ケアンズの現地スタッフが教える!みどころ観光スポットをご紹介【2023年最新版】

JTBオーストラリア
こあらさん

ケアンズエスプラナードラグーン (Photo:Manon van Os)

ケアンズの観光、現地ツアー、みどころって何があるの?

ケアンズに関する疑問にお応えすべく、現地からのおすすめ情報満載のレポートをお送りします。海外旅行に行くなら、過ごしやすく、大自然とユニークな魅力がいっぱいのケアンズはおすすめです!

ケアンズってどんなところ?知っておきたい観光豆知識

ケアンズは日本から一番近いオーストラリアと言われており、飛行機で約7時間40分で訪れることのできるオーストラリアの窓口とも言える都市です。直行便で羽田(2023年6月28日就航)、成田、関西国際空港からのアクセスが可能で、日本からはほぼ真南に位置しているため、時差も+1時間と時差ぼけをする心配がなく、日本からの旅がしやすい国、州の一つとなっています。

気候は熱帯雨林気候で通年温暖で、夏は湿度が高く冬は乾燥しています。特に12月~3月の真夏の時期は高温多湿でストームやサイクロンなどが発生することも多いです。服装は通年日中は半袖で過ごせる気候ですが、室内や夜間などは季節によって長袖の上着をお持ちいただくのがおすすめです。

ケアンズと言えば自然世界遺産のグレートバリアリーフと熱帯雨林があり、いずれもケアンズ発着のツアーなどで訪れることができます。ダイビングや熱帯雨林散策など、アウトドア派や自然を満喫されたい旅行者の方に通年人気があります。

町の治安が比較的よいのも旅行がしやすい理由の一つです。日中の町歩きや、夜間でも複数人での歩行であれば危険を感じることは少なく過ごすことができます。しかしながら、日本とは治安のレベルが異なるため、置き引きやスリなどには気を付けてお荷物の管理を常にしていただき、夜間はタクシーでの移動をお勧めします。

ケアンズのおすすめビーチをご紹介

ケアンズの町は海に面しているのですが、干潟になっているため遊泳禁止で、市が管理しているプール(ケアンズエスプラナードラグーン)やホテルのプールで泳ぎます。その代わりケアンズのエスプラネード前はマングローブに囲まれた美しい干潟の海になっています。ペリカンなどの鳥や、カニ、トビハゼなどを見ながらの散策が楽しめます。

現地在住スタッフがお勧めするビーチは、以下の3つのビーチです。ビーチへ行きたいと思っている方は必見です!

◆ケアンズから車で約20分トリニティビーチ(Trinity Beach)
穏やかな波で家族連れに人気のスポット。エスプラネード沿いは遊歩道になっていて、散策をしたり、ピクニックをして楽しめます。海を見ながらお食事が楽しめるレストランもあります。

◆トリニティビーチから車で15分・パームコーブ(Palm Cove)
こちらはホテルやレストランなども多くあり、月に一度日曜日にはマーケットの開催もあるので、地元の方だけでなく旅行者も多い町です。名前のとおりヤシの木が印象的なリゾートタウンへはケアンズ市内から公共のバスも出ており、比較的簡単に訪れることができます。

◆さらにさらに北へ1時間ほど・ポートダグラス(Port Douglas)
ポートダグラスには4マイルビーチという4マイル(約6.5km)におよぶ長い長いビーチがあるのが特徴で、海の透明度が高く、天気の良い日の展望台からの眺めが絶景のおすすめスポットです。

ケアンズではクラゲやワニがビーチにやってくる可能性が高いため、遊泳可能かどうか調べた上で安全に海に入るよう注意が必要です。クラゲの時期にはクラゲ除けネットが張られているのでネット内での遊泳が安心です。

ポンツーンと呼ばれる浮島へのツアーがケアンズ発であります。ダイビングをするならポンツーンへ行くツアーがおすすめ。

世界自然遺産の「サンゴ礁」をダイビング・シュノーケリングで|グレートバリアリーフ

グレートバリアリーフ (Great Barrier Reef)」は、オーストラリア東海岸にそって2300kmにおよぶ地球上で最大かつ最も美しいサンゴ礁群と言われ、世界遺産に登録されています。多様なサンゴ礁や1600種類以上の魚類など、世界有数の海洋生物の生息地で、ダイビングツアーや各島のリゾート施設への滞在で、グレートバリアリーフの海を堪能していただけます。ツアーではダイビングの他、シュノーケリング、グラスボトムボート(底がガラスになっている小型のボート)、半潜水艦などから美しい自然を観察するアクテビティが人気です。

