ドイツ中部ヘッセン州の都市カッセルにある、ヨーロッパ最大規模の公園施設。ヴィルヘルムは直訳すると「山の公園」となり、その名のとおり丘陵部に広がる。敷地内にはヴィルヘルムスヘ-エ城やレーヴェンブルク城、ヘルクレス像などが点在する。ヘッセン=カッセル伯カールの命により造園が始まったのは1696年。公園は当初はバロック様式で建設されていたが、その後、イギリス式風景庭園のスタイルに整えられる。園内のハイライトのひとつはヘラクレス像。足元から大量の水が自然の圧力により50m以上の高さまで吹き上げられる様は圧巻である。イタリアの建築家ジョバンニ・フランチェスコ・グエルニエロが設計したこの巨大な噴水は、しばしば「水の芸術」と賞される。2013年世界文化遺産に登録。