【2025年最新】ウブド観光完全ガイド ~ おすすめスポット・モデルコース・魅力を徹底紹介

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バリ子

ウブドの緑豊かな環境に身をゆだね、心身ともにリラックスしたいとバリ島を訪れる人たちが後を絶ちません。ビーチリゾートでありながら、古代の遺跡散策や美術鑑賞、地元の食材を使ったオーガニックカフェやレストランなどを楽しめるところはバリ島の他にそう多くはありません。まさに大人のためのリゾートと言えるのではないでしょうか。

今回は時間を使ってじっくりウブドを楽しめるポイントをご紹介したいと思います。

自然豊かなウブドで、ゆったり休日を過ごしてみませんか。

ウブドで訪れたい観光スポット9選

ウブドおよびその周辺には魅力的な観光スポットが数多く存在します。ここではウブド観光で外せない定番スポットを中心に、自然・文化・アクティビティそれぞれの観点からおすすめを厳選して紹介します。一日では回りきれないほど多彩な見どころがありますので、興味に合わせて旅程を組んでみてください。

ウブドではショッピングもお楽しみのひとつです。ゆっくり巡ってみてくださいね。

ウブド市場


ウブド王宮の目の前に広がるウブド市場は、朝は地元客で賑わう青果・日用品市場。午前遅くからは観光客向けのお土産マーケットに変身します。狭い通路にはカゴバッグやバティック布、銀細工アクセサリー、コーヒー豆など多彩な商品が並び、値段交渉も楽しみの一つです。周辺にはオーガニックコスメやセレクトショップも点在し、女性にも人気です。なお混雑時はスリに注意し、貴重品管理を徹底してください。

ウブド王宮


ウブド中心部のラヤウブド通り沿いにあるウブド王宮は、かつての王族の邸宅で、石造りの門や精巧な彫刻が見どころです。現在も一部が無料公開され、庭園や内部を見学できます。夜はガムラン生演奏によるバリ舞踊公演が開催され、幻想的な雰囲気が楽しめます。

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ウブドの街歩き(モンキーフォレスト通り&周辺)


ウブド散策のメイン通りは、南北に伸びるモンキーフォレスト通りと平行するハノマン通り、これらを結ぶデウィシタ通りの3本。沿道にはアートギャラリーや木彫り雑貨店、ヨガウェアやナチュラルコスメのショップ、個性的なカフェやスパがずらりと並び、散策だけで多彩な発見があります。特にライステラスを望むカフェや、スムージーボウルが人気のヘルシーカフェが点在。夜は店が閉まり落ち着いた雰囲気に変わり、ガムランの音色を聞きながらの散歩もおすすめです。裏通りのデウィシタ通りやゴータマ通りにもおしゃれ店が増えています。暗くなる20~21時までに切り上げると安心です。

モンキーフォレスト


ウブド・モンキーフォレストは、鬱蒼とした森の中に約700匹の野生サルが生息する保護区です。園内には古い寺院が3つあり、ガジュマルの巨木に囲まれた幻想的な雰囲気が魅力です。入口でバナナを購入して餌付け体験が可能ですが、サルに光る物や食べ物を奪われやすいため、貴重品はバッグにしまい、ポケットに物を入れたまま入園しないよう注意が必要です。ウブド王宮から車で5分、徒歩20分ほどでアクセスできます。開園は朝8:30。混雑を避けるなら午前中の訪問がおすすめです。
敷地内には聖水が湧き出る寺院があり、パワースポットでもあります。

テガララン ライステラス

テガラランのライステラス


テガララン・ライステラスはウブド北部に広がる段々畑で、山斜面を利用した伝統的風景が有名。ユネスコ世界遺産です。遊歩道やジャングルスイング、プール付きカフェが点在。所要時間は1~2時間程度で、乾季(4~10月)が写真映えします。テガララン周辺には流しのタクシーが少ないため、カーチャーターやツアーで訪れるのがおすすめです。