世界遺産グレートバリアリーフに浮かぶ島|グリーン島

グリーン島はクイーンズランド州ケアンズから27kmの沖合に浮かぶ島で、国立公園に指定され、自然環境や生態系は保護の対象となっています。ケアンズ港からは船で約50分、日帰りで行くことができ、島内には宿泊施設やレストランなどが充実しています。自然の姿はそのままに、全年齢が楽しめる、長年ケアンズからの日帰り旅行として圧倒的ナンバーワンの人気スポットです。

ほとんどの観光客は、ケアンズやパームコーブなど近隣の町に滞在しながら、日帰りでグリーン島を訪れますが、実は島内には客室50ほどの高級リゾート「グリーンアイランド・リゾート」があり宿泊も可能。いつかは泊まってみたいホテルの一つです。

もともとサンゴが堆積してできた島なので、周辺をふちどるビーチは真っ白、太陽の光を反射してまぶしいほどです。先住民族アボリジニの言い伝えによると、大昔のグリーン島は、現在の4倍ほどの大きさがあったとか。一方、島の中央には青々とした熱帯雨林が茂り、鮮やかなグリーンが周囲の青い海と調和しています。グレート・バリア・リーフのサンゴ礁と、熱帯雨林が両方楽しめるという稀有な条件を満たしている点が、グリーン島の大きな特徴といえます。

グリーン島周辺には、サメ、ウミガメ、カクレクマノミ、ナポレオンフィッシュ、サンゴ礁など、多くの海洋生物が生息しています。ダイビングやシュノーケリングツアーに参加すれば、これらの生き物を間近に観察することができます。

サンゴの砂が積もってできたグリーン島。

落ち着いた南国のビーチリゾートを満喫|パームコーブ

先ほどビーチの紹介でも登場したパームコーブは、宿泊施設も充実しているリゾートタウンです。この辺りはケアンズから車で30分ほどのノーザンビーチエリアと呼ばれています。規模は小さくこじんまりとしていて美しい白砂浜の海辺でゆっくりと過ごしたい落ち着いた雰囲気の町です。

オプショナルツアーもノーザンビーチ発着で参加できるものがたくさんあるので、ケアンズ滞在と変わらずに参加が可能です。

見どころ満載!街ブラでローカルと交流も|エスプラネード・ボードウォーク

エスプラネード・ボードウォーク (Esplanade Boardwalk)」は、ケアンズの象徴的なランドマークの一つです。ケアンズ湾を一望できる2.5kmの散策路で、市民の憩いの場として多目的な広場やアウトドアフィットネスエリアなどが整備され、地元の人々に親しまれています。

エスプラネードから海を背にしてケアンズ市内に進むと、ケアンズ駅までの間にショッピングモールやレストランなどの施設が充実しています。市内の主な交通機関はバスになりますが、ケアンズの町は道路が格子状でわかりやすく、徒歩でも十分お楽しみ頂けるコンパクトサイズ、カフェに立ち寄ったりしながら、市内の観光スポットを回るのもお勧めです。

アスレチックとコアラの抱っこ写真が撮れる動物園のあるケアンズズーム&ワイルドライフドームや、ケアンズ博物館、ケアンズ水族館も市内にあるので、早起きをしてぜひ町歩きをお楽しみ下さい!

ケアンズの世界遺産・熱帯雨林を見に行こう|キュランダ鉄道&スカイレール

ケアンズ駅からキュランダ駅まで全長33kmを走るキュランダ鉄道は、同ルートを1日2往復しています。所要時間は片道2時間弱。もともとは鉱山からの採掘物資をケアンズ港などへ運ぶための鉄道として、1891年に開通しました。レトロな雰囲気、この景色、どこかで見た?という人も多いこの鉄道は人気テレビ番組の車窓として登場もしています。
途中通過するバロン渓谷国立公園では、絶景ポイントの1つになっているバロン滝近くに駅があり、ここで鉄道は一時停車。特に雨天が続いた後のバロン滝はダイナミックで、大自然を体感する景観をお楽しみいただけます。

