開平望楼は広東省の西部、開平市に見られる西洋要塞風の建築群。約1800棟あるという建造物のなかで、4村落の20棟が2007年に世界文化遺産に登録された。建設開始は16世紀の明代。最盛期は19世紀から20世紀初頭で、大部分が北米やオーストラリア、南アジアに労働者として渡った華僑の人々が故郷に持ち帰った莫大な資金で賄われた。建材は主に石やレンガ、鉄筋コンクリートを用い、5~6階建ての堅固な塔のような外観が特徴。家屋、避難所、見張り塔などの役割をもち、盗賊の襲来や河川の氾濫に備えた伝統的な高層建築だ。中国明代の