミデートを含有する電子たばこの使用：当地からの国外退去・パス（在留資格）の没収・将来的な当地への入国禁止

＜電子たばこ規制等について（当地政府サイト）＞
https://www.gov.sg/stopvaping#743b3a578cf99d2ca10d8a9f2f5bfc98

＜（参考）当地におけるたばこの持込み規制等について（当地政府サイト）＞
https://www.hsa.gov.sg/tobacco-regulation/overview

シンガポールでは厳しいタバコの規制があり、日本からタバコを持ち込むことは原則禁止で、持ち込みは「SDPC」マーク付きの標準包装品のみ可能で課税対象です。
電子タバコや加熱式タバコは持ち込み・所持が全面的に禁止。喫煙は公共交通機関や建物内など多くの場所で禁止されており、違反すると罰金が科せられます。
街中には喫煙ゾーンや灰皿付きのゴミ箱が設置されているので、指定された場所で喫煙しましょう。

■タバコの持ち込み・所持
・日本からの持ち込みは原則禁止：日本国内で販売されているタバコは、シンガポール政府が指定する「標準包装」の要件を満たさないため持ち込み・所持できません。
・標準包装タバコ：持ち込みには、ブランドロゴがなく、シンガポール政府の警告写真が入ったダークブラウンのパッケージのタバコのみが許可されます。
・課税と申告：標準包装タバコであっても1本から課税対象となるため、税関で必ず申告が必要です。申告せずに持ち込もうとして発覚した場合、高額な罰金が科されます。
・電子タバコ・加熱式タバコ：持ち込み・所持は全面的に禁止されており、罰金の対象となります。

■喫煙場所・マナー
・屋内での喫煙は基本的に禁止：MRT（地下鉄）やバスなどの公共交通機関や、多くの建物内では喫煙が禁止されています。
・喫煙ゾーンと灰皿：屋外では喫煙OKのサイン（スモーキングゾーン）がある場所や、大きな灰皿が設置されている場所での喫煙が可能です。
・罰金：禁煙エリアでの喫煙やタバコのポイ捨ては法律違反となり、厳しい罰金が科されることがあります。

■シンガポールで購入するタバコ
・SDPCマーク：シンガポール国内で販売されているタバコには、納税済みであることを示す「SDPC」というマークが付いています。
・購入方法：シンガポールのコンビニエンスストアなどで購入できますが、陳列販売が禁止されているため、レジの後ろなどに保管されており、店員に声をかけて銘柄を伝える必要があります。