フィレンツェ・トスカーナ州のおすすめ観光スポット
フィレンツェ・トスカーナ州の世界遺産を中心に人気観光スポットを徹底解説!ルネサンスの歴史と美術、絶景やグルメまで満喫できる魅力あふれる街並みを楽しみましょう。
ミケランジェロ広場(フィレンツェ)
天井のない美術館と呼ばれるほど街全体に見所が凝縮された、州都・フィレンツェ。フィレンツェのベストスポットは、ミケランジェロ広場。フィレンツェの街全体を写真に収めたい場合は必須のスポットです。赤茶色の屋根で埋め尽くされた、息を呑むような景色を堪能できます。ジョットの鐘楼に登った際、真近でみたクーポラの迫力もスゴイですよ。
その他、サンタ・マリア・フィオーレ大聖堂、クーポラ、サン・ジョバンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼が集まるドゥオモ広場から始まり、ウフィツィ美術館、メディチ家礼拝堂、ベッキオ宮殿、ベッキオ橋など見所が満載です。
ピサの斜塔(ピサ)
一度は目にしたことがあるドゥオモ広場の斜塔「ピサの斜塔」は、ピサの斜塔はイタリア・ピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼で、高さは約55.86メートル、8階建ての円筒形の建造物です。内部には296段のらせん階段があり、直径約7.7メートルの空洞で、重心が内側にかかるよう設計されています。
間近で見るとその傾き加減に驚きます。斜塔の傾きは登るほどに実感できるのでぜひ入場してみてください!入場は完全予約制なので、ツアーや入場券付きのオプショナルツアーがおすすめです。
シエナ歴史地区
世界遺産になった古都シエナ。13世紀から14世紀にかけて最盛期だった都市国家は、当時の中世の街並みがほぼそのまま保存されており、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。
高さ102メートルのマンジャの塔からは、カンポ広場を含めシエナの街全体が見渡せます。訪れた際は是非登ってみてくださいね。また、マンジャの塔から見えるカンポ広場は、扇形の独特なデザインで「世界一美しい広場」と称されるおすすめの観光スポットです。
ピエンツァ歴史地区
ピエンツァでは『愛の小路(Via dell’Amore)』で、写真を一枚いかがでしょうか。その先にはトスカーナの丘陵が広がります。
キャンチャーノ・テルメからサン・クイリコ・ドルチャにつながる道は、途中に世界遺産のピエンツァ、赤ワインで有名なモンテプルチャーノという有名な街があり、これぞトスカーナ!というオルチャ渓谷の景色を楽しめます。
サン・ジミニャーノ歴史地区
たくさんの小さな塔が並ぶサン・ジミニャーノは、1990年世界文化遺産に登録されました。数々の塔をはじ、ポポロ宮やサンタ・マリア・アッスンタ参事会聖堂など、今なお中世の面影を色濃く残しています。
【JTB現地スタッフが教える】トスカーナ地方の温泉情報
トスカーナ地方には、たくさんの温泉が点在します。イタリアの温泉は水着を着用し、基本男女混浴となります。『サトゥルニア温泉』『サン・フィリッポ温泉』『ペトリオーロ温泉』は、着替えも木陰で隠れてとワイルドな体験ですが、自然の中で源泉かけ流しの温泉が楽しめます。(ワイルド体験をご希望でない方は、きちんとした有料の宿泊温泉施設が周辺にありますのでご安心を。)
また、ピエンツァの近くにキャンチャーノ・テルメという街がありますが、温泉湯治を目的に訪れる方もいろ保養地です。自然豊かな雰囲気で家族連れにも楽しめる『テイア』、照明に雰囲気があり大人のカップルで楽しみたい『センソリアリ温泉』など、温泉の種類がバラエティにとんだ温泉街です。どの温泉も公共交通機関では難しいロケーションにありますので、イタリアをレンタカーで旅行される方は、旅の目的地候補にしてみてはいかがでしょうか。
フィレンツェで絶対に味わいたい!おすすめのグルメ
イタリアといえばグルメやお酒は欠かせませんよね?フィレンツェでは、トスカーナ地方の伝統的な味が楽しめます。特に名物の「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」をはじめ多彩な郷土料理が揃っています。フィレンツェならではの食文化をぜひ現地で堪能してみてくださいね。
赤ワインにおすすめのイタリア料理『ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ』
