シンガポールの旧正月“春節”
中華系の人々が全人口の7割以上を占めるシンガポールでは、
春節(旧正月)はさまざまなイベントが開かれるなど、とても盛大な祝祭で、大いに賑わいます。
春節とは、旧暦の1月1日のことです。
毎年1月1日にお祝いする新暦のお正月とは異なり、お祝いする時期は毎年変化します。
シンガポールの2025年のチャイニーズ・ニューイヤーは1月29日と30日でしたが、
2026年は2月16日と17日という風な移動祝祭日です。

チャイナタウン界隈を中心に、オーチャードロードなどの主要道路沿いなどは2月に入ると、
干支にちなんだ春節のイルミネーションや飾り付けが本格的に始まります。
春節の雰囲気を存分に楽しめるのは、もちろん、チャイナタウン界隈です。
クリスマスのライトアップが終わると、ほどなく春節のライトアップが始まります。
どの店舗も旧正月ムード満点で、いつもよりも“紅い”商品があちこちに見られます。
通りには紅いランタンが飾られ、チャイナタウンそのものが紅く染まります。
夜市が開かれ、ドラゴンダンス(龍踊り)やライオンダンス(獅子舞)、
ストリートパフォーマーらも登場して、いつも以上に活気に溢れます。
チャイナタウン界隈を歩いていると、普段馴染みのない日本人でも
旧正月を迎えるんだなぁという気分になります。
多くの家の玄関は“春聯(しゅんれん)”と呼ばれる縁起の良い貼り紙などで、赤く装飾されます。
門に吊るしたランタン、出入り口に飾る春の二行連句、黄色い果実が「金」や
繁栄を象徴するキンカンの木に飾る明るい色のリボンなどにも赤が使われます。
この時期にとって赤色は大変重要な色で、子供に配るお金の入ったお年玉袋や、
街を歩く人が身につける服など、さまざまな場面で赤をよく目にします。


忘れるべからず旧正月のお年玉“紅包(アンパオ)”
紅包(アンパオ)は新年を祝い、その年の幸福と安全を祈願する中華系の文化です。
紅包を送ることで相手に「福」を渡し、自分にも返ってくると信じられています。
「福を分け与える」という意味があり、
家族や親戚だけでなく近所の親しい人や職場の後輩などにも配ります。
特にはっきりとした金額は決まっていませんが、多くの場合S$20未満でも大丈夫です。
中華圏の文化であるので、偶数が好まれ、特に2と8は縁起がいいとされています。
紅包に入れるお金は古い紙幣や硬貨を使うのは避け、新札を使用します。
またチャイニーズ・ニューイヤーの時には、みかんをプレゼントするという習慣もあります。
みかんを表す中国語と「吉」を表す中国語の発音が似ているからなのだそう。
この時期の大切な習慣として、離れて暮らす家族や親戚が集い食卓を囲みます。
親戚や友達を訪問し、新年の幸運を祈る言葉を伝えて大切な人々とのひとときを楽しみます。
この時に出される料理で特徴的なのが「撈起(ローヘイ)」と呼ばれる、魚のサラダ料理。
もともとは「魚生(ユーシェン)」という料理なのですが、
かき混ぜる時のかけ声から「ローヘイ」という名で広く浸透しています。
魚生はサーモンなどの白身魚の刺身に大根や人参のツマ、
さらにワンタンの皮、ポメロ(柑橘果物)、落花生、赤や緑の寒天などの具材に胡麻や胡椒、
五香粉を振りかけて、甘酸っぱいプラムソースをかけていただきます。
日本のお節料理と同じように縁起の良い食材をふんだんに使った中国正月に欠かせないお料理です。

