イタリア北西部、ミラノの西南約140km進んだところにあるトリノ。この地にあるサヴォイア家の王宮と邸宅が、1997年世界文化遺産に登録された。フランス出身だったサヴォイア家が領土を広げその支配力を誇示するために造営した大規模な邸宅群である。15世紀にサヴォイア公国、18世紀にサルディーニャ王国に発展したサヴォイア家が、トリノにこの王宮と邸宅群を築いたのは16世紀半ばのこと。サヴォイア公国の首都をトリノに移転する際に造られたのがここである。当時の著名建築家であったユヴァッラをはじめ、トップクラスの建築家や芸