オーストラリアの年末年始の過ごし方!気候や服装、営業時間も
クリスマス休暇は、オーストラリアでは1年間で最大のホリデーシーズンです。学校は12月中旬に学年末を迎え、長い長い“夏”休みに突入。州によって期間は若干、異なりますが、このスクールホリデーはクリスマス、年末年始を挟んで約10週間も続くので、多くの家庭がこの時期に旅行やイベントの計画を立てます。
メインイベントは、何と言ってもクリスマス。11月に入ると、街中あちこちにクリスマスツリーやデコレーションが出始め、週末には、ショッピングセンターなどで、サンタクロースと一緒に写真撮影できる特設コーナーが設けられます。いざ、クリスマス商戦の始まりです!
量販店では、大きなクリスマスツリーや飾り、おもちゃ、リボンや包装紙などのラッピンググッズ(オーストラリアではお店ではなく、自分でラッピングするのが一般的です)、お菓子など、クリスマスに関する商品がずらりと並びます。見ているだけで楽しくなるので、是非ショッピングセンターに足を運んでみてはいかがでしょうか。
12月に入ると、企業もクリスマスムードになり、なんとクリスマス前に、仕事収めになる会社もあるほど。オーストラリアのクリスマスは、日本でいうお正月休みのような位置づけとなっているのです。さて、地元の人々は、どのようにクリスマス、年末年始を過ごしているのでしょうか。
クリスマスの過ごし方
慌ただしいクリスマスの買い物や、ドライフルーツをブランデーなどに漬け込んで作るクリスマスプディングの下ごしらえが終わり、全ての準備が整った24日のクリスマスイブは、教会に出掛けてお祈りをし、自宅や親戚の家で、のんびりと過ごす人が多いです。日本のクリスマスイブのイメージとはだいぶ違いますが、キリスト教徒の多いオーストラリアでは、イブはイエス・キリストの生誕を祝い、家族や親族との時間を過ごす大切な日なのです。
そして25日のクリスマスデーは、子供達にとって、待ちに待ったプレゼントを開ける日です。オーストラリアでは、親戚、友達、そしてパパママ、最後にはサンタクロースからのプレゼントが、12月の初め頃から次々と送られてきて、それをクリスマスツリーの下にどんどん置いていき、届いたクリスマスカードは部屋に飾ります。しかし、プレゼントはクスマスデーの朝まで、開けることはできません。小さな子供達にとっては拷問のようですが、毎日、指折り数えて“その日”が来るのを待ち続けます。
ですからクリスマスデーの朝は、子供たちはパジャマのまま飛び起きて、クリスマスツリーに一目散。こうしてクリスマスデーの午前中はプレゼントを開けてゆっくりと過ごします。ランチやディナーはターキーやご馳走でクリスマスのお祝いです。親しい友達などを招待して、家族で賑やかに過ごします。大人どうしも、ちょっとした手作りの品などのプレゼントを贈り合います。
真夏のオーストラリアではBBQを家族でしたり冷たいハムやエビ、サラダなどの冷製のメニューも一般的です。またお店なども閉まっていることが多いので家族で海へ泳ぎに行くのも定番です。
日本では聞きなれない「12月26日=ボクシングデー」とは?
クリスマスデーの翌日、12月26日は祝日で、「ボクシングデー」と呼ばれています。ボクシングといってもスポーツのことではありません。歴史は古く、名前の由来は諸説ありますが、「プレゼントの箱=ボックス」を開ける日ということから“ボクシング”と呼ばれるようになったとのこと。この日のお楽しみは、1年に1度の大バーゲン。クリスマス前には、家族や友人のための贈り物の品々を買い、クリスマスが終わったら、自分用に欲しかったものを安くゲットする、という感じでしょうか。
ボクシングデーには、朝早く起きて、はりきってデパートへ出かける人の姿が多くみられます。普段から割引価格のアウトレットなども、さらに値下げしています。かなり混雑する場所もありますが、オーストラリア版大バーゲンセールを是非、体験してください。大特価でのお買い物の絶好のチャンスです。
ここが違う!オーストラリアの大晦日、元旦
いよいよ1年の締めくくり、12月31日。とはいえ、クリスマスがお正月休みのような位置づけになるオーストラリアでは、大晦日は祝日ではなく、平日の扱いとなります。勤務時間を短縮したり、お休みになる会社もありますが、いたって変わらない普通の1日を過ごす人も多くいます。ただし、夜のカウントダウンはやはり特別。特にシドニーでは、夕方近くになると盛大に行われるカウントダウン花火に合わせてハーバーブリッジやオペラハウス周辺に人が多く集まり始め、街中がお祭りムードに包まれます。紅白歌合戦や除夜の鐘はありませんが、その代わりに、友達と集まってパーティーをしながらクラッカーや花火などで賑やかに新年を迎えるのが、オージー流。シドニーで年末年始を過ごす方は、是非カウントダウン花火と人々の熱気を体感してみてください。
