一度は行きたいタイの世界遺産まとめ(2024年最新版)

スコータイのワット・マハータート坐仏像
タイには現在5つの文化遺産、自然遺産が登録されています。文化遺産として「スコータイとその周辺の歴史的都市群」「アユタヤ」「バンチェン遺跡」、自然遺産として「トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区」と「ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯」です。名前を聞いてもピンとこないかもしれませんが、それぞれ素晴らしく、ぜひ一度は訪れていただきたい場所ばかりです。現地スタッフがその魅力をご紹介いたします。
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY9,913〜1名参加の場合 1名あたり19,826円
2名以上参加の場合 1名あたり9,913円タイ観光で外せない世界遺産アユタヤの寺院観光と象乗り体験(約10分)をお楽しみいただけます。14世紀半ばから18世紀半ばまで約400年間、アユタヤ王朝の都として栄えた都市アユタヤ。テレビや雑誌でもよく紹介される世界遺産遺跡群として有名です。その主要名所を効率よく観光するツアーです。午前出発か午後出発をお客様のご都合に合わせてお選びいただけます。※象乗り体験は1頭の象に最大2名です。※象に乗らない場合でも返金はございませんので予めご了承ください。
タイには5つの世界遺産
タイには文化遺産が3カ所、自然遺産が2か所の計5カ所、世界遺産として登録されています。
文化遺産はタイ北部の「スコータイとその周辺の歴史的都市群」
バンコクから80km北に位置する「アユタヤ」
そして、タイ東北部の町ウドーン・ターニーにあり紀元前3000年前の遺跡として知られる「バンチェン遺跡」。
自然遺産はミャンマーとの国境に広がる「トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野生生物保護区」
バンコクの北東に広がる「ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯」
の2カ所です。
それぞれタイが世界に誇る素晴らしい遺産です。
それぞれの魅力をご説明しましょう。
タイ族最初の王国を感じる
「スコータイとその周辺の歴史的都市群」
バンコクの北約440kmに位置するのが、タイの歴史の幕開けとなった王朝「スコータイ」朝の古都・スコータイ。タイ族最初の王朝が繁栄した町として知られています。3代目王となったラムカムへーン王は名君として知られ、王の時代には現在のタイの国土とほぼ同じ領土を統治していました。
スコータイの見どころの1つがスコータイ歴史公園です。現在の市の中心から西へ約12km離れたところにある3重の城壁に囲まれた旧市街とその周辺の寺院遺跡です。城壁内には歴史公園で最も大きな寺院のワット・マハータートや、クメール文化の影響を強く受けたワット・シー・サワイ、池に囲まれたワット・サシーなどがあります。
城壁外にはワット・シーチュムがあり、この遺跡にある美しい坐仏像は、スコータイの象徴ともなっています。
もし時間があれば、ラムカムヘーン国立博物館もぜひ。タイでもっともコレクションが豊富な博物館の1つです。
世界遺産に指定されている「スコータイとその周辺の歴史的都市群」は、スコータイ朝の首都だったスコータイのほか、王都に次ぐ第2の都市として栄えた町シー・サッチャ・ナライと、王朝の重要な軍事拠点として栄えたカンペーンペッが含まれます。
シー・サッチャ・ナライはスコータイの北約65kmにあり、当時は歴代王の息子が統治する重要な町でした。陶器の生産でも知られ、その陶器は日本にも運ばれたともいわれております。
アユタヤ王朝へ移行すると、この町は衰退していきましたが、今でも壮麗な寺院の遺跡が多く残され「シー・サッチャ・ナライ歴史公園」として復元されています。
一方、軍事拠点として知られたカンペーンペッは、スコータイの南約80kmに位置する町で、スコータイ、アユタヤ両王朝時代に、敵国ビルマからの侵入を防ぐ要衝として栄えました。カンペーンペッとは「ダイヤモンドの城壁」という意味で、町をぐるりと取り巻く城壁を指しています。
城壁内にはいくつかの寺院遺跡が残り、中でも「ワット・プラケオ」のエメラルド仏は後にバンコクのワット・プラケオに移築されたといわれております。
<スコータイへの行き方>
- 飛行機…スワンナプーム国際空港から、バンコクエアウェイズで直行便(約1時間20分)
- バス…バンコク北ターミナルから約7時間
<シー・サッチャ・ナライ/カンペーンペッへの行き方>
- シー・サッチャ・ナライ…スコータイからバスで約1時間20分
- カンペーンペッ…スコータイからバスで約1時間
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY31,032〜※下記ホテルにご宿泊の方は、お一人様あたり指定の別途追加料金がかかります。
※追加料金は現地ガイドへ現金でお支払いいただきます。
・フォーシーズンズ、タオガーデン、ベランダホテル:1,300バーツ(1名あたり)
・バンヴィマン:1,900バーツ(1名あたり)ユネスコの世界遺産にも登録されたスコータイ遺跡、シーサッチャナライ歴史公園を訪れます。当時の荘厳さを偲ぶ寺院建築の数々、美しい仏像をご覧ください。

