里山の竹林と渓流、田園に抱かれた温泉宿で、静謐な和の休日を愉しむ【石川県 厨八十八】

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稲が育つのに要する88日を意味する「厨八十八」を象徴する敷地内の「田んぼテラス 」
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公開日:2026.01.04
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更新日:2026.01.04
石川県加賀市、山中温泉の谷あいに佇む「厨八十八(やそはち)」は、敷地内の田園を中心に竹林と渓流など自然が調和する温泉宿。1997年の開業以来、地域の素材と飛騨高山の伝統工芸を活かした食と滞在が高い評価を得ています。
JTB地域ナビゲーター 石川県担当 山﨑 陽子
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いつでもゆったり山中温泉の湯に浸かれる客室露天風呂
夫婦に最適な露天風呂付きの静かな客室や、3世代には二間続きやコネクティングルームでゆったりした時間が過ごせます。夕暮れは料亭街「厨(くりや)」で能登牛や地魚を使った月替わり会席を堪能し、朝は陶器釜 で炊く石川産こしひかりの炊きたてご飯で始まる一日を。 名湯で知られる山中温泉のぬくもりで心身を癒した後は、ロビー前に広がる「田んぼテラス 」の幻想的なライティングを眺めてくつろぐなど、ゆったり流れる時間に心地よく身をまかせてリフレッシュできます。
「厨八十八」では、プライベートを重視した趣が異なる客室で非日常の時間を満喫できます
周辺には、北陸随一の渓谷美を誇る「鶴仙渓(かくせんけい)」や草月流家元・勅使河原宏氏が“鶴仙渓を活ける”というコンセプトのもとデザインした「あやとりはし」と、温泉街の散策を組み合わせた滞在も魅力です。 「厨八十八」までのアクセスは、JR加賀温泉駅から送迎バス(要事前予約・無料) で約25分、タクシーで約20分、路線バスで約40分。車の場合は、北陸自動車道の加賀ICから約30分。小松空港からはタクシーで約35分。

上質な和の空間と竹林、渓流のせせらぎが非日常の世界へ誘う

室内や露天風呂から竹林を望む、露天風呂と掘りごたつがある特別な客室
「厨八十八」の客室は全24室。和の温もりに寄り添いながら、モダンなくつろぎを織り交ぜた設えで、すべての客室から清々しい竹林の緑を望めるよう配されています。「和室12.5畳+踏込」の間取りを中心に、掘りごたつやソファーを備えたタイプ、囲炉裏を設えた趣深い部屋、テラス付き和室、そして1日2組限定の露天風呂付き和室など、宿泊スタイルに応じて選べる客室が多彩に用意されています。
12.5畳の和の設えでゆったりとくつろぎの時間を過ごせる露天風呂付客室
露天風呂付きの和室は夫婦におすすめの特等席。木の温もりの湯船を庭側のテラスに備え、夜は竹林のライトアップ、昼は渓流のせせらぎに癒されながら湯浴みを楽しめます。掘りごたつで湯上がりにお茶を傾ける時間は、都会にはないひとときを与えてくれます。ゆったりとした間取りなので、ゆったりと心身をととのえる時間が過ごせます。
最大8名まで宿泊できる8畳の離れが付いた二間続きの客室
3世代での利用にぴったりなのは、離れ8畳がある二間続きや和室とツインベッドのコネクティングタイプ。離れを活用すれば、祖父母は畳の和室で静かに過ごし、若い世代は隣室のベッドで眠るなど、生活リズムの違いを吸収しながら一緒の時間を共有できます。
テラスでのんびりくつろげるのが魅力的なテラス付き和室
囲炉裏タイプの部屋は、子どもたちにとっても特別な体験です。茶釜のまわりで火のぬくもりを感じ、年齢を問わない団らんが生まれます。 渓流と竹林に最も近い1階にあるテラス付きの和室は、朝の光を愛でたい方々に人気です。心地よい風や竹の葉音がするなかで、コーヒーをテラスで飲みながら静かに時を刻む。非日常の旅を実感できる瞬間です。

10品の本格懐石と五感を刺激するライブ懐石の2コースを用意

奥座敷の個室などで味わえる本格懐石「やそはち十味」
「厨八十八」の夕食は、館内の料亭街「厨(くりや)」で提供される月替わり会席「やそはち十味」は、 できたての味が楽しめるのが特徴です。 標準プランの「やそはち十味(とうみ)」は、季節の前菜からはじまり、造り、焼き物、蒸し物、煮物、強肴(メイン)、酢の物、留椀、香の物、デザートまで計10品で季節を丸ごと味わえます。素材は能登の魚介、加賀野菜 など地元の上質な食材を厳選。 3世代での旅行では、人数が多くても座敷席や仕切りを設けた半個室で、周囲を気にせず会話を楽しめます。
こだわり抜いたお米を、工夫を凝らして炊き揚げたご飯の味に注目
朝食は和定食スタイル。石川県産こしひかりを陶器釜 で炊き上げ、つやつやでふっくらとした米の甘みが際立つ一膳を中心に、小鉢や焼き魚、味噌汁、地元の漬物が並びます。炊きたてのご飯を頬張る瞬間に感じる湯気と香りは、山中の朝の清冽な空気と相まって、旅の満足度をさらに高めてくれます。

竹林と渓流のせせらぎに包まれた温泉で癒しの湯浴みを

自然の気配を観じながら、ほのかな灯が宵闇を照らす露天風呂
「厨八十八」の温泉は、山中温泉の湯を引いた大浴場と露天風呂を中心に、自然を感じる造りでまとめられています。浴槽は丸太を横たえた遊び心ある設計や、ゆったりと湯に浸かり温泉を満喫できる広さがあります。 露天風呂からは竹林越しに渓流を望み、川のせせらぎがBGMのように静かに寄り添います。貸切風呂は、2024年4月から「当面休止」となっているので、プライベートな温泉を楽しみたい場合は露天風呂付き客室の利用がおすすめです。
露天風呂へ続く内湯には、温度が異なる浴槽が2つあります
温泉の湯質は単純温泉 で、大きな浴槽は肌あたりがやわらかく長時間の入浴でも疲れにくいとの評判があります。夜は照明で竹林が幻想的に浮かび上がる演出があるので、夕刻から夜にかけての入浴がおすすめ。天候がよい日は、露天風呂でゆっくりと満天の星を仰ぎながら湯に浸かることができます。
温泉を満喫した後は、1階にある「田んぼてらす」やラウンジで休息を
入浴後は、ラウンジでドリンクを飲みながらくつろいだり、稲が植えられ四季折々の田園風景を楽しめる「田んぼテラス」で、ひとときの休息を過ごしましょう。自然の風が心地よく、リラックスした時間が心身を癒してくれるはずです。 また、館内のエステでは、個室の静かな空間でオイルトリートメントやタイ古式セラピーなどのメニューを用意。疲労回復やリラックスを目的としたコースが揃っています。
まとめ
竹林と渓流、田園に囲まれた「厨八十八」は、わずか24室の落ち着いた温泉宿。夫婦には露天風呂付き客室での静かな湯浴みを、3世代には二間続きやコネクティングでゆとりある時間を。温泉やこだわりの食事、田んぼテラスでのんびり過ごすのもおすすめですが、総ヒノキ造りの「こおろぎ橋」や清流や滝を眺めながらめぐる、鶴仙渓散策も魅力満載。「厨八十八」での時間と組み合わせれば、日常を忘れる穏やかで充実した時間を過ごせます。
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