日付が変わり、1月1日。元旦のこの日は、前日の深夜までの賑わいが嘘のように静かな1日となります。元旦は祝日になっていて、お店やレストランも大半は休業。クリスマスや大晦日で大忙しだった疲れをゆっくりと癒します。どのようにゆっくり過ごすかというと、さすがは真夏のオーストラリア。ピクニックセットをもってビーチへ繰り出します。あるいは公園でBBQをしたり、家でゆっくりスポーツ観戦をしたりします。ちなみに、お正月のための装飾は特になく、1月に入っても、しばらくはクリスマスのデコレーションがそのまま飾られているので、不思議な感覚に陥りますよ。
気になる年末年始の気候と服装
そしてこの時期、南半球のオーストラリアは夏真っ盛り。
とても暑いです。日中は陽射しが強く、気温も高くなりますので、日焼け対策は万全に。紫外線量は日本の約7倍と言われているのでこまめに塗り直し日焼けがひどくならないようご注意ください。しかし、朝晩は気温がぐっと下がることもあり、また室内や電車、バスなどの乗り物内は冷房が強い場合がありますので、長袖の羽織りものは必需品です。主な観光地別の気温は以下の通り。
ケアンズ:平均気温は最低23度前後、最高31度前後。突然の通り雨が多く、湿度も高くなります。
エアーズロック:平均気温は最低15~19度前後、最高35度前後。朝晩の寒暖の差が激しく、日中は大変暑くなります。
ゴールドコースト:平均気温は最低20度前後、最高25~27度前後。
シドニー:平均気温は最低18度前後、最高27~30度前後。日射しが強く、乾燥しているので、こまめに水分補給をしてください。
日焼け止めはスーパーマーケットの衛生品のコーナーや、「ファーマシー(Pharmacy)」「ケミスト(Chemist)」と書かれたドラッグストアで手に入ります。
年末年始の営業時間にも、ご注意を
2023年年末年始カレンダー
12月22日 金曜日・平日
12月23日~24日 土日・通常の週末
12月25日 月曜日・祝日 ※ほぼ通常営業だが、飲食店は休業または特別メニューに変更あり。ツアーは不催行が多い
12月26日 火曜日・祝日 ※ショッピングセンターやデパートは営業 飲食店は休業も多い
12月27日~29日 平日 ※カフェや小売店は年末のお休み入るところもあり。
12月30~31日 土日・通常の週末 ※但し、大晦日は休業する飲食店や、特別メニューのみの店もあり
1月1日 月曜日 祝日 ※ほとんどの店舗、飲食店が休業。ツアーも一部不催行
1月2日~ 平日
夏の休暇シーズンまっさかりのオーストラリアを楽しむのに、おすすめの現地発着ツアーはこちら。
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オプショナルツアー(現地発着)JPY13,018〜※価格は予告無く変更になる場合がございます期間: ~2024-03-31ケアンズから高速艇で約50分のオーストラリア常夏の楽園グリーン島へ行く1日ツアー。6000年の時をかけて珊瑚が積もってできた白砂のビーチと遠浅の海に囲まれた島をシュノーケリングとガラスの船底から海中を観察するグラスボトムボート乗船付きで楽しめます。リゾートプールもご利用でき、子供から大人まで安心して楽しめる施設になっているので通年人気のスポットです。
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オプショナルツアー(現地発着)JPY19,898〜※価格は予告無く変更になる場合がございます期間: ~2024-03-31世界3大美港であるシドニー湾をナイトクルージング。
お食事を楽しみながら、ライブミュージック(土曜&日曜限定)とシドニーハーバーの美しい夜景も堪能できるデラックスプランです。
お料理はシーフードやステーキなど贅沢な6コース。
マッチングワイン付きはオーストラリアを代表するワイナリー「ペンフォールズ」のマッチングワイン付きディナーで、ビールやウィスキーなどのアルコール、ソフトドリンクの飲み放題もついています。
窓際のお席確約ですので、間近に迫るオペラハウスやハーバーブリッジを存分にお楽しみいただけます。
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オプショナルツアー(現地発着)JPY17,667〜※価格は予告無く変更になる場合がございます期間: ~2024-03-31ゴールドコースト発着、コアラやカンガルーなどの野生動物探検と世界遺産ナチュラルブリッジ国立公園で神秘の輝きを放つ土ボタルを鑑賞するオーストラリアならではの半日ツアーです。夕食はチキンパルミジャーノ(チキンカツにトマトソースとチーズがかかったもの)かフィッシュアンドチップスをお選びいただけます。ツアーのしめくくりは、満天の星空で南十字星など、日本では見ることができない星を鑑賞していただきます(晴天時のみ)。午後出発のツアーですので、到着日にもご参加いただけます。