サステナビリティとはどういう意味?サステナブルツーリズムとは何?
サステナビリティ(Sustainability)とは、持続可能な社会を目指す考え方。
将来の世代がそのニーズを満たす能力を損なうことなく、現在の世代のニーズを満たすことを目指します。
その歴史は長く、1987年の国連「ブルントラント報告書」で示されました。
各国ではこれに基づき、環境・社会・経済のバランスを取りながら、長期的に持続可能な社会を築くための取組が行われています。
一方、サステナブルツーリズム(Sustinable Tourism)とは、観光がもたらす環境・社会・経済への影響を総合的に考慮し、地域社会とともに長期的に発展していく観光のあり方のこと。サステナビリティという概念を、観光の分野に落とし込んだ内容といえますね。
国連世界観光機関(UN Tourism)では、下記のように定義されています。
国連世界観光機関(UN Tourism)による『サステナブルツーリズム』の定義
訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティーのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光のこと。
サステナブルな旅は誰でもできる!今日からできるアイデアをご紹介
「こういう考え方が当たり前になるのは良さそうだけど、自分には関係なさそう…」
「こういうことって、企業がやるものでしょ?」
と思った方、そんなことはありません!
持続可能な観光を実現するためには、旅行会社や宿泊施設、地域の事業者の力だけではなく、旅行者のみなさんおひとりおひとりの力が重要なんですよ。
実は、サステナブルな旅の本質は、とてもシンプル!
旅行者にとっては「旅行先や地域に住む方々への思いやりを持って旅をすること」こそが、大事なポイントなのです。
この記事では、旅行者ひとりひとりができる、“いつもの旅”をサステナブルに進化させるコツをご紹介します!
【1】混雑しない時期や時間に旅をする
1つ目のコツは、混雑する時期や時間を避けて、ゆったり過ごせる時間を選ぶということ。
混雑時期の旅行は、
「どこもかしこも混んでいて、あまり観光が楽しめなかった」
「ごはんを食べるのにも、いちいち並んでばかりで大変!」
など、旅行者の満足度を下げてしまうことがあります。
また、旅行時期をずらして混雑を緩和することは、その地域の生活環境――日常を守ることにもつながります。
【2】サステナブルな取組をしている宿泊施設を選ぶ
2つ目のコツは、サステナブルな取組をしている宿泊施設を選ぶということ。
どうせどこかに泊まるなら、少しでも地球や地域に配慮した施設がいいと思いませんか?実はホテルや旅館などの宿泊施設では、サステナブルな取組が積極的に行われているんです。
地域文化の継承、経済活性化への貢献、環境への負荷軽減など取組も様々。「この取組いいな!」と共感できる施設を選ぶのもいいですね。
JTB公式サイトでは、サステナビリティへの取組をしている国内の宿泊施設まとめてご紹介。各施設の取組は、宿泊施設名をご選択いただくと、<サステナビリティへの取組>として表示されます。ぜひチェックしてみてくださいね!
【3】ゆったり滞在で、地域の魅力を深く味わう
3つ目のコツは、長めの滞在でその土地をより深く感じてみるということ。
長期で滞在してみると、短期の旅行では気づかないような地域の文化や生活に出会うことが多々あります。また、地域の人々とのつながりを深める機会も増えることでしょう。
宿泊施設によっては、連泊・長期滞在におすすめのプランをご用意しているところも。あえて食事がついていないプランを選んで、地元のレストランやカフェ、スーパーなどを巡ってみるのも楽しそうですね。地元グルメを味わえて、地域経済の潤いにも繋がるなんて、まさにwin-winです!
【4】自然に触れる体験に参加する
4つ目のコツは、その土地ならではの自然に触れる体験をするということ。
地域ならではの自然を体験することは、旅先でのリフレッシュに繋がります。
またガイド付きのツアーに参加することで、その土地ならではの魅力をより深く知ることができるはず。ツアーに参加することで、”自然保護の大切さ”を自分ごととして実感することができるでしょう。
【5】伝統に触れる体験に参加する
5つ目のコツは、その土地ならではの伝統に触れる体験をするということ。
例えば、このような体験が挙げられます。
・伝統工芸制作を体験してみる
・地域に伝わる伝統芸能を鑑賞してみる
・各地のお祭りに参加して、その土地の文化を体感する
伝統に触れる体験は、旅先だからこそできるとっておきのリアルな体験です!