(「ローヘイ!」と掛け声をかけながら、大勢で箸でごちゃまぜにして豪快に食べるのが、中国正月の風物詩)
盛大なイベント“チンゲイ・パレード”で祝う春節
春節のイベントといえば、“チンゲイ・パレード”。
旧正月の祝祭期間中に開催され、シンガポールの文化を織りなす中国系、マレー系、インド系、
ユーラシア系の人々が一堂に会してパフォーマンスを披露します。
山車とともに、ドラゴンダンスやライオンダンス、各国からやってきた人々のダンス、ジャグラーや
道化師ら、多彩なパフォーマーが参加する、大規模な一大パレードなんです。
夜行われるもので、きらびやかな衣装と音楽で、地元の人々にとってとても待ち遠しい華やかな
イベントのひとつです。
今年のチンゲイパレード2026は、2月27日(金)と28日(土)の2日間、
マリーナ地区のF1ピットにて盛大に開催されます。
異なる民族と人種がひとつになり、色鮮やかなパフォーマンスを見ることができる毎年恒例の
特別なイベントです。
チンゲイパレード2026のテーマは「WISH」。
人々の願いと団結の力を祝福し、シンガポールの想像力を、きらびやかで圧巻のスペクタクルへと
昇華させます。
《ハイライト》
★変形可能な多層ステージと約3,000人のパフォーマーが、迫力満点のフロートや特別演出とともに、
祭典を華やかに彩ります。
★光に包まれたフロートや小道具、衣装が、多文化の伝統と現代的な創造性の融合を鮮やかに表現します。
日時:本番パレード1 2月27日(金) 午後8時~
本番パレード2 2月28日(土) 午後8時~
会場:F1 Pit (シンガポールフライヤー近く)
■チケット等の詳細はチンゲイパレードのウェブサイトから ☞https://www.chingay.gov.sg/



“リバーホンバオ(河畔紅包)”も人気の旧正月を祝うイベントのひとつ
リバーホンバオ(River Hongbao)は、春節(旧正月)を祝して毎年開催される、シンガポール最大級の
春節イベントです。
会場は世界的に有名なガーデンズ・バイ・ザ・ベイ一帯。約10日間にわたり、色鮮やかな巨大ランタン、
伝統芸能のステージパフォーマンス、活気あふれる屋台グルメが集結します。
ホンバオとは“紅包”、つまりお年玉のことで、幸運の象徴とされます。
このイベントは春節の前の10日から2週間ほど行われます。
十二支や幸運の神などの豪華で美しいランタンで飾り付けられます。
今年の干支にちなんで、馬をテーマにしたランタンや、リバー・ホンバオ(River Hongbao)40周年記念の特別展示も登場します。
当日の天候状況により変更される場合がありますが、ザ・メドウ(The Meadow)では、2月15日(午後8時)、16日(午前0時)、17日および18日(午後9時)の予定で花火が打ち上げられるようです。
会場には数メートル級のランタンが立ち並び、夜になると幻想的な光景が広がります。
中国の伝統文化を感じられる演舞や音楽に加え、ローカルフードから各国料理まで楽しめる屋台も充実。
家族連れはもちろん、カップルや観光客にも人気のイベントです。
華やかな装飾と賑やかな雰囲気の中、新年の縁起物を見つけたり、写真映えするスポットを巡ったりと、
五感で春節の祝祭を体感できます。シンガポールの多文化を象徴する、見逃せない旧正月イベントです。
地元の人も観光客も楽しめて、なんといっても、入場料が無料というのがうれしい♪
期間:2月15日(月)~2月24日(火)
会場:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
■詳細はリバーホンバオのウェブサイトから ☞ https://www.riverhongbao.sg/


PHOTO: RIVER HONGBAO 2026

PHOTO: RIVER HONGBAO 2026

PHOTO: RIVER HONGBAO 2026
店舗の営業日にご注意
通常のシンガポールというと、遅くまで営業している店舗が並んでいると言うイメージが強いのですが、
春節からその後数日は長めの休みをとっている店舗もあり、多少雰囲気が異なります。
ホーカーやローカルのお店はクローズして閑散としています。
(が、その代わり、普段では見られない豪華絢爛な装飾を、街の至るところで目にできます!)
ただ、近年は初日のみ閉店として、2日目からはオープンというところも多くなり、
昔は「うっかり買い忘れた!」「外食ができなくて困った!」ということがありましたが、
ここ最近はそんな心配事もなくなりました。また、春節後に行われるバーゲンも見逃せません。
また、例年は春節を利用して、近隣諸国へと旅に出かける人々も多く、
この時期、空港やマレーシアへと陸路で抜ける道路などは大変混雑します。
シンガポール国内の一般的な観光施設は基本的に営業していますが、
営業時間などに変更があるかもしれませんので、要確認!
公共交通機関は基本的に運行しています。
そんなシンガポールの多民族、異文化を実感できる祭事が“春節”なのです。
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オプショナルツアー(現地発着)JPY20,538〜※価格は予告なく変更になることがございます。JTBベテランガイドと行くシンガポールのディープスポットを巡り、現地の生活習慣や文化が学べる2時間のウォークツアーです。
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オプショナルツアー(現地発着)JPY19,952〜※価格は予告なく変更になることがございます。シンガポールの風水事情を熟知した鑑定士兼・観光局認定の風水特別ガイドが、街に息づく風水の知恵と背景をわかりやすくご案内します。
シンガポールの旧正月“春節”