レトロな雰囲気のキュランダ鉄道

大迫力のバロン滝も見どころの一つ・スカイレールからの景色

ケアンズの人気アクティビティ|おすすめ観光コース

ケアンズではその他に、アサートン高原へのツアー、熱気球、バンジージャンプ、宿泊型のダイビングコース、ゴルフなど様々なアクティビティが楽しめます。レンタカーを利用してご自身で参加される方の他、現地のツアーでもゆったり参加できるので、アクティブ派、ゆっくり派、そしてご家族連れにも人気があり、通年旅行者が途切れることがありません。何日の日程で、どんな風に過ごしたいかをイメージしてコースを考えるとよいかもしれません。

<< 3日間の日程におススメのコース >>
【到着日】 朝に到着する便なら、そのままグリーン島へ行ってみるのはどうでしょうか?島内で南国を感じながらゆったり過ごして、旅の疲れをいやしてからホテルへ向かいます。

【二日目】 一番アクティブに過ごすのがおすすめ。郊外へ足を延ばして、キュランダの一日ツアーや、ダイビングツアーの参加、アサートン高原やモスマン渓谷へのツアーはいかがでしょうか。もっとアクティブに楽しみたい方にはバンジージャンプやラフティングなどもあります。

【三日目】 最終日はお土産購入や、市内の水族館、動物園で最後のひと時を楽しんではいかがでしょうか。午前のみ、午後のみのツアーもあるので、半日ツアーと市内散策+ショッピングで旅の最終日をお楽しみください。

ケアンズでオーストラリアの食を食べつくす!ユニークなメニューに挑戦してみよう

移民が多いオーストラリアだからこその多国籍料理と、オーストラリアならではのユニークな食材を使用した料理は是非トライしていただきたい体験の一つです。ケアンズではワニ肉、カンガルー肉、マッドクラブなどオーストラリア産のここでしか食べられないメニューをいただけるレストランもあります。また、定番のメニューですが海辺でフィッシュアンドチップスはお勧め、そしてボリューム満点のジェラートはケアンズの気候にもピッタリ。日本にはないフレーバーを楽しめるかもしれません。
フィッシュアンドチップスに並びオーストラリアでどこでも手に入るのがミートパイ。アンガスビーフを使用したお肉感たっぷりのミートパイは一つでお腹がいっぱいになるくらいのボリュームです。最後に、ビール好きの方には是非オーストラリアの地ビール(クラフトビール)を。各地に様々なテイストがあるのでご自身の好きなビール探しもおススメです。

ケアンズでお買い物をするならここ!人気のショッピングスポット

ショッピングやお土産を購入するなら、ケアンズナイトマーケットが定番のおすすめスポット。ケアンズらしいアイテムやオーストラリアと言えばというようなお土産が手に入ります。たくさんのお店がならんでいるのもお祭りのようで、楽しい雰囲気が味わえます。

ケアンズ市内のお勧めショッピングスポットは、大型ショッピングセンターのケアンズ・セントラル・ショッピング・センター。170ものお店が並ぶショッピングセンター内にはマイヤー(Myer)というオーストラリア全土にあるデパートを始め、Kマートやウールワース、コールスといった日用品、食品が手に入る庶民的な大型店までありとても充実しています。

お土産でおすすめなのはケアンズが産地のマカダミアナッツや、ケアンズ近郊のアサートン高原産のはちみつ、オーストラリア産のハーブや植物を使用した固形石鹸などがお勧めです。またオーストラリアはチョコレートやクッキーなどのお菓子も種類が豊富ですので、渡す人に合わせて選んでみるのも楽しいですね。その他サーフショップでオーストラリアンブランドのファッショングッズなどもおススメです。

ケアンズ唯一のカジノで楽しむ大人の時間

「プルマンリーフ・ホテル・カジノ (Pullman Reef Hotel Casino)」では、カジノやレストラン、バー、スパ、プールなどの施設を併設している複合施設で、ラグジュアリーかつトロピカルなホテルです。
カジノでは、ブラックジャック、ポーカー、ルーレットなどのテーブルゲームや、スロットマシンなどもあり、大人の遊びとして人気があります。

ドレスコードは一応はあるものの、南国のカジノらしくややカジュアルで初めての人でも入りやすいので旅行で行ってみるのにぴったりのカジノです。レストランやバーでお食事やカクテルを楽しみに行くのもおススメです。

ケアンズを遊びつくそう!海外オプショナルツアーならJTB

6月28日よりヴァージン・オーストラリア航空が羽田/ケアンズ間に就航いたします。より便利になったケアンズを観光するならぜひMystyleのパッケージツアーや、オプショナルツアーをご利用ください。

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