世界遺産エアーズロック(ウルル)の登頂、2019年秋から禁止へ
エアーズロック(ウルル)には、世界中から年間30万人ほどの観光客がやってきますが、この一帯はもともと先住民族アボリジニにとって聖なる場所であり、現在も、アボリジニのアナング族が所有。先住民の人々は、観光客が大騒ぎしながらエアーズロック(ウルル)を登ることに、以前から不快感を示していました。エアーズロック(ウルル)登山の禁止は、2009年にも検討されていましたが、この時は最終的な意見の合意までには至りませんでした。
しかし昨今、オーストラリア政府の観光当局の間で、先住民族文化を国の貴重な観光資源として、大切に継承していこうという機運が高まっていること、滑りやすい岩肌を進むエアーズロック(ウルル)登頂では死亡事故も発生するなど、かねてから安全性が懸念されてきたこと等も、今回の決定の背景にあるようです。
こうしたなか、昨年11月、ウルル・カタジュタ国立公園を管理するアボリジニや政府関係者の運営協議会は、満場一致で登山禁止を決定しました。 残念ながらエアーズロック(ウルル)頂上に登ることができる期間は、あと少しになってしまいますが、空からエアーズロック(ウルル)を眺める遊覧ツアーや、ラクダで周辺を散策するツアーなど、エアーズロック(ウルル)の楽しみ方は、実はとても選択肢が豊富ですので、どうぞご期待ください。 そして現地を訪れる際には、どうぞ先住民族文化へのリスペクトを忘れずに、世界的に有名な景観とその歴史をご堪能ください。
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