スコータイの象徴ともいえるワット・シーチュムの仏像

シー・サッチャ・ナライのワット・チャン・ロム
栄華を極めた古都アユタヤ
バンコクの北80kmに位置するアユタヤは、1351年から約420年間、アユタヤ王朝の都としてタイの中心として栄えた町です。チャオプラヤー川の水運を利用して、ヨーロッパと東南アジアとを結ぶ重要な拠点となり、この地域を代表する国際都市として発展しました。
アユタヤの特徴は、3つの川の流れを引きいれて濠を作り、島のような城塞都市を築きあげたこと。島の中心には王宮寺院(ワット・プラ・シーサンペット)や、巨木の根が絡みつく仏像で知られるワット・マハータートなどがあり、歴史公園として整備されています。公園内にはこのほかさまざまな遺跡があり、見応えがあります。また象に乗って公園内を回るエレファント・ライディングも人気の高いアトラクションの1つです。
島外にもいくつもの寺院遺跡が残されています。また島外にはかつて外国人居留地がいくつも開かれ、日本人町もありました。アユタヤ朝がビルマに滅ぼされた時に多くは破壊されてしまいましたが、今でもその足跡をたどることができます。
<アユタヤへの行き方>
- バス…北ターミナルから1時間半~2時間程度。
- 電車…バンコク・クルンテープ駅から1日35本程度。所要時間1時間半~2時間程度。
タイ古代遺跡に触れるバンチェン遺跡
バンコクから北東へ約560km、ラオスとの国境にもほど近い町 ウドーン・ターニーは、タイ東北部の中心となる町の1つで、その周辺からは先史時代の遺跡が数多く発掘されています。
中でも、紀元前2500~2000年に遡ると言われるバンチェン遺跡は、先史時代の墳墓遺跡で東南アジア地域の高い技術と文明を表すものとして知られています。
当時すでに農耕が営まれていたことがわかる遺跡や、高い製陶技術がうかがわれる土器、そして青銅器なども発掘され東南アジアでも屈指の文明を示すものとして1992年に世界文化遺産に登録されています。
バンチェン遺跡はウドーン・ターニーの東約45kmに位置しています。
埋葬された人骨とともに大量に出土した素焼きの土器は、独特の彩色と文様が施され、その伝統は今も受け継がれています。
<バンチェン遺跡への行き方>
- 飛行機…スワンナプーム国際空港からウドーンターニー行きが1日に数本出ている(タイ国際航空やバンコクエアウェイズ)
ウドーンターニーからは車で約1時間。バンチェン遺跡へ行くなら、空港から車をチャーターすることをおすすめします。
貴重な生物の生存域として保護
トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野生生物保護区
バンコクの北西約350kmに位置する広大な自然保護区で、総面積が6225平方kmあります。インドシナ半島に残された最大の原生林として知られ、「タイ最大で最後の原生林」などと呼ばれています。他に類を見ない生物多様性が維持され、多くの絶滅危惧種が生存していることでも知られています。
カンチャナブリーの郊外に位置するので、この都市から訪れるのが簡単でしょう。個人で行くのはかなり難しいので、できれば現地発ツアーなどを利用することをお勧めします。
<トゥンヤイ・ファイ・カ・ケン野生生物保護区への行き方>
- バンコクから車で約5時間。個人で行くのは難しいのでバンコク発のツアーなどがおすすめです。
ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯
