ベネチア・ヴェネト州周辺のおすすめ観光スポット
ベネチア・ヴェネト州の世界遺産を中心に周辺のおすすめ観光スポットを紹介!世界遺産大国・イタリアの歴史ある美しい街並みを堪能しましょう。
ヴェネツィアとその潟(ベネチア)
ヴェネト州の州都である水の都・ベネチア(ヴェネツィア)。14世紀ごろには大運河に立ち並ぶ貴族の館が有名な東西貿易の中継地として繁栄し「アドリア海の女王」と呼ばれるまでに発展しました。大運河をはじめ100を超える運河が町全体に網の目のようにはりめぐらされています。「ヴェネツィアとその潟」として1987年に文化遺産として登録されました。
ここではサンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、リアルト橋などゴシックやビザンチン様式といった歴史的な建築様式の建造物をみることができ、ベネチアの美しい街並みだけでなく歴史や文化を体験するのもおすすめの観光方法ですよ。
ドロミーティ(ベネチア)
日本では長年、ドロミテの名で親しまれていた山岳群「ドロミーティ」。イタリア北部にある山岳地帯でドロミーティ・アルプスの麓の街ベッルーノ、そして北西部の山岳地帯の国立公園へと続きます。3,000mを超える峰は18を数え、尖塔のように突き出た尖峰や岸壁、氷河やカルスト地形など、地形と景観の多様さを誇ります。
春から夏にかけては高山植物がとてもきれいで、ハイキングやトレッキングが人気です。ロープウェイやゴンドラがあるため運動があまり得意でなくても楽しめますよ!
アクイレイアの遺跡地域と総主教聖堂バシリカ(フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ウーディネ)
イタリアのトリエステの西45kmにある町、アクイレイア。ここにある遺跡の多くは未発掘のまま地下に眠っています。総大司教座聖堂のバシリカ床下から発見された床一面を覆う鳥や獣の4世紀のモザイク装飾が特に有名です。ロマネスク様式の聖堂は、4世紀に建てられ廃墟となっていた聖堂を11世紀に造り直したもの。周辺には、公共浴場や劇場、フォルム(広場)などの遺構も見つかっています。
国立考古博物館は観光におすすめで、アクイレイアで出土したローマ時代からの遺物や彫刻を2000点以上みることができます。「第二のローマ」と呼ばれたアクイレイアの繁栄の歴史を知ることができ、歴史好きにはもちろん子どもや一般観光客でも楽しめる内容です。
ヴェローナ市街(ベローナ)
シェークスピア戯曲・ロミオとジュリエットの舞台にもなった街「ベローナ」。観光スポットになっているジュリエットの家には、恋愛成就を祈願する観光客の姿も。中世の面影を色濃く残すベローナには、街を一望できるランベルティの塔や、1世紀に建設されほぼ完全な形で残るアレーナ(円形劇場)の遺跡、夕景が美しいスカリジェロ橋など、小さな街の中に見所が詰まっています。
ベローナはショッピングやグルメも楽しめる街です。エルベ広場では地元の工芸品やお土産の買い物がはかどります!また、地元グルメも多く、ヴェローナ発祥の伝統的なケーキ「パンドーロ」やトウモロコシ粉を使った郷土料理「ポレンタ」などを味わえますよ。
ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の邸宅群(ビチェンツァ)
建築家アンドレア・パッラーディオが手がけた「ヴィッラ・ラ・ロトンダ」に代表される優雅でシンプルな邸宅、建築物が旧市街とその郊外に点在するヴィチェンツァ。紀元前2世紀に起源をもつ古い街です。
おすすめのスポットとしては、パッラーディオが手がけた建築が多く残っています。代表建築であるラ・ロトンダをはじめ、パラッツォ・デッラ・ラジョーネ、オリンピコ劇場など、町の有力者から依頼されて設計した邸宅や公共施設を見ることができますよ。
パドヴァの植物園(パドバ)
1545年に造られたヨーロッパ最古の植物園があるパドヴァ。ヨーロッパで初めてヒマワリの花を開花させることに成功したり、ジャガイモの栽培も行われたりと、開園以来、植物学や生態系学の研究に大きく寄与してきました。植物園はイタリアで2番目に古いパドヴァ大学の付属施設として作られました。パドヴァは学術都市としての一面も持っています。
16~17世紀におけるベネチア共和国防衛施設群:スタート・ダ・テーラと西スタート・ダ・マル
