ベトナムのテト（旧正月）と祝日　2019年版

※この記事は2018年11月現在の情報を元に加筆・修正を実施しました

ベトナムには、旧暦にのっとって毎年日付が変わる祝日と、日付の変わらない祝日があります。
日付が変わる祝日の中でも最大のものは、なんといってもテト（旧正月）でしょう。テトの元旦は1月下旬～2月中旬の間で毎年変わりますが、元旦の前日（大晦日）とお正月三が日が国民の祝日となります。

それに加えて、土日をからめた数日間も休みとするのがテトの休暇となります。
休暇の期間は毎年変わりますが、2019年は2月2日～2月10日の9日間。
なお、元旦は2月5日となっています。

テトだけでなく、新暦（西暦）の1月1日も祝日です。しかし、テトに比べると全体的に静かです。

毎年日付が変わる祝日は、このほかに「フン王の命日」があります。
これは旧暦の3月10日で、2019年は4月15日（4月14日が日曜日のため翌日に振り替え）です。

フン王とは、ベトナム建国の父とされる王のこと。紀元前に北部～中部にかけて支配していた文郎国の王の命日を記念する祝日です。文郎国は、いまだに遺跡などが発見されていない伝説の国家です。

毎年同じ日の祝日ももちろんあります。
南部解放記念日は4月30日。1975年に南部ベトナムが無条件降伏し、ベトナム戦争が終結した日です。その翌日の5月1日はメーデーでお休みです。

9月2日は建国記念日（国慶節）です。こちらは第2次世界大戦中に日本に占領されることになったベトナムが、1945年に日本の敗戦とともに、当時の「ベトナム民主共和国」として独立を宣言した日のことです。
2019年は週末を含め8月31日～9月2日が連休となります。

以下に2019年の祝日・休日予定をまとめておきましょう。

• 1月1日　新暦の正月元旦


• 2月2日～2月10日　テト（旧正月）休暇


• 2月5日　テト（旧正月）元旦


• 4月15日　フン王の命日（旧暦3月10日=4月14日が日曜日のため翌日に振り替え）


• 4月30日　南部解放記念日


• 5月1日　メーデー


• 9月2日　建国記念日

テトはベトナム最大の祝日。この期間には多くの人々が家族とともに過ごすために帰省したり、旅行に出たりします。この期間は、観光地が混みあうなど、いくつか注意すべき点がありますので、以下に紹介しましょう。

渋滞

休業

スリなどにご注意

値段が高くなります