バンコクから約205km北東、東北タイに広がるコラート高原の国立公園群が世界自然遺産に指定されています。カオヤイ国立公園のほか、タップラーン国立公園、バーンシーダー国立公園、タープラヤー国立公園、さらにドンヤイ野生生物保護区に指定されている森林がカンボジア国境付近にまで延びる広大な森林地帯です。
絶滅危惧種を含む800種以上もの生物が生存していると言われる森林地帯ですが、中でもカオヤイ国立公園はリゾートホテルや遊歩道などが整備されており、訪れた人が自然を満喫することができます。
<ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯への行き方>
- バンコクから車で約2時間半。
個人で行かれる際にはバンコクから車をチャーターするのがお勧めです。またバンコク発カオヤイ国立公園ツアーなどの利用も便利です。 - 公共交通機関を利用する場合は…バンコクからナコーンラーチャシーマー行きバスに乗り、パークョン郡で下車。パークチョン・マーケットで国立公園行きロールバスに乗車。
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY9,913〜1名参加の場合 1名あたり19,826円
2名以上参加の場合 1名あたり9,913円タイ観光で外せない世界遺産アユタヤの寺院観光と象乗り体験(約10分)をお楽しみいただけます。14世紀半ばから18世紀半ばまで約400年間、アユタヤ王朝の都として栄えた都市アユタヤ。テレビや雑誌でもよく紹介される世界遺産遺跡群として有名です。その主要名所を効率よく観光するツアーです。午前出発か午後出発をお客様のご都合に合わせてお選びいただけます。※象乗り体験は1頭の象に最大2名です。※象に乗らない場合でも返金はございませんので予めご了承ください。
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY15,516〜1名参加の場合 1名あたり31,032円
2名以上参加の場合 1名あたり15,516円ミャンマー国境に近く、静かで豊かな自然が残る山間の町、カンチャナブリを訪れます。第二次世界大戦当時の捕虜たちの生活を描いた絵、日本軍や捕虜が使っていた武器類などが展示されている戦争博物館と約7,000名の兵士が眠る連合軍墓地を訪れ旧泰緬鉄道に乗車します。昼食後、映画「戦場に架ける橋」で有名になった、クウェー川鉄橋を見学します。
-
オプショナルツアー(現地発着)JPY31,894〜※1台あたりの料金
※施設入場料、食事代、高速代、駐車場代は含まれておりません。
※7:00~22:00の間で最低4時間からのご利用となりますので、4時間以上ご利用の場合、現地にて下記延長料金を頂戴致します。
・郊外 1時間当たり1,850バーツ
・時間外利用追加代金 22:01-06:59AM 1台4,000バーツ専用車で観光したい、そんな方におすすめです。
ご希望の観光場所をお知らせください、日本語ガイド付き専用車でご案内致します。
※発着地はバンコク市内となります。

王宮寺院「ワット・プラ・シーサンペット」

巨木の根がからみつく仏像の「ワット・マハータート」

カオヤイ国立公園入り口
いかがでしたでしょうか?タイには知られざる魅力がまだまだあふれています。
ぜひ一度訪れてみてくださいね。またアユタヤやスコータイへは、現地発のパッケージツアーなども多く販売されています。JTBでもさまざまなツアーをご用意していますのでぜひご検討ください。