“チリクラブ” シンガポールのおすすめグルメを堪能しよう

シンガポールには美味しい名物がいろいろあります。たとえば、チキンライス、フィッシュヘッド・カレー、そしてチリクラブ！ チリクラブを食べずしてシンガポールは語れません。とにかく一度食べてほしい！
そんなシンガポール名物なのです。

シンガポール名物チリクラブは、スリランカ・クラブやマッドクラブ、アラスカン・クラブなどを使ったスパイシーで濃厚な一品です。

ローカルの人々はもちろん、観光客にも大人気。カニを丸ごと一匹茹でて、トマトベースのスパイシーなソースをたっぷりとかけたお料理。ソースには、にんにくと唐辛子、ピーナッツソース、さらに米酢を入れ、とろみをつけて最後に溶き卵を加えます。見た目が赤いためとても辛いイメージがありますが、溶き卵が辛味を抑えてくれるので、案外にマイルドな仕上がりです。辛味と酸味と甘味が絶妙なコンビネーションで、一度食べるとすっかりやみつきになってしまいます！

店ごとに微妙に違う秘伝のソース

チリクラブは、提供するレストランによって、隠し味になにやら特性調味料が入っていたり、作り方にアレンジを加えたりと、それぞれ微妙に味が異なります。ですので、ローカルの人に、「どこのチリクラブが美味しい？」なんて質問をすると、あそこの店がいいとか、ここが絶品など、それぞれにお気に入りのレストランをあげてくれます。もし時間があったら、あるいは2回目に訪れたら、ぜひいろいろな店のチリクラブを試してみてください。

こちらでもいくつか美味しいお店をご案内します。

■パーム・ビーチ・シーフード・レストラン (Palm Beach Seafood Restaurant)

1956年にイースト･コーストで開業した老舗。「シンガポールチリクラブ」の創始者として広く認知されており、チェル・ヤム・ティアン氏が考案したオリジナルレシピは現在も極秘で、数少ない関係者のみが知るとされます。こちらのお店のチリクラブは、トマトベースのフルーティーなソースが個性的です。
営業時間：12時～14時30分、17時30分～22時30分
住所：1 Fullerton Rd. #01-09 One Fullerton, Singapore
アクセス：MRTラッフルズ・プレイス(Raffles Place)から徒歩5分
ＨＰ（英語）：https://www.palmbeachseafood.com/

■ジャンボ･シーフード (Jumbo Seafood)

シーフードレストランが集まるエリアの中でも、ひときわ評判のよい人気店です。
住所：Blk 1206 East Coast Parkway #01-07/08, East Coast Seafood Centre, Singapore
営業時間：11時30分～15時00分、16時30分～23時00分（週末・祝日は11時00分～23時00分）
アクセス：MRTベドク(Bedok)駅から車で10分　イースト･コースト･シーフード･センター内
ＨＰ（英語）：https://www.jumboseafood.com.sg/

■レッドハウス･シーフード (Red House Seafood)

中国南部（福建・海南・広東）に加え、マレー、インド、プラナカンの要素を融合させた、シンガポール独自の風味豊かな料理が特徴で、現地在住者にも評判のよい老舗店です。
①住所：8 Raffles Avenue, #01-14/16, Esplanade (S) 039802
　営業時間：12時～14時30分、17時30分～22時
②住所：3C, River Valley Road, The Cannery, #01-02/03 (S) 179022
　営業時間：12時～14時30分、17時30分～22時
ＨＰ（英語）：https://www.redhouseseafood.com/

◎JTBマイバスでは、ご予算にあわせてセットメニューが味わえるミールクーポンをご用意しております！
蟹はランクによって値段が変わり、メニューには時価（Market price）と表記されていることも多いため、予め料金が決まっているセットメニューであれば、料金を気にする必要がなく、メニュー選びのわずらわしさもないので安心です。

チリクラブの食べ方

まずは食べ方ですが、これは簡単。テーブルには、カニの殻を割るためのハサミと、カニの身をほぐし、取り出すカニスプーン、そしてフィンガーボールが用意されます。あとは、冬に食べるカニ鍋の要領で、カニの殻を割って身を取り出して、チリソースをたっぷりと付けて食べます。この時、手のヨゴレは気にしないこと！これちょっとした鉄則です。フィンガーボールで洗っても、おしぼりで拭いても、結局、食べ終わるまで手はヨゴレ続けるので、気にせずに食べちゃいましょう。

また、チリクラブといっしょにぜひ注文してほしいのが、マントウ（饅頭）です。揚げパンのようなもので、マントウをちぎって、残ったソースをたっぷりつけて食べて！ もう絶品です。ご飯にかけて食べても、もちろんイケます。

チリクラブの注文の仕方

チリクラブは一般的に、量り売りの時価になります。カニ1匹の重さは仕入れ次第ですし、お値段も、スリランカ・クラブとアラスカン・クラブでは結構な価格差があります。いずれにしても、時価で取引されているので、注文するのに不安に思っている人は、直接、店員さんに聞いてみるのがいいかも。

直接値段なんて聞けない！っていうかたにはツアーもおすすめです。JTBでは、チリクラブが楽しめる海鮮中華料理のご夕食とリバーボート乗船。マーライオン公園からスぺクトラショーを鑑賞する夜のツアーをご用意しております。