四季の彩りと自然が織りなす音や風、香りが心身を心地よく癒す静寂の一軒宿【長野県 扉温泉 明神館】

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肌にやさしい扉温泉の湯を自然と一体となって楽しめる「雪月花 立ち湯」
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公開日:2025.10.22
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更新日:2025.10.22
標高1050m、八ヶ岳中信高原国定公園内にある唯一の宿として渓谷沿いに佇む「扉温泉 明神館」。その歴史は1931年の湯治場としてはじまり、自然とともに癒される時間を大切にする湯治文化は現代にも活かされ、”美と健康” をコンセプトに心身ともに満たされる客室や自家農園の無農薬野菜などを使用した料理、3つの異なる温泉とおもてなしを提供しています。変わることがないこだわりは、ホテル・レストランの世界的な会員組織「ルレ・エ・シャトー」の厳格な審査をクリアして加盟するほど。持続可能な観光や宿泊施設に与えられる国際的な環境認証ラベル「グリーンキー」認証を日本で初めて取得しています。
JTB地域ナビゲーター 長野県担当 高橋 智子
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沢の音が心地よい2階のオープンテラス
森に囲まれ静寂に包まれた「扉温泉 明神館」の周辺には民家などはなく、あるのは豊かな緑と清らかな川の流れ、小鳥のさえずり、澄んだ空気だけ。客室から眺望を楽しむことはもちろんのこと、1階と2階のオープンテラスや談話室などもあるので、日常の喧騒から逃れたときこそ”何も考えない贅沢な時間”をゆったりと満喫したいですね。川へと続く散歩道を歩きながら森林浴を楽しむのもおすすめです。
四季折々の景観を魅せる豊かな自然のなかに佇む「扉温泉 明神館」
「扉温泉 明神館」までのアクセスは、JR松本駅から無料シャトルバス(要事前予約・定時運行)で約35分〜45分、タクシーで約30分。車の場合は、長野自動車道松本ICから約50分。松本空港からは無料送迎バス(要予約)で約50分です。

和の趣やモダンな空間、露天風呂など多彩に揃う贅沢な客室

「然 白樺」のベッドには、快適な眠りをサポートするSealy(シーリー)社製を採用
100㎡を超える室内に露天風呂付のテラスがある客室「然 白樺」
「扉温泉 明神館」の客室は、2019年と2021年のリニューアルで誕生した「然(ぜん)シリーズ」7タイプと、既存の5タイプを合わせた全39室。“然”は「ありのまま」を意味し、その名の通り、自然と調和しながら本来の自分に立ち返るような滞在体験を提供してくれます。旅館という枠を超えた、深い静けさと解放感が魅力です。
室内や大きな露天風呂、ツインシンクの洗面など贅沢な造りの客室「然 熊野」
たとえば、「然 白樺」や「然 熊野」には、広々とした室内に加えて大きなテラスに露天風呂を備え、四季折々の自然を間近に時の流れに身を委ねてゆったり過ごすことができます。展望風呂の「然 湯治」、半露天風呂の「然 笹」や「然 滝」、「然 Standard」は、和洋を織り交ぜた異なる趣の設えで個性を放ち、額縁のように切り取られた窓からは四季折々の自然が絵画のように広がります。
瞑想をしながら室内の温泉浴槽に浸かれる客室「然SPA Living」
また、2021年に「然シリーズ」に加わった「然SPA Living」は、温泉に浸かれる浴槽がリビングの中央にあり、壁に展示された苔アートや流木作品を眺めながら瞑想の入浴ができるユニークな客室。
屋根付き露天風呂がある和空間「癒し風呂 - 鉢の木」
露天風呂や半露天風呂がある客室「青龍庵」
ほかにも、屋根付きの露天風呂や半露天風呂などを備えた和室タイプの「癒し風呂 - 鉢の木」や洋室タイプの「青龍庵」、日本旅館の美しさを感じさせる純和風の「山科」など、魅力にあふれた客室でありのままの自分と向き合いながら思い思いに過ごせます。
純和風の佇まいを魅せる客室「山科」
洋室と和室タイプがあるお鷹棟の客室は60㎡のゆったりした空間
「扉温泉 明神館」とは独立した薄川(すすきがわ)の源流に沿って立つ「お鷹棟」にある客室は、Sealy(シーリー)社製のベッドを配置した洋室タイプと10畳の和室に洋間を窓側に配した和室タイプがあります。 もちろんすべての客室では、露天風呂や内風呂に関わらず温泉が楽しめるので、夫婦やカップル、家族で自然を愛でながら湯に浸かり、「扉温泉 明神館」ならではの時間を満喫しましょう。