「16~17世紀におけるベネチア共和国防衛施設群:スタート・ダ・テーラと西スタート・ダ・マル」は、ベネチア共和国が外海からの侵略に備え建設した城壁、城塞、地下トンネルなどの軍事防衛施設です。登録範囲は約1,000km以上、イタリア・ロンバルディア州からアドリア海沿岸までのイタリア、クロアチア、モンテネグロの3カ国にまたがる広範囲に点在しています。
ここでは保存状態の良い星形要塞や城壁、地下トンネルなどを見学することができ、16~17世紀の軍事技術やベネチアの防衛戦略を学べる貴重な遺産で、歴史好きにはたまらないスポットです。
コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコ栽培丘陵群
ワインの生産地として知られるコネリアーノとヴァルドッビアーデネのぶどう畑が2019年、世界文化遺産に登録されました。シャンパンやカヴァに並ぶ有名スパークリングワイン「プロセッコ」が生産されています。コネリアーノとヴァルドッビアーデのプロセッコはDOCGの格付けがされていて、お手頃ワインのイメージを覆してくれます。
北方民族から侵略を避ける為に住人が湿地帯に避難してくることから始まるベネチアの歴史。東地中海貿易によって栄えた海洋国家であり、7世紀末期から1797年まで1000年以上の間に亘り、歴史上最も長く続いたベネチア共和国。その歴史に育まれた豊かな文化遺産、風光明媚な自然の美しさは、今も昔も訪れる旅人たちを魅了し心を惹きつけてやみません。
【JTB現地スタッフが教える】ベネチアの観光情報
「オンブレ・エ・チケッティ」- 伝統的なベネチアの食文化を表現する言葉です。
オンブレはイタリア語で「日陰」。昔、ワイン売りがワインを適温に保つ為、鐘楼の陰に移動したことからワインを意味します。チケッティは一口サイズの惣菜の事で、ワインのつまみとして、旬の野菜、タコやイカなどシーフードを中心とするベネト州の名物を取り揃えたフィンガーフードです。昨今のワインバーでは「バカロ」や「チケッテリア」などとも言われます。
お惣菜のなかで人気があるのは、トマト味やニンニク風味のバッカラマンテカート(干し鱈)のブルスケッタ、モスカルディーニと呼ばれるイイダコやスキエという小エビにポレンタ(とうもろこし粉を煮たもの)添え、中身があふれんばかりのボリュームサンドなどで、一夜のうちに3~4軒の「オンブレ・エ・チケッティ」を回り、色々なものを少しずつ楽しむのが「通」の食べ歩きスタイルです。地元のベネチアン達は、夕方からと言わず時には午前中から、コーヒーでも飲むような気軽な感覚でお気に入りのチケッテリアを巡り、美味しいものを味わい、ワインを楽しみ、心豊かに人生の享楽を謳歌しています。
ベネチアで絶対に味わいたい!おすすめのグルメ・お酒
イタリアといえばグルメやお酒は外せませんよね?そんなイタリア・ベネチアで味わいたいおすすめグルメとお酒をご紹介!ぜひ現地で味わってみてくださいね。
ベリーニ
ヨーロッパの皇族や大富豪、著名人たちに愛され続けている「ハリーズ・バー」でベリーニは生まれました。中でも、文豪ヘミングウェイはここをこよなく愛し、彼専用のテーブルもあったほどでした。
彼のいくつかの作品には、この「ハリーズ・バー」が描写され、「河を渡って木立の中へ」では、ハリィーの店と呼んでいます。この店のオーナーであるジュセッペ・チプリアーニがジョバンニ・ベリーニの絵画からインスピレーションを得て生まれたと言われるフレッシュな白桃とベネト産のプロセッコ(微発泡性ワイン)のカクテルが「ベリーニ」です。ピンク色の甘美なカクテルは女性ばかりか意外に男性にも人気があるのだとか。
スプリッツ
夕方6時は、アフヌーンティーならぬスプリッツタイム。お好みに応じて「アペロール」または「カンパリ」をペースに、「炭酸水」または「プロセッコ」で割ります。程よく甘くほろ苦いこのオレンジ色のカクテルはベネチアン達には欠かせない食欲増進酒です。
ベネチアのお酒に合うおつまみ
おつまみはスナックの他に、小きゅうりのコルニッション等の野菜系ピクルスやグリーンオリーブ。おすすめは、ずばり「ケッパーベリー」、ケッパーの花の実の酢漬けで、オリーブくらいの大きさで枝付き、フルーツ感覚の甘酸っぱさと、種の食感が刺激的で繊細な一品です。
現地に行く前に知っておきたい!ベネチアの観光情報
なにも知らない状態で海外旅行をするのは不安ですよね?ここでは渡航前に知っておくと役立つ情報をピックアップしてご紹介。現地でスムーズに観光出来るように忘れずに事前準備をしましょう。
オーバーツーリズム対策で入場料の導入!?