お酒好きの方なら『キャンティ』と聞いて、知らない方はいないでしょう。キャンティ地方の赤ワインは、世界中のワイン通を虜にしています。その赤ワインに合うのが、希少なキアニーナ牛を使用したステーキ『ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ』です。見た目は迫力のある分厚い赤身肉ですが、キアニーナ牛の予想以上に柔らかなくちどけにワインが進みます。フィレンツェにお越しの際は是非食べてみてください。
夏におすすめのイタリア料理『パッパ・アル・ポモドーロ』
夏の季節におすすめしたい料理はパンを煮込んだトマトのスープ『パッパ・アル・ポモドーロ』。日本ではあまり見かけない「パン粥」ですが夏のトスカーナ名物です。同じくパンを使ったトスカーナ風パンサラダ『パンツァネッラ』もさっぱりした風味でおすすめです。
冬におすすめのイタリア料理『リボリータ』
冬はトスカーナ定番の家庭料理『リボリータ』をお試しください。豆や野菜を煮込んで、旨みをぎゅっと詰めたスープです。飽きの来ない素朴な家庭料理ゆえに、レストランによって特長が違うのでお気に入りを探すのも良いですね。
イタリアで食べたい本場のパスタ
パスタが大好きな方には、うどんにも似た太麺Piciをトマトとにんにくのソースでいただく『ピチ・アル・アリオーネ』、猪肉のミートソースをきし麺のような平打ち極太麺にからませた『パッパルデッラ・アル・チンギアーレ』もおすすめです。
現地に行く前に知っておきたい!フィレンツェの観光情報
なにも知らない状態で海外旅行をするのは不安ですよね?ここでは渡航前に知っておくと役立つ情報をピックアップしてご紹介。現地でスムーズに観光出来るように忘れずに事前準備をしましょう。
渡航前に準備しておきたいモノ
フィレンツェ観光を快適に楽しむために、渡航前の準備しておきたいモノを見ていきましょう。
まず、歴史的な石畳が多い街並みを歩くために、歩きやすい靴を用意しましょう。長時間の徒歩移動でも疲れにくいスニーカーがおすすめです。トスカーナ地方は天候が変わりやすいため、コンパクトな折りたたみ傘を持っていくと急な雨にも対応できます。
フィレンツェの美しい景観や美術品を撮影するために、スマートフォンやカメラの充電器、モバイルバッテリーは必須です。充電切れを防ぎ、いつでも撮影できる準備を整えましょう。また、現金とクレジットカードの両方を用意することも大切です。小さな店舗や市場では現金が必要な場合があり、カード決済が使える場所も多いため、両方持つことで支払いの不便を避けられます。
人気の美術館や観光スポットは事前予約が必須なことが多いので、チケットの予約確認や観光情報をまとめたガイドブックなども準備しておくと、効率よく観光できます。しっかり準備をして、フィレンツェの魅力を存分に味わいましょう。
フィレンツェのベストシーズンは?
フィレンツェのベストシーズンは春から初夏(4月〜6月)および秋(9月〜10月)です。この時期は気候が穏やかで過ごしやすく、日中は暖かく晴天の日が多いため、街歩きや観光に最適です。特に5月末から6月初旬は晴れて気温も快適で、観光に適した気候が続きます。夏の7〜8月は観光客が多く気温も高めになるため、混雑を避けたい場合は春や秋がおすすめですよ!
春(4月・5月):気温は10~25℃で過ごしやすく、花が咲き誇る庭園や屋外カフェ巡りに最適な季節です。復活祭の伝統行事やフィレンツェ音楽祭など、文化イベントも楽しめます。
秋(9月・10月):暑さが和らぎ、平均気温は13~24℃と快適。観光客も夏に比べて減り、ゆったりと街歩きが楽しめます。ワイン祭りや収穫祭などトスカーナならではのイベントも魅力です。
フィレンツェは何日の滞在がおすすめ?日数と所要時間
フィレンツェ観光の滞在日数は目的によって異なりますが、主要スポットを効率よく回るなら1日でも可能です。ただし、ウフィツィ美術館やアカデミア美術館をじっくり鑑賞し、街歩きや食事も楽しみたい場合は2日間あると理想的ですよ。
ミケランジェロ広場やピッティ宮殿などの観光や、ピサやシエナへの日帰り旅行を組み込むなら3~4日あるとゆとりを持って満喫できます。限られた時間でも丸2日あればフィレンツェの魅力を十分に味わえるため、旅行計画の参考にしてくださいね!
まとめ~フィレンツェ観光を楽しもう~
フィレンツェのおすすめの観光スポット、グルメ、渡航前に知りたい情報などお伝えしてきましたがいかがでしたか?ベネチア観光の計画にぜひ役立ててみてくださいね。
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