自然の恵みを創意工夫で昇華させたフレンチと和食を堪能

2024年6月にリニューアルした「Nature French菜」
「扉温泉 明神館」にはフレンチと和食の2つのレストランがあり、夕食は宿泊プランで選ぶことができます。「Nature French菜」は、その土地で採れた旬のものを食べることが健康によいとされる「身土不二(しんどふじ)」を掲げ、自家菜園をはじめ有機栽培の地元野菜を生かしたビストロ料理が味わえるフレンチレストラン。KUSHIマクロビオティック認定資格を持つ統轄総料理長が松本の四季の移ろいを地元食材で再現した一皿一皿を堪能しましょう。ワインや地酒とのペアリングも楽しめます。
松本の食文化とモダンな技やセンスが交叉する「信州 ダイニングTOBIRA」
「信州 ダイニングTOBIRA」では、約80ある信州の伝統野菜をはじめ、信州食材を引き立たせる日本各地の山海の幸を斬新な趣向で盛り込んだモダンな日本料理が味わえます。白樺をモチーフにした照明と和紙ランプが森の自然と調和する店内のほかに53㎡の屋根が付いたテラス席もあり、ライトアップされた木々や星空を眺めながら料理が楽しめます。 朝食についても2つのレストランで個別に提供され、「Nature French菜」では地野菜のおいしさを感じられる自家製スープやエッグベネディクトが大人気の洋朝食。「信州 ダイニング TOBIRA」では、和の伝統食の魅力を再確認させてくれる和朝食で健やかな朝を迎えられます。 また、午後のカフェタイムや夜のバータイム、朝食後のひとときは、ロビーエリアにある「サロン1050」でスイーツやお茶、お酒などを味わいながら過ごせるので立ち寄ってみましょう。

自然と一体になって肌にやさしい湯に浸かれる3つの温泉施設

豊かな自然が大きな開口部から望める「雪月花 立ち湯」
「扉温泉 明神館」に引かれた扉温泉の湯はアルカリ性単純泉で、肌あたりがやわらかく、カラダの芯まで温まるのが大きな特長。館内には男女別に分かれた3つの温泉施設があり、いずれも四季に彩られた自然を間近に感じながら良質な温泉で湯浴みが楽しめます。 なかでも、渓谷美を額縁で切り取ったような絶景が広がる「雪月花 立ち湯」は、湯面に風景が映り込む浴槽で立ったまま浮かぶように湯を楽しむ浴場。階段式に深くなり、インフィニティプールのように渓谷側のギリギリまでで行くことができます。カラダが温まったら階段を上がって半身浴をしながら風景との一体感を満喫しましょう。
屋内外で湯が楽しめる「白龍露 天風呂付き大浴場」
「白龍露 天風呂付き大浴場」では、渓流のせせらぎが心地よい岩風呂の露天風呂とヒノキが香る内湯を行き来しながら温泉三昧。枕木に頭をのせて寝ながら温泉が楽しめる「空山 寝湯」では、昼と夜とではまったく異なる空の表情が見られます。また、目を閉じたまま横になっていると、自然が紡ぎ出す鳥のさえずりや木々がすれる音、湯温だけが耳に入り、心が浄化されたような気分も体験できます。
寝ながら空と山を眺められる「空山 寝湯」

心身を整えるトリートメントで本来の自分に戻る

五臓の働きを高め心と体を整えるトリートメントルーム「ナツラ」
客室でくつろぎ、美味を満喫し、温泉で癒された後は、陰陽五行をベースにしながら湧き出る温泉と伝統療法による施術で心身の調和を唱えるトリートメントルーム「ナツラ」(要予約)でカラダを解きほぐしましょう。 ボディやフェイシャルのトリートメントやデトックス、ホットストーンセラピーなど多彩なメニューがあり、深いやすらぎに包まれることで、ありのままの自分が取り戻せるかもしれませんよ。
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