現在ベネチアでは、人口約25万人であるのに対し、観光客数は年間2,000万人以上にのぼり、狭い街路や水上交通の混雑、ゴミ問題などオーバーツーリズムの影響が顕著になっています。
その対策として2024年4月からベネチアの歴史地区へ訪問する旅行客に対して5ユーロを入場料を試験的に導入しています。オーバーツーリズム解消の効果が見られないことから、2025年4月中旬から7月末までの期間は、料金が以前の2倍である10ユーロに引き上げられているので注意が必要です。
支払いが完了するとQRコードが発行され、入場口でコードの提示が求められます。支払いが行われていないことが発覚した場合、最高300ユーロの罰金が発生するため注意しましょう。
渡航前に準備しておきたいモノ5選
安全・安心な旅にするために必要な渡航前に準備しておきたいモノを5つご紹介。ベネチアでは入場料など他の国とは違った手続きが必要なものもあります。事前の予約や手続きなど準備が必要なものを確認しておきましょう。
1.入場料の事前手続き
日帰り旅行客は、オンラインでの事前支払いでQRコードやバウチャーを取得しておく必要があります。宿泊者や学生などは免除されますが、未払いで入場した場合罰金が発生することがあるので必ず事前に手続きを済ませておきましょう。
2.歩きやすい靴と服装
ベネチアは石畳の狭い路地や階段、運河にかかる橋など疲れやすい道も多いため、歩きやすい靴と服装で観光するのがおすすめです。
また、夏と冬の寒暖差が大きいため渡航する際の気温を事前に調べて服装を選びましょう。教会などの宗教施設を訪問する際は肩や膝を隠す服装が求められるので、夏でも肌を隠せるものは持っていくようにしましょう。
3.スリ対策グッズ
観光客も多くスリが多く発生する地域なので、スマホのストラップや盗難対策されているバッグなどスリ対策のアイテムを準備するのがおすすめです。
グッズでの対策はもちろんですが、行動での対策も重要です。バッグは前に抱える、スマホはテーブルに置かない、パスポートは肌身離さず持っておくなど貴重品管理を心掛けましょう。
4.観光チケットや予約
ベネチアでは、サン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿など人気スポットは混雑が激しいため、事前予約やガイドツアーを利用するのがおすすめですよ。
ベネチアカーニバルなど特別なイベントがある期間は特に混雑するため、イベントのスケジュール確認をし、チケットや航空券、宿泊予約を早めに行いましょう。
5.現金とカード
キャッシュレス決済ができる場所がほとんどになってきていますが、小規模店舗や市場では現金が必要な場合もあるため、ある程度現金でユーロを用意しておくと安心です。
ベネチアにおいてチップは義務ではありません。料金にサービス料として含まれている場合が多いため、感謝の気持ちを伝えたい場合は料金5~10%程度渡すと良いでしょう。
ベネチアのベストシーズンは?
ベネチアは夏は非常に暑く、冬はかなり冷えるため、快適に過ごせる春と秋がベストシーズンです。
春(4月~6月):気温は最高気温が20℃前後、最低気温が10℃前後と穏やかで過ごしやすい気候です。夏に比べ観光客も少なく、比較的ゆったりと観光できます。花が咲く時期で、イースターなどの伝統行事も開催され、華やかなベネチアを満喫できますよ。
秋(9月~11月):春同様の気温で涼しくて過ごしやすい気候です。夏の混雑が落ち着き、少し静かな雰囲気で観光できます。ヴェネチア・ビエンナーレなど文化イベントが開催され、秋の味覚も楽しめる、ベネチアの食と文化が堪能できますよ。
夏や冬でも観光を楽しむことはできますが、観光客の混雑や気候の問題などがあります。冬はオフシーズンなので費用を抑えるなら狙ってみるのも良いでしょう。
まとめ~ベネチア観光を楽しもう~
ベネチアのおすすめの観光スポット、お酒やグルメ、渡航前に知りたい情報などお伝えしてきましたがいかがでしたか?ベネチア観光の計画にぜひ役立ててみてくださいね。
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