ベトナムのホーチミンの空港から市内まで新しい路線バスが運行開始
外国人旅行者が急増しているベトナムのホーチミンで、旅行者にも便利なバス路線が2ルート開通しました。空港と市内中心部を循環するルートと、空港とサイゴンバスステーションとを往復するルートの2本です。どちらも観光客に便利なルートなので、空港~市内間の移動がいっそう便利になりそうです。詳細をJTB現地スタッフがご紹介しましょう。
ホーチミンの空の玄関口「タンソンニャット国際空港」から市内までは約8km。多くの外国人旅行者は、これまでは主にタクシーを利用して、市内と空港とを行き来していました。路線バスもあるにはありましたが、利用するのはローカルの人々か、ホーチミンに詳しいリピーターが中心で、外国人には、なかなかハードルの高い路線でした。
空港と市内とを結ぶ2ルートが新たに運行されるようになり、手軽に利用できる公共交通機関として、旅行者に大いに重宝さているそうです。
それぞれのルートについて紹介しましょう。
空港~サイゴンバスステーション路線(109系統)
国際線ターミナル、国内線ターミナルを経て、ナムキーコイギア通りを経てベンタイン・バスターミナルを経由してサイゴンバスステーションのある9月23日公園に到着するルートです。旅行者が最も集まるエリアで、周囲には統一会堂やベンタイン市場など観光スポットも多いので、途中下車するにも便利でしょう。
空港から9月23日公園までおよそ45分。
始発は、公園発空港行き…5:45AM、空港国際線ターミナル発公園行き…5:45AM
最終は、公園発空港行き…1:30AM、空港国際線ターミナル発公園行き…2:30AM
運行間隔は15~30分おきです。
料金は終点まで2万VDN(5km以内の停留所で降車の場合は1万2000VDN)
停留所そばのチケット売り場でチケットを事前に購入します。行き先を伝えてから料金を払いましょう。
大きな荷物を置くスペースも用意されています。
空港~中心部の循環バス(49系統)
49系統のこちらのバスは、国際線ターミナル、国内線ターミナルを経てナムキーコイギア通りを経由して、サイゴン大教会や中央郵便局を経てサイゴン川沿いへと進み、その後ベンタイン市場、9月23日公園、そしてディエンビエンフー通りを通って、ナムキーコイギア通りに再び入り、空港へと戻っていく循環のルートです。
人気観光地の多くを回るので、こちらも外国人旅行者には便利なルートです。
空港~空港の1周はおよそ85分。
国際線ターミナル発は深夜0:00~2:00AM、5:15AM~11:45PM
約30分おきに、1日に43本が運行される予定です。
料金は4万VDN。チケットは乗り場そばのチケット売り場で事前に購入します。その際に降車場所を伝える必要があります。
大きな荷物を置くスペースはありません。大きな荷物がある場合には、前述の109系統の方がいいかもしれません。
いかがですか?
公共交通機関も発達してきて、どんどん便利になっていくベトナムへ、ぜひ訪れてみてくださいね。