【連載記事14回】湯原温泉 八景 岡山県|親孝行温泉・三世代旅行におすすめ宿

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バリアフリースイート
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公開日:2026.05.11
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更新日:2026.05.11
本連載は、月に1回、各地を取材し、環境整備をお手伝いしてきた私が、親孝行温泉・三世代・四世代旅行をお考えの読者の皆さんに、とっておきな温泉地や宿をご案内していきます。
温泉エッセイスト 山崎 まゆみ
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施設外観

魅力的なスイートルーム

バリアフリースイート
バリアフリースイート
岡山県湯原温泉「八景」のフロントロビーの大きな窓からは、目の前の川でフライフィッシングをする釣り人の姿と湯原名物・混浴露天風呂「砂湯」が眺められます。 ここでのびやかに、ご自身も楽しみながら女将をされているのが上塩浩子さんです。 「八景」は声高にバリアフリーを謳っていません。 全ては上塩さんの「お客様と一緒に年を重ねていきたいんですよ。足腰弱くなったから来ていただけないなんて、寂しいじゃないですか」という考え方によります。 バリアフリースイートは50㎡の広さに、リクライニング式のベッド1台と通常のベッド1台。加えて布団が2~3枚敷ける3畳の小あがりがあるので収容人数は5名程。リビングのテーブルいすで食事もできます。浴場の湯船には着脱式の手すりも設置されています。 「この部屋にしか泊まれないと全国からお客さんが来られますよ」と上塩さん。

バリアフリー対応貸切風呂「えがおの湯」

バリアフリー対応貸切風呂「えがおの湯」
貸切風呂は2ヶ所あり、3階エレベーター前の「えがおの湯」はバリアフリー対応。脱衣所や湯船まで車いすのまま入ることができます。湯船にはリフトがセットされており、リフトに移乗すれば、電動で温泉の中に入れる仕組みです。 「身体の不自由な方は1度、温泉に入っただけでも喜ばれますが、リフトがあると介助する方も楽ですので、『2度入れた~、涙が出てきそう』って本当に喜んでいただけるんです。介助する方もされる方も笑顔になって欲しくて『えがおの湯』って名付けました」と上塩さんも笑みを浮かべます。

料理自慢の「八景」

山里会席
料理自慢の「八景」で、私は野菜の炊き合わせが好きです。野菜を中心とした優しい味付けは、高齢者にも好評で、みなさん完食されます。また事前に相談すれば刻み食への対応もしてくれます。
野菜炊合せ
山崎まゆみさんのプロフィール紹介
山崎まゆみ 温泉エッセイスト・跡見学園女子大学兼任講師(観光温泉学・観光取材学) 現在33カ国の温泉を訪問。観光庁や地方自治体の観光政策会議に有識者として多数参画。 ユニバーサルツーリズムについての活動は、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部事務局「ユニバーサルデザイン2020評価会議」、観光庁「ユニバーサルツーリズム促進事業」など、様々な委員を歴任。 NHKラジオ深夜便で「バリアフリーで温泉を楽しむ」に出演中(毎月第4水曜日) 東京新聞で「バリアフリーで行こう!」連載中(毎月第2・4水曜日掲載) 著作には『行ってみようよ! 親孝行温泉』は「バリアフリー温泉で家族旅行」のシリーズ第3弾。この他、温泉や旅にまつわる書籍『宿帳が語る昭和100年』など多数。 4月8日には新刊『おいしいひとり温泉はやめられない』(河出文庫)を発売。
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