湯河原温泉の魅力
首都圏から行きやすい湯河原温泉の本当の魅力をご存知ですか。
まず、お湯がいい。
湯河原は源泉100本を保有し、その泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉。とろとろとしたお湯は手のひらで転がすと躍るようです。
私はいつも「化粧水のような温泉」と伝えています。
おんやど恵の「本館スイートルーム」
その上、30年に渡り、数千組もの車いすユーザーやそのご家族を受け入れてきた宿「おんやど恵」があります。
バリアフリー化のため、幾重もの改修をし、受け入れの工夫をしてきました。
そうした経験値が結実したお部屋が「本館スイートルーム」です。
和洋室とプライベートダイニングルームがあり、源泉が注がれる内湯が付く、58㎡の広いお部屋です。
客室の入り口には折りたたみいすを常設し、座って靴を脱いだり履いたりができます。
和室の押し入れには、タイヤカバーを装着した車いすが入っており、これに乗り換えれば畳を傷つけずに、和室でも車いすを利用できます。
130cm幅のセミダブルベッドを2台並べたベッドルームもあります。
内風呂は湯船のへりが幅広く設計されているので、車いすユーザーもいったん、このへりに腰かけてから温泉に入ることができます。
便利な備品も多数ありますので、お問い合わせください。
詳しい情報は「おんやど恵」のホームページをご覧ください。
車いすユーザーにとって本当に欲しい情報が記されています。
こうした的確な情報発信こそ、宿の受け入れ体制が万全であることの証です。
山崎まゆみさんのプロフィール紹介
山崎まゆみ 温泉エッセイスト・跡見学園女子大学兼任講師(観光温泉学・観光取材学)
現在33カ国の温泉を訪問。観光庁や地方自治体の観光政策会議に有識者として多数参画。
ユニバーサルツーリズムについての活動は、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部事務局「ユニバーサルデザイン2020評価会議」、観光庁「ユニバーサルツーリズム促進事業」など、様々な委員を歴任。
NHKラジオ深夜便で「バリアフリーで温泉を楽しむ」に出演中(毎月第4水曜日)
東京新聞で「バリアフリーで行こう!」連載中(毎月第2・4水曜日掲載)
著作には『行ってみようよ! 親孝行温泉』は「バリアフリー温泉で家族旅行」のシリーズ第3弾。この他、温泉や旅にまつわる書籍『宿帳が語る昭和100年』など多数。
4月8日には新刊『おいしいひとり温泉はやめられない』(河出文庫)を発売。
本連載は、月に1回、各地を取材し、環境整備をお手伝いしてきた私が、親孝行温泉・三世代・四世代旅行をお考えの読者の皆さんに、とっておきな温泉地や宿をご案内していきます。