ティルタ・ウンプル寺院で沐浴風景

「聖水の寺院」ティルタ・ウンプル寺院で沐浴体験


バリ・ヒンドゥー教のお寺で、「聖水の寺院」として知られているティルタ・ウンプル寺院。10世紀~14世紀に栄えたワルマデワ王朝の遺跡で、この寺の内部には尊い聖水が湧き出る泉があります。2012年には、「パクリサン川流域の棚田の景観」のひとつとして世界遺産に登録されました。この世界遺産スバック水利システムは、ただの水利システムではなく、バリ・ヒンドゥーにおける独自の思想「トリ・ヒタ・カラナ」を根源としたものです。サンスクリット語で「幸せになる三つの要素」という意味で、「人と神の調和」「人と自然の調和」「人と人の調和」の三つが幸せに繋がると考えられているそうですよ。

バリ・ヒンドゥー教の聖地として、敬虔な教徒たちが沐浴と参拝に訪れる場所ですが、バリ・ヒンドゥー教徒でない観光客でも沐浴体験をすることができます。ただし、沐浴には正式な手順と意味があるので、必ずガイドの説明を受けながら行いましょう。

ティルタ・ウンプルにはガイドはいないので、ガイド付きのチャーターカーを利用するか、ティルタ・ウンプルを巡る現地発着のツアーを利用されることをおすすめします。

この泉から湧く水には、無病息災のご利益があるといわれており、参拝の際にペットボトルなどで水を持ち帰る地元の人たちの姿も見られます。

バリ最大の遺跡「グヌン・カウィ遺跡」

渓谷の中に建つバリ最大の遺跡「グヌン・カウィ遺跡」


ティルタ・エンプル寺院を少し北上したところに、バリ最大の遺跡「グヌン・カウィ遺跡」があります。まだ日本人にはあまり馴染みがないようですが、ヨーロッパからの旅行者には人気のスポットとなっています。

割れ門をくぐり寺院への階段を下り、渓谷沿いに歩いていくと、川の向こうに約1000年前に栄えたウダヤナ王国時代の王家の墓が出現します。岩をそのまま切り出して彫ったチャンディ(記念碑)は迫力満点。一見の価値ありです。割れ門から遺跡のある場所まで階段を下っていくのは少し大変ですが、緑の美しいライステラスとその間を流れる小川など、街中にはない絶景を楽しめます。

ゴア・ガジャ


ゴア・ガジャはウブドから車で約15分の11世紀遺跡「象の洞窟」と呼ばれる洞窟寺院です。高さ2mの鬼面レリーフが彫られた入口が圧巻で、内部には小石室やリンガ像が祀られています。洞窟前の沐浴場跡や出土遺物も見どころ。入場時はサロン着用が必要で、見学は約30分で十分です。

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じっくり味わいたい!大人のためのウブドの過ごし方

ここからは、ウブドの文化や雰囲気をたっぷりと体感できるおすすめの過ごし方をご紹介します。

バリ舞踊

バリ舞踊鑑賞(レゴン・ケチャックダンス)


ウブドでは毎晩レゴンダンス、ケチャックダンス、バロンダンスなどの伝統舞踊ショーが楽しめます。代表的な鑑賞場所はウブド王宮(19:30開始、ライトアップが幻想的)や蓮池のサラスワティ寺院、アルマ美術館など。レゴンは優雅な女性群舞、ケチャックは男性の掛け声だけで演じるドラマチックな物語が見どころ。送迎や席取りが心配なら、舞踊鑑賞付き夜間ツアー利用がおすすめです。

プリルキサン美術館

ウブドの美術館めぐり


芸術の都ウブドには、バリ絵画や伝統工芸に触れられる美術館・博物館が点在しています。中でも有名なのがプリ・ルキサン美術館とネカ美術館、そしてアルマ美術館の三館です。それぞれバリ島の伝統絵画から現代アートまで幅広いコレクションを所蔵しており、芸術好きにはたまらないスポットでしょう。

プリ・ルキサン美術館

ウブド王宮近くにあり、バリ絵画の変遷が学べる老舗美術館です。バリ島に初めてできた美術館で、19世紀以降の有名画家の作品が展示されています。静かな庭園も美しく、カフェも併設されています。

ネカ美術館

ブド北部のサンギンガン地区に位置し、バリの伝統芸術はもちろんアジア各国の絵画・彫刻も収蔵する大規模美術館です。日本の東郷青児の作品なども所蔵されています。敷地が広くゆったり鑑賞できます。