JTBシンガポール支店
中華系の人々が全人口の7割以上を占めるシンガポールでは、
春節(旧正月)はさまざまなイベントが開かれるなど、とても盛大な祝祭で、大いに賑わいます。
春節とは、旧暦の1月1日のことです。
毎年1月1日にお祝いする新暦のお正月とは異なり、お祝いする時期は毎年変化します。
シンガポールの2025年のチャイニーズ・ニューイヤーは1月29日と30日でしたが、
2026年は2月16日と17日という風な移動祝祭日です。
チャイナタウン界隈を中心に、オーチャードロードなどの主要道路沿いなどは2月に入ると、
干支にちなんだ春節のイルミネーションや飾り付けが本格的に始まります。
春節の雰囲気を存分に楽しめるのは、もちろん、チャイナタウン界隈です。
クリスマスのライトアップが終わると、ほどなく春節のライトアップが始まります。
どの店舗も旧正月ムード満点で、いつもよりも“紅い”商品があちこちに見られます。
通りには紅いランタンが飾られ、チャイナタウンそのものが紅く染まります。
夜市が開かれ、ドラゴンダンス(龍踊り)やライオンダンス(獅子舞)、
ストリートパフォーマーらも登場して、いつも以上に活気に溢れます。
チャイナタウン界隈を歩いていると、普段馴染みのない日本人でも
旧正月を迎えるんだなぁという気分になります。
多くの家の玄関は“春聯(しゅんれん)”と呼ばれる縁起の良い貼り紙などで、赤く装飾されます。
門に吊るしたランタン、出入り口に飾る春の二行連句、黄色い果実が「金」や
繁栄を象徴するキンカンの木に飾る明るい色のリボンなどにも赤が使われます。
この時期にとって赤色は大変重要な色で、子供に配るお金の入ったお年玉袋や、
街を歩く人が身につける服など、さまざまな場面で赤をよく目にします。
忘れるべからず旧正月のお年玉“紅包(アンパオ)”
紅包(アンパオ)は新年を祝い、その年の幸福と安全を祈願する中華系の文化です。
紅包を送ることで相手に「福」を渡し、自分にも返ってくると信じられています。
「福を分け与える」という意味があり、
家族や親戚だけでなく近所の親しい人や職場の後輩などにも配ります。
特にはっきりとした金額は決まっていませんが、多くの場合S$20未満でも大丈夫です。
中華圏の文化であるので、偶数が好まれ、特に2と8は縁起がいいとされています。
紅包に入れるお金は古い紙幣や硬貨を使うのは避け、新札を使用します。
またチャイニーズ・ニューイヤーの時には、みかんをプレゼントするという習慣もあります。
みかんを表す中国語と「吉」を表す中国語の発音が似ているからなのだそう。
この時期の大切な習慣として、離れて暮らす家族や親戚が集い食卓を囲みます。
親戚や友達を訪問し、新年の幸運を祈る言葉を伝えて大切な人々とのひとときを楽しみます。
この時に出される料理で特徴的なのが「撈起(ローヘイ)」と呼ばれる、魚のサラダ料理。
もともとは「魚生(ユーシェン)」という料理なのですが、
かき混ぜる時のかけ声から「ローヘイ」という名で広く浸透しています。
魚生はサーモンなどの白身魚の刺身に大根や人参のツマ、
さらにワンタンの皮、ポメロ(柑橘果物)、落花生、赤や緑の寒天などの具材に胡麻や胡椒、
五香粉を振りかけて、甘酸っぱいプラムソースをかけていただきます。
日本のお節料理と同じように縁起の良い食材をふんだんに使った中国正月に欠かせないお料理です。
盛大なイベント“チンゲイ・パレード”で祝う春節
春節のイベントといえば、“チンゲイ・パレード”。
旧正月の祝祭期間中に開催され、シンガポールの文化を織りなす中国系、マレー系、インド系、
ユーラシア系の人々が一堂に会してパフォーマンスを披露します。
山車とともに、ドラゴンダンスやライオンダンス、各国からやってきた人々のダンス、ジャグラーや
道化師ら、多彩なパフォーマーが参加する、大規模な一大パレードなんです。
夜行われるもので、きらびやかな衣装と音楽で、地元の人々にとってとても待ち遠しい華やかな
イベントのひとつです。
今年のチンゲイパレード2026は、2月27日(金)と28日(土)の2日間、
