ホーチミン市内・おすすめの観光スポットは?
ベトナム最大の都市であり、また最大の商業都市として活気あふれるホーチミン。フランス統治時代には、当時のパリを思わせる街並みが築かれ、その多くが今も利用されるなど、東南アジアらしい喧騒と独特の優雅さが共存する街でもあります。ホーチミンの天気や時差など基本情報と、おすすめ観光ポイントをご案内します。
ホーチミンはどんなところ?
南部の中心的な都市で、またベトナム最大の商業都市でもあるホーチミンは、ベトナム一活気のある街。バイクと車と人があふれ、一日中賑やかで、ベトナムのパワーをあちこちで感じられます。フランス統治時代には、まるでパリを思わせる建物が次々と建てられたため、ほかのアジアの大都市とはまったく違う、ヨーロピアンな雰囲気が漂っているのも魅力です。
ホーチミンは、これまではビジネス目的や、歴史ファンなどの旅行者が多かったのですが、ベトナム雑貨が知られるようになってからは、女子たちの気軽な滞在先として選ばれるようになっています。また最近はマッサージやエステなどが注目されるようになり、ショッピングを楽しんだ後にマッサージで癒される…という旅行者もぐっと増えています。
成田空港からホーチミンまで、飛行時間はおよそ6時間。日本との時差はマイナス2時間なので、日本で午前10時だとホーチミンは午前8時になります。
ホーチミンの空の玄関は、タン・ソン・ニャット国際空港。市の中心から北西約8kmにあり、市内から近いので、多くの観光客は空港を出るとタクシーで市内に入ります。所要時間は20分程度。料金はメーター制が基本です。
ホーチミンの気候は?
ホーチミンはベトナムの南端にあるので、気候もいかにも東南アジアらしい亜熱帯性気候です。季節は主に雨季と乾季に分かれ、雨季は5月~10月頃まで。特に乾季の終わりの4月~5月には、日中は30℃以上になり、年間でも一番気温が高くなります。この時期は湿度も高くてじっとりと暑くなります。
雨季の終わりの9~10月頃には、気温も30℃を下回り、涼しさを感じるようになってきます。 11月の乾季になると、気温は26℃前後になり、降水量もぐっと減ります 特に11月~3月頃までは雨があまり降らず湿度が下がるので、気温こそ25℃以上ありますがカラリとして、旅行のベストシーズンとなります。ホーチミンは1年中日差しが強いので、日焼け止め対策が大事です。 また服装も、薄手の長そでシャツなどを着るなど、日焼けに気を付けてくださいね。
ホーチミンではずせない観光ポイントは?
○ドンコイ通り周辺
サイゴン川から北西に延びる、ホーチミンの中心となる通りです。ヨーロピアンな建物が並木の緑と調和して、その後ろにはガラス張りのビルも見える、サイゴン一の繁華街です。高級ブランドからかわいいベトナム雑貨までさまざまなショップが並び、最近人気のマッサージやエステのお店も増えています。
カフェやレストランはもちろん、ナイトスポットやバー、カラオケも人気。主な観光ポイントもこのエリアに集まっているので、ドンコイ通り周辺のホテルに泊まると、観光にショッピングに便利です。
○統一会堂
フランス植民地時代に建てられた建物。ベトナム戦争時には南ベトナムの大統領官邸として使用され爆撃された後1962年に再建されました。1975年に北ベトナム軍の戦車が突入して戦争が終結、ベトナムの独立の歴史にはなくてはならない建物です。大統領指令室や通信センター、貴賓室など、大小合わせて100もの部屋があります。ドンコイ通りからすぐです。
○聖母マリア教会(サイゴン大教会)
ドンコイ通りの北端にあるカトリック教会。19世紀末に建てられました。2本の尖塔が高く延びる美しい教会で、外壁のレンガなど必要な建材はすべて、フランス本国から運ばれました。現在も多くの人が礼拝に訪れています。統一教会から徒歩2分ほどです。
○中央郵便局
こちらも19世紀末に建てられた、フランス統治時代の建物です。ガラスと鉄骨によるアーチ天井が 印象的で、これは、パリのエッフェル塔で知られるギュスターヴ・エッフェルの設計によるもの。 建物内部を見学する観光客で人気ですが、現在ももちろん、郵便局として郵便業務や金融業務を行っています! 聖マリア教会の向かいにあります。
○戦争証跡博物館
ベトナム戦争中に実際に使われた武器や、戦争中の写真、資料などを展示しています。ピューリッツァー賞を受賞した日本人カメラマン・沢田教一さんの作品など、戦場で取材を続けたジャーナリストの作品も展示されています。思わず目を背けたくなるような展示もありますが、一度は見ておきたい博物館です。統一会堂から徒歩5分ほどです。
○ベンタイン市場
街の南西部、デタム通り周辺にあるのが、ホーチミン最大の市場・ベンタイン市場。ローカルも観光客もごちゃまぜになって朝から晩まで人々で大いに賑わいます。日用雑貨からお土産まで何でも揃うのが魅力です。ツアー会社やホテルもひしめいていますので、欧米系、アジア系問わず観光客も集まるエリアです。カフェやレストランも多いので、ショッピングに疲れたらベトナムコーヒーやスイーツで一息ついてはどうでしょう。ただしスリや置き引きの多いエリアでもありますので、持ち物には十分注意してくださいね!
○チョロン地区(チャイナタウン)
中心から西へ約5km進むと、漢字の看板が増えてきてチャイナタウンのチョロン地区に到着です。と言っても、日本の中華街のようなイメージとはちょっと異なり、あくまで地元民向けの生活の場という感じです。街もコンパクトで歩きやすいのが魅力です。
ベトナム最古の中国寺院の一つ、ティエンハウ廟は1760年建立と歴史がありますし、、商売繁盛の神様・関羽を祀るフォックアンホイクアン廟は美しい装飾で知られる寺院…などなど、見所はいろいろ。中でも2000店舗以上がひしめくビンタイ市場は一見の価値あり!です。 ベンタイン市場のバスターミナルからバスで約40分、またはタクシーで20~30分程度です。
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