【連載第16回】湯の沢温泉 時の宿すみれ 山形県│親孝行温泉・三世代旅行におすすめ宿

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「森と風の湯」
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公開日:2026.06.23
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更新日:2026.06.23
米沢牛フルコースをいただける「美食の宿」
温泉エッセイスト 山崎まゆみさん
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「おふたりさま専用の宿」

「時の宿 すみれ」の外観
山形県米沢市にある「時の宿 すみれ」は、湯の沢(ゆのさわ)温泉で1軒のみの宿で、「おふたりさま専用 10組限定」の宿です。 コンセプトの「おふたりさま専用の宿」は、一見、お客を絞っているように感じますが、むしろ選ばれやすく、根強いファンがついています。滞在中はカップルやご夫婦、母と娘など、それぞれの2人が楽しそうに過ごす姿を見かけました。 自然に恵まれた広大な敷地に建っており、玄関からロビーに入ると、深い茶色をベースにした木造の設えで、ほっと落ち着きます。ロビーの目の前の庭がまるで館内にまで広がっているかのように感じるのは、大きな窓で、庭の景観を取り入れているからです。

米沢牛のフルコース

「大とろポワレのにぎり」
宿の母体となっているのが米沢牛専門店「黄木(おうき)」です。 牛肉を丸ごと1頭分仕入れることができ、「すみれ」の夕食は米沢牛のフルコース。牛のさまざまな部位を多彩に調理し、飽きさせずに愉しませてくれます。 通年味わえる「大とろポワレのにぎり」は、ほぼレア状態で握ってあるため、牛肉の上質な甘みと脂が口いっぱいに広がります。「とも三角のすみれ漬焼き」は秘伝のたれに漬けこんだものです。 米沢近郊の酒蔵やワイナリーが作る、地酒やワインが揃うセラーも完備しています。
米沢牛の料理
完全なバリアフリー宿ではありませんが、段差がなくて車いすが入るのに十分な広さの客室「みすず」が特に利用しやすいです。トイレも車いすのまま入ることができ、大きな窓からは緑が広がり、とても快適な客室です。 半露天の貸切風呂は2つあり、予約・料金ともに不要。空いていれば気軽に入れます。 「1,2キロ離れた山の中腹に湧く源泉から引いた単純温泉で、昔から傷にいいって言われているんですよ」と、女将の黄木綾子女将が教えてくれました。 すぐ先を流れる湯の川をのんびり眺め、お湯に出たり入ったりしてください。
山崎まゆみさんのプロフィール紹介
山崎まゆみ 温泉エッセイスト・跡見学園女子大学兼任講師(観光温泉学・観光取材学) 現在33カ国の温泉を訪問。観光庁や地方自治体の観光政策会議に有識者として多数参画。 ユニバーサルツーリズムについての活動は、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部事務局「ユニバーサルデザイン2020評価会議」、観光庁「ユニバーサルツーリズム促進事業」など、様々な委員を歴任。 NHKラジオ深夜便で「バリアフリーで温泉を楽しむ」に出演中(毎月第4水曜日) 東京新聞で「バリアフリーで行こう!」連載中(毎月第2・4水曜日掲載) 著作には『行ってみようよ! 親孝行温泉』は「バリアフリー温泉で家族旅行」のシリーズ第3弾。この他、温泉や旅にまつわる書籍『宿帳が語る昭和100年』など多数。 4月8日には新刊『おいしいひとり温泉はやめられない』(河出文庫)が発売。
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