台湾・台南の魅力、ノスタルジックな街並みとグルメのご紹介
台北からおよそ300km、台湾第2の都市・高雄との間に位置する台南は、17世紀にオランダが統治の拠点として開いた街。そのノスタルジックな街並みと夜市、さらには庶民派グルメで、台湾ローカルの方々だけでなく海外からの観光客にも人気の都市。
2014年夏には、日本のキャラクターデザイン会社「アランジアロンゾ」の、アランジホテルもオープンしたほか、レトロな林百貨店もリニューアルオープンしています。
ノスタルジックな街、台南観光のすすめ
台南には、古い廟や建物が今も残り、ノスタルジックな雰囲気が漂っています。近年はハイテク産業都市としても注目され、ヨーロッパ風の都市づくりと中国文化や建築などと絶妙に混じり合う景色は、台北とはまったく違う魅力を放っています。
台湾で最古の孔子廟のほか、運河沿いの港町、安平には、オランダ統治時代に建てられた城塞跡の安平古堡など歴史のある建築物が豊富です。また郊外には烏山頭ダムなど見所がいろいろあります。台南を訪れるなら、ぜひ一泊してみてはどうでしょう。
また台南の魅力のひとつは、街並みとともに、独自に発展してきた「台南グルメ」にあります。
中国料理中心の台北とは異なり、台南ではオリジナルな台湾料理が食べられますし、オランダ統治時代に伝えられたヨーロッパ風の一皿やスイーツもあります。また熱帯の気候特有のフルーツや野菜も豊富で、魚介類の種類も数多くあります。

こちらは?捲。粉を衣に油で揚げる天ぷらのような食べ物です。

台南で有名な豆花の老舗「安平豆花」

ノスタルジックな街、台南観光のすすめ
そして何と言っても夜市。曜日ごどに開かれる場所が違うので注意が必要ですが、花園夜市は2000坪あまりの広場に数百軒の屋台が集結する台湾南部で最大の夜市で、毎週木曜、土曜、日曜に開催されます。会場には幟がはためき、フリーマーケットのように屋台が並ぶ風景は、台北の夜市とは違った趣きがあり、南部ならではの味に出会えます。
また、日本統治時代に開業し、改装のため閉店していたレトロなデパート、林百貨店も6月にリニューアルオープンしました。台南ゆかりの商品や特産品、台南コーヒーショップなどが並び、お土産物探しや台南グルメを楽しめます。
林百貨店
住所:台南市中西区忠義路二段63號
電話:+886(6)-2213000

花園夜市のにぎわい

ライトアップされた姿が美しい林百貨店
神農街にアランジホテルがオープン
2014年7月に、日本のキャラクターデザイン会社「アランジアロンゾ」の初のホテル「アランジホテル」が台南の神農街にオープンしました。台南で今いちばん人気のある神農街は、路地に古い家々が軒を連ねるエリアで、古民家を改装したカフェやショップなどが並びます。
アランジホテルも古民家を改装して作られた、全4室のこじんまりとしたホテルですが、各部屋アランジアロンゾの人気キャラクターでタイプ分けされています。内装も全部違うので、ファンはもちろんですが子ども連れのファミリー旅行にもぴったりです。1階は「アランジカフェ」になっていて、台湾のアランジファンでいつも賑わっています。台南駅からは車で5分ほどで行けますよ。
アランジホテル(ARANZI HOTEL)
住所:台南市中西區神農街72號
電話:+886(6)-2219836
参考URL:https://www.aranziaronzo.com/shop/hotel.html