マリーナ地区のF1ピットにて盛大に開催されます。
異なる民族と人種がひとつになり、色鮮やかなパフォーマンスを見ることができる毎年恒例の
特別なイベントです。
チンゲイパレード2026のテーマは「WISH」。
人々の願いと団結の力を祝福し、シンガポールの想像力を、きらびやかで圧巻のスペクタクルへと
昇華させます。
《ハイライト》
★変形可能な多層ステージと約3,000人のパフォーマーが、迫力満点のフロートや特別演出とともに、
祭典を華やかに彩ります。
★光に包まれたフロートや小道具、衣装が、多文化の伝統と現代的な創造性の融合を鮮やかに表現します。
日時:本番パレード1 2月27日(金) 午後8時~
本番パレード2 2月28日(土) 午後8時~
会場:F1 Pit (シンガポールフライヤー近く)
■チケット等の詳細はチンゲイパレードのウェブサイトから ☞https://www.chingay.gov.sg/
“リバーホンバオ(河畔紅包)”も人気の旧正月を祝うイベントのひとつ
リバーホンバオ(River Hongbao)は、春節(旧正月)を祝して毎年開催される、シンガポール最大級の
春節イベントです。
会場は世界的に有名なガーデンズ・バイ・ザ・ベイ一帯。約10日間にわたり、色鮮やかな巨大ランタン、
伝統芸能のステージパフォーマンス、活気あふれる屋台グルメが集結します。
ホンバオとは“紅包”、つまりお年玉のことで、幸運の象徴とされます。
このイベントは春節の前の10日から2週間ほど行われます。
十二支や幸運の神などの豪華で美しいランタンで飾り付けられます。
今年の干支にちなんで、馬をテーマにしたランタンや、リバー・ホンバオ(River Hongbao)40周年記念の特別展示も登場します。
当日の天候状況により変更される場合がありますが、ザ・メドウ(The Meadow)では、2月15日(午後8時)、16日(午前0時)、17日および18日(午後9時)の予定で花火が打ち上げられるようです。
会場には数メートル級のランタンが立ち並び、夜になると幻想的な光景が広がります。
中国の伝統文化を感じられる演舞や音楽に加え、ローカルフードから各国料理まで楽しめる屋台も充実。
家族連れはもちろん、カップルや観光客にも人気のイベントです。
華やかな装飾と賑やかな雰囲気の中、新年の縁起物を見つけたり、写真映えするスポットを巡ったりと、
五感で春節の祝祭を体感できます。シンガポールの多文化を象徴する、見逃せない旧正月イベントです。
地元の人も観光客も楽しめて、なんといっても、入場料が無料というのがうれしい♪
期間:2月15日(月)~2月24日(火)
会場:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
■詳細はリバーホンバオのウェブサイトから ☞ https://www.riverhongbao.sg/
店舗の営業日にご注意
通常のシンガポールというと、遅くまで営業している店舗が並んでいると言うイメージが強いのですが、
春節からその後数日は長めの休みをとっている店舗もあり、多少雰囲気が異なります。
ホーカーやローカルのお店はクローズして閑散としています。
(が、その代わり、普段では見られない豪華絢爛な装飾を、街の至るところで目にできます!)
ただ、近年は初日のみ閉店として、2日目からはオープンというところも多くなり、
昔は「うっかり買い忘れた!」「外食ができなくて困った!」ということがありましたが、
ここ最近はそんな心配事もなくなりました。また、春節後に行われるバーゲンも見逃せません。
また、例年は春節を利用して、近隣諸国へと旅に出かける人々も多く、
この時期、空港やマレーシアへと陸路で抜ける道路などは大変混雑します。
シンガポール国内の一般的な観光施設は基本的に営業していますが、
営業時間などに変更があるかもしれませんので、要確認!
公共交通機関は基本的に運行しています。
そんなシンガポールの多民族、異文化を実感できる祭事が“春節”なのです。