アルマ美術館

伝統建築を生かした展示空間で、バリ人画家から欧米アーティストの作品まで幅広く収蔵。ガムラン演奏や舞踊公演、絵画教室などの文化体験プログラムも提供され、庭園内のカフェでゆったりとひと息つくこともできます。

スパ&マッサージで癒し体験


ウブドには熱帯の自然に囲まれた高評価スパが多数あり、ココナッツオイルやハーブを用いた伝統手技「バリニーズマッサージ」で全身をくまなくほぐし、アロマ効果で深いリラクゼーションを得られます。フラワーバスやクリームバス、ストーンマッサージなど多彩なメニューが魅力。郊外の渓谷沿いや高級リゾート内のスパ・アット・マヤウブド、手頃な街中店など用途に合わせて選べ、60分約1,000円~とコスパも良好です。人気店は事前予約が必須で、貴重品管理やマッサージ後の水分補給を忘れずに。

解放感あふれるオープンカフェ。

ゆるゆるとのんびり田園散歩、一休みは人気のカフェで


ウブドの中心地、王宮があるラヤ・ウブド通りから北へ向かう小道をしばらく歩いていくと、昔懐かしい田園風景が広がります。

ジャランカジェンという通りは、しばらく石畳の道が続きますが、それを超えるとあとは土のあぜ道に。一面の田園風景を見渡せます。バックパッカー向けのバンガローやイタリアンレストランもあり、自転車や徒歩で散策する欧米人の姿が目立ちます。

ジャランカジェンより少し西よりにある小道をラヤ・ウブドから北上すると、オーガニックカフェの名店「ワルン・ボダッ・マリア」があります。辺り一面を田んぼに囲まれたオープンエアのカフェは、その開放的でナチュラルなたたずまいに加え、周辺の畑で採れた野菜や果物をふんだんに使った身体に優しいメニューが人気です。

ここに至るあぜみちは車の通行が禁止されており、徒歩かレンタサイクルで来なければならず、ひと汗かいてからの休息がまた心地いいと評判。心と身体にウブドの自然を思いっきり取り入れてみませんか。

ウブドシーズンのベストと気候

バリ島の気候は熱帯モンスーンで、乾季(4~10月)と雨季(11~3月)に分かれます。ウブド観光は雨の少ない乾季が最適で、特に6~8月は平均27℃前後で快適です。雨季でもスコール後の新緑が美しく、2~4月は棚田が見頃となります。服装は日中は軽装、朝晩や冷房対策に羽織物を用意し、寺院参拝時はサロン巻きが必要です。森林エリアでは虫よけ必須です。

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ウブド観光名所へのおすすめ移動手段

ウブドへはデンパサール国際空港から車で約1.5時間。公共交通はなく、タクシーやホテル送迎、事前手配のチャーター車やガイド付きツアーが便利です。中心部は徒歩で散策可能ですが、郊外の寺院や棚田などを巡るには貸切車がマストです。

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ウブド定番観光モデルコースプランをご紹介

8:00 発 ホテル出発(チャーター車)

9:00 ティルタ・ウンプル寺院で沐浴体験

10:30 グヌン・カウィ遺跡探訪

12:00 テガララン棚田の高台カフェでランチ

14:00 ウブド王宮&市場でショッピング

16:00 ホテルへ一旦戻り、スパでリフレッシュ

18:00 早めに軽くディナー

19:30 ウブド王宮のバリ舞踊(レゴン・ケチャック)鑑賞

21:00 ホテル帰着

上記はカーチャーター+日本語ガイド付きプランなら安全・快適に主要スポットを巡れます。
ウブド観光とバリ島の主要な観光スポットを巡りたい方向けのプランもご用意しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

豊かな田園風景の間をぬっての散策。

まとめ|ウブド観光をもっと楽しむコツ

ウブドは、歴史ある寺院や棚田、モンキーフォレスト、夜の伝統舞踊など、多彩な魅力がぎゅっと詰まった“癒しの村”です。徒歩散策だけでなく、ウブド観光モデルコースを日本語ガイド付きのカーチャーターで効率的に回ることで、約8時間のプランでもテガラランの棚田やティルタ・ウンプル寺院をじっくり体験できます。これらを組み合わせて、ぜひあなただけのウブド旅を実現してください。

この記事を書いたレポーター

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