台湾 高雄屈指のパワースポット「蓮池潭」徹底解剖


David Shyu

高雄は、南国らしいのんびりした雰囲気があり、高層ビルがひしめく台北とはまた違った魅力のあるところです。台湾で一度は食べてみたい人気デザート、マンゴーかき氷の本場でもあり、特に夏場は、新鮮なとれたてマンゴーが出回る時期。絶品かき氷が味わえるはずです。

そんな高雄を訪れる人が、必ず立ち寄る観光スポットが、今回、ご紹介する「蓮池潭」です。名前の通り、蓮の花が咲く人造湖で、その周辺一帯は、地元の人たちが憩い、観光客でにぎわう公園となっています。もともとは清朝時代の17世紀後半、孔子廟が建てられた時に、廟に面した半円型の池、「?水」として整えられ、蓮の花が植えられたのが由来とか。今でも湖の南側には蓮が群生しており、夏には満開を迎えた花が、よい香りを漂わせています。清国時代には「鳳山八景」の一つに数えられていました。

湖の面積は42ha。南北に1.3km、東西に0.4kmほど広がっており、周囲には遊歩道が整備されています。近隣のレンタサイクルを利用して、自転車で一周するのも気持ちよいでしょう。徒歩で一周する場合の所要時間は、最低でも1時間。また蓮池潭の周辺には、北側の湖畔に立つ孔子廟をはじめ、塔や廟、楼閣、巨大な像など、さまざまな建築物があるので、あちこち見学しながら散策すると2時間ほどかかります。夕方、暗くなってからはライトアップされるので、特に真夏の暑い時期などは、この時間の幻想的な景色を見に出かけるのもおすすめです。

最寄りの駅は、高鉄の「左営駅」。ここから歩いて10分強ほどで公園の南側に到着します。高雄市街地からは、北に10kmほどとなります。

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蓮池潭で絶対に訪れたい幸運スポット、龍虎塔

蓮池潭で最も有名かつ人気の観光スポットが、虎と龍が出入口になった2つの塔、「龍虎塔」です。建設は1976年と比較的、最近のこと。湖の中に、七階建ての2つの塔が隣接して立ち、その間は短い橋でつながっています。出入り口には、極彩色で塗られた虎と龍が、それぞれ大きな口を開けて待っていて、観光客がその中へと入っていきます。一見、テーマパークのアトラクション?といった風情ですが、実はここ、風水のパワースポットとしても知られています。蓮池潭を一周する時間はないけれども、龍虎塔にだけ立ち寄るという方もいらっしゃいます。

龍虎塔でご利益を願うときには、1つだけ、守らなくてはいけない決まり事があります。参観する際は、龍の口から入り、虎の口から出ること。そうすると幸運に恵まれ、悪いことを避けられると言われています。台湾では、十二支の動物のなかで、最も高潔なのが龍、一番、凶悪なのが虎、と考えられており、龍の口から入り、虎の口から出ることで、これまでの自分の悪い行いが清められるのだそうです。

もちろん、龍虎塔を訪れる地元の人々は、皆、必ずこの順序を守っています。もし間違って、虎の口から入ってしまった場合は、もう一度、正しい順序で参観すればよいそうです。

龍と虎がお出迎え!南国の青空には、カラフルな建物がよく映えます。

廟や寺院、巨大な像など台湾文化たっぷり


龍の入り口を入ってすぐのトンネル内には、「二十四孝図」(歴史上の人物24人の善行を紹介した物語)をモチーフにした陶磁器の装飾、「交趾陶」が壁いっぱいに飾られています。また塔内の階段を最上階まで登ると、蓮池潭の美しい景観が眺められます。何しろ広大な蓮池潭をぐるりと一周するには、時間も体力も必要ですが、塔の上から見下ろすと、全体の様子がよく分かるのでおすすめです。もちろん年配の方など、脚力に自信がない場合は、上には登らずに、そのまま虎の口へと進むこともできます。

龍と虎の出入り口は、池を渡るジグザクの橋「九曲橋」で湖岸までつながっており、その先には、きらびやかな建物が見えます。これが保生大帝を祀った道教寺院「慈済宮」です。もともと18世紀初頭に建立されたもので、1960年に現在の場所へ移転しました。ここに祀られている神様はお医者様で、健康や病気からの快復を祈願します。慈済宮では、おみくじの内容も独特。健康面で注意することや、病気の直し方が書いてあります。

蓮池潭の周囲には、そのほかにも、玄天上帝を祀った道教寺院の「元帝廟」、池を見下ろす巨大な玄天上帝像、五公菩薩と関帝(関羽)を祀った寺院の「啓明堂」、その左右に建立された2つの塔「春秋閣」、城壁に囲まれた「旧城」など、さまざまな見どころが点在しています。池の南側にある高雄市物産館では、地元産の食材などが楽しめます。

真夏に塔を登ったり、廟をあちこち参拝して回ると体力を消耗しますが、蓮池潭の敷地内には、冷たい飲み物やスナックを販売しているお店もあちこちあるのでありがたいです。もちろん各種お守りなど売っています。台湾ならではの幸運グッズを、現地でぜひ探してみてください。

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「悪魔は真っすぐにしか進めない」と考えられているため、橋はこの形に。

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David Shyu

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