ホーチミンを訪れたら行ってみたい!「暗闇レストラン」
2014年のオープン以来、ホーチミンで隠れた人気レストランとなっている暗闇レストラン「NOIR(ノアール)」。ノアールとはフランス語で「黒い、暗闇」という意味ですが、このレストランはその名の通り、真っ暗な中で料理をいただく、不思議なレストラン。何も見えない中で食べる食事ってどんなものでしょう。JTB現地スタッフがご紹介しましょう。
「暗闇」という名のレストラン
「Noir Dining in the Dark」はホーチミンの中心部から北へ少し進んだところにあるレストラン。一見すると、おしゃれでシックなレストラン、という外観ですが、扉を開けるとその名の通り「暗闇」の世界へと、私たちを導いてくれます。
ノアールは真っ暗い中で食事をする、ちょっと変わったレストランなのです。
コースは3種類、「From the west(西洋料理)」「From the east(アジア料理)」「Vegetarian(ベジタリアン向け)」の中から選びます。
何しろ真っ暗な中での食事ですので、何がどのような形で出されているのか、まったくわかりません。サービスしてくれる人の「4つの器があります、右上から時計回りに食べてください」などの言葉を頼りに一皿ひとさら口に含んでいくのですが、何を食べているのか、本当にわかりません。
と同時に、食べ物にといいますか、味や舌ざわりや香りに神経を集中させ、これまでにない食事の味わい方を体験できます。
何を食べたのか、なかなかわからないのですが、安心してください。食後には答え合わせがあります!答えを知ったら、自分の想像との違いに驚くかもしれませんね!
暗闇を体感するためのいろいろな工夫
ノアールでは、見えない世界を体感するために店内に入ったときからさまざまな工夫がされています。まずエントランスで食事のコースを選ぶと、アイマスクと木のパズルを渡されます。これは暗闇の中で食器類を扱うためのトレーニングも兼ねているのですが、アイマスク着用での手探りのパズルは、本当に難しいです。
それが終わると、テーブルに案内されます。
もちろん、アイマスクをしたままです!
何も見えない中を案内してくれるのは、盲目のスタッフさん。肩に手を載せると、テーブルへといざなってくれます。エントランスからテーブルまで、決して遠くないのに、たどり着くまでとても時間がかかるような気がして、見えない中で進んでいくことの不安や難しさを感じさせてくれます。
よく見ると、メニューには点字でも表記があり、外に掲げているお店のプレートにも点字表記が。このレストランは、「暗闇でディナー」という個性的なスタイルを提案するだけでなく、目の見えない人々の生きる世界に触れてみようという試みでもあります。
一風変わったレストランですが、その味には定評があります。観光やショッピングでホーチミンの賑わいを存分に楽しんだ後には、日本では体験できないディナーを楽しんでみては?
JTBではノアールのクーポンもご用意しています!!
Noir Dining in the Dark
営業時間:ランチ 11:30~14:30、ディナー 17:30~23:00
住所:Lane 178-180D Hai Ba Trung, Da Kao District, 1, Ho Chi Minh City
公式サイト:https://www.noirdininginthedark.com/?utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral