北部ヨーロッパ最古の歴史を誇る、8世紀末~9世紀に建造された大聖堂。宮廷礼拝堂を起源とする、カロリング・ルネサンスの代表的建造物でもある。アーヘンは、カール大帝によりフランク王国カロリング朝において首都のような役割を果たした街。大聖堂では、16世紀までに30人以上の神聖ローマ皇帝の戴冠式が執り行われた。この大聖堂は八角形の中心部を十六角形の周歩廊が取り囲み、各要素が中心へと集中する構成となっている。青銅で作られた扉や柵は、現存する唯一のカロリング朝時代の青銅器だ。頭上にはバロック様式の円蓋が広がり、これは17世紀に据えられたものである。13世紀、礼拝堂の奥にある主祭壇にカール大帝の聖遺物箱が奉納され、5世紀初めにはゴシック様式の内陣が加えられた。1978年世界文化遺産に登録。