もちろん「体験の時間までは取れない…」というケースもありますよね。
そんな時は、その土地で作られたお土産を選ぶという方法もおすすめ!家にかえってからも、その土地の文化・伝統を味わうことができるでしょう。
こうした行動は、地域にとっても文化の継承や経済活性化につながります。
【6】地産地消を意識する・地域の食材や名産品を味わう
6つ目のコツは、地産地消を意識して、その土地の食材や名産品を味わうということ。
地産地消とは、その地域で生産したものをその地域で消費すること。旅行先やレストランなどでも『地産地消』という言葉を見かけることも増えましたね!その地域で消費するということは、より新鮮な食材が味わえるということ。嬉しい限りです!
ちなみに旅行者が地域の食材や名産品を食べることは、
・地元の農業や漁業を支えることに貢献できる
・食材の輸送距離が短く済むので、輸送により発生するCO2の排出量を抑えられる
というように、地域にもメリットをもたらす行動なんですよ。
フードロスを減らす意識も忘れずに!
ただし、ここで注意しなければならないのは『フードロス(食品ロス)』という観点です。あれもこれも注文して、食べ残しが増えてしまうのでは本末転倒です。
何も、一度の旅行で無理して食べる必要はないのです。「これも食べたいけど…いまはお腹いっぱいだから、今度来た時のお楽しみにしよう!」と意識を変え、食事の量を調節することも大切です。食材の無駄や廃棄物を減らすことは、環境の負荷を減らすことにもつながります。
【7】環境に配慮した交通手段を選ぶ
7つ目のコツは、環境に配慮した交通手段を選ぶということ。
基本的に旅行には「移動」が伴います。しかし多くの場合、「移動」によってCO2(二酸化炭素)が排出されてしまうのです。地球温暖化を防ぐためにも、CO2排出量の少ない移動手段を選ぶことが大切です。
地球環境に配慮した移動手段のとその効果(一例)
・短い距離は徒歩で移動する
・自転車をレンタルして観光する
⇒ 基本的にCO2を排出しない&健康に良い
・長い移動にはバスや電車など、公共交通機関を利用する
⇒ 一人当たりのCO2の排出量を抑制することができる
【8】シーツやタオルの交換は最小限にする
8つ目のコツは、宿泊の際のシーツやタオルなどの交換を最小限にするということ。
シーツやタオルなどの洗濯は、水や電気の使用を増やし、洗剤による環境負荷を高めるリスクがあります。
・シーツなどのリネンは、なるべく汚さないように使う
・使用後のタオルは、きちんと干して乾かす
・寝巻やパジャマは持参する
など、ちょっと意識を変えるだけで行動も変えられるはず!試してみてくださいね。
滞在中も「水」や「電気」を大切に!
いまでは当たり前となっている「節水」「節電」ですが、旅行中も心掛けていますか?旅の疲れから、ついついシャワーを出しっぱなしにしてしまったり、使わない部屋の電気をつけっぱなしにしてしまうこともあるのでは?
日常生活と同じように、旅行中も小さな行動の積み重ねを大切に…
節水や節電を心がけていきたいですね!
【9】マイバッグ・マイボトルなどを持参する
最後のコツは、マイバッグやマイボトル・マイ歯ブラシなど『マイ○○』を持参するということ。
日常生活でも当たり前になってきた行動ですが、旅行中もぜひ意識してみましょう。使い捨て商品の利用を抑えることは、廃棄物を減らし、自然環境の保護に繋がります。
マイカップ・マイボトル利用者向けサービス(オプション)を活用しよう
JTBでは、マイカップ・マイボトル利用者向けのオプションサービスとして『マイカップ・マイボトル de 旅グルメ』を展開中!
旅先でリユース可能なカップやボトルなどを提示すると、試食・試飲が楽しめます。環境に配慮しながら、自分にもお得な嬉しいサービス、ぜひ活用してくださいね!
※国内旅行向けのオプションサービスです。対象エリア・施設は詳細よりご確認ください。
※ご利用には各種条件等があります。必ず事前に詳細ページをご確認ください。
まとめ
あなたの旅をサステナブルにするためのアイデア集、いかがでしたか?
今回挙げた9つのコツ、すべてをいきなり実践する必要はありません。まず「これならできるかも!」ということから、ぜひ取り組んでみて下さい。
また、JTB公式サイトでは『サステナブルツーリズム』の特集ページを展開中。ここでは紹介しきれなかったサステナブルな旅のアイデアやプラン、サポート情報をまとめてご紹介しています。
ちょっとでも興味をお持ちいただけたのであれば、嬉しいです!ぜひ特集ページもチェックしてみてくださいね!