時間やお天気で色が変わる湖面を眺めながらのんびりと温泉が楽しめる露天風呂
公開日:2025.12.09
|更新日:2025.12.09
石川県加賀市の片山津温泉は、源泉が柴山潟の湖底から湧き出る国内でも希少な温泉。湖畔の中心エリアにある「湖畔の宿 森本」は1892年(明治25年)創業の老舗温泉宿で、目の前の湖やその先に広がる白山連峰を望むロケーションが魅力のひとつ。朝日や夕日など時間帯で変わる太陽の光と天候によって、七色に変化する湖面を客室や露天風呂から眺めることができます。
本館・紫水館・閑雲の3タイプに分かれた客室は純和風の造りで、2024年春には紫水館の最上階に眺望を重視した新客室が誕生。2025年7月に能登半島地震で休止していた男性用の露天風呂も営業が再開され、開放的な空間でくつろぎながら温泉を満喫できるようになりました。
また、能登の美しい自然と素朴な風土が育んだ名産の能登牛を使用した料理が好評。ローストビーフ、部位ごとの食べ比べ、そして〆には調理長特製「絶品能登牛土鍋ご飯」など多彩に揃うこだわりの味が楽しめます。ラウンジでは、時間帯により月替りコーヒー、地酒、アイスキャンディなどを無料で自由に味わえるサービスがあるので、浴後や周辺観光から戻ったときにお立ち寄りください。
本館・紫水館・閑雲の3タイプからなる「湖畔の宿 森本」
「湖畔の宿 森本」までのアクセスは、JR加賀温泉駅から無料送迎車(要連絡)やタクシーで約10分。小松空港からタクシーで約20分。車の場合は、北陸自動車道片山津ICから約10分。
目の前の浮桟橋でつながる湖上のお堂「浮御堂(うきうき弁天)」や共同浴場「片山津温泉総湯」、湖畔エリアに点在するカフェやグルメスポットを巡ったり、湖上でカヤックやSUPのアクティビティ体験をしたりするのもおすすめです。
新客室や和モダン、温泉岩風呂付の客室で絶景を独占して楽しむ
紫水館の4階に誕生したコンフォートコーナールーム「湖白(KOHAKU)」
絶景が独り占めにできる紫水館の「レイクビュー角部屋」
「湖畔の宿 森本」の本館・紫水館・閑雲には、純和風を基調とした客室が全26室。柴山潟湖畔や白山連峰を望む客室が多く、木の温もりを感じる落ち着いた室内でくつろぎながら絶景が一望できます。
なかでも、2024年春に紫水館の最上階(4階)はコンフォートフロアにリニューアルされ、
3タイプの新客室が誕生。そのうち2タイプは角部屋なので、琉球畳が敷かれた居室や2方向の窓から雄大な白山連峰と夕焼けや月明かりが湖畔に映る美しい景色が楽しめます。レイクビューの角部屋と基本客室もあるので、間取りや設えを確認しながらぴったりの客室をお選びください。
湖畔と浮御堂が一望できるベッドルームを備えた「和モダン客室」
「閑雲」和モダン客室は、大切な人とゆっくり流れる時間を楽しみたい方に最適の客室です。12.5畳の和室でくつろぎ、ソファーがある広縁から湖畔に沈む夕焼けを眺め、ツインベッドを配置した寝室でカラダを休めるなど、それぞれの設えに合わせて心地よく過ごせます。
片山津温泉の源泉が客室で楽しめる本館の「温泉岩風呂付客室」
客室で源泉かけ流しの温泉と眺望を同時に楽しみたい場合は、湖面側と庭園側に2室ある本館の温泉岩風呂付客室をお選びください。片山津温泉の源泉を満たした岩風呂は、大きな窓がある半露天のような佇まいで、広がる景色を眺めながらプライベート温泉でリフレッシュできます。
名物の土鍋ご飯や名産の能登牛を懐石で味わい尽くす
お肉とゴボウの香りが食欲をそそる、能登牛の土鍋ご飯
しゃぶしゃぶやステーキ、土鍋ご飯など能登牛が存分に味わえる、能登牛懐石
北陸ならではの海・山・大地の恵みが味わえる「湖畔の宿 森本」の夕食。特に能登牛認定店に指定されていることから、能登牛を使用したこだわりの料理が揃います。
能登牛は県内で飼育された黒毛和種で、出荷頭数が少ないことから県外では味わうことが難しい希少ブランド。きめ細やかな霜降りと上品でしつこくない脂が特徴で、あっさり目の加賀料理と相性が良いです。
「湖畔の宿 森本」では、能登牛陶板焼きが食膳に並ぶ基本懐石やランクアップ特選懐石のほか、1頭からわずかしかとれない能登牛のシャトーブリアンステーキが登場する「能登牛Premium懐石」に、ヒレステーキとサーロインステーキで能登牛の味比べをし、しゃぶしゃぶとすき焼きから選べる「能登牛懐石」など、多彩な懐石コースが用意されています。霜降りの甘みと香り、柔らかくとろけるような食感の「能登牛の土鍋ご飯」は、懐石料理の締めに欠かせない名物料理。能登牛の魅力を存分にご堪能ください。
もちろん、金沢港直送旬のお造り、のどぐろの焼き物や土鍋ご飯、冬限定のズワイ蟹など、厳選した味覚も懐石料理で提供。ハモの刺身や加賀治部煮といった季節料理も追加注文できます。
朝食はバイキングではなく、季節の焼き魚や野菜の炊合せ、小鍋仕立てのみそ汁など、吟味した素材を一品ずつ手づくりした昔ながらの旅館スタイル。ダイニングルームの大きな窓から望む朝の景色を眺めながら味わいましょう。(個室以外)
季節や時間で変わるパノラマを望みながら温泉浴を満喫
一面ガラス張りの大浴場は、浮見堂の美しい情景が広がる夜のライトアップにもご注目ください
「湖畔の宿 森本」の温泉は、男女別の露天風呂と大浴場、貸切風呂の3施設。湯冷めしにくく肌にやさしい源泉かけ流しの”美肌の湯”にたっぷり浸かれます。露天風呂は男性用が湖にせり出すような造りで開放感満点。女性用は岩風呂風で浮御堂の風景が見られる位置にあります。空と湖がオレンジ色に染まる夕暮れ時や、白山の稜線がきれいに見える澄んだ空気の朝など、時間で変化する絶景をお見逃しなく。
大浴場は男女ともに同じサイズで、湯船が広くのびのびと湯浴みが楽しめます。一面がガラス張りで、隣接の露天風呂と同様に美しい景観が一望できるので、朝食前や外出後に汗を流したり、食後や就寝前にカラダをしっかり温めたり、何度でもお楽しみください。
貸切風呂(要予約・有料)は、湖畔側に定員2名の「湖の湯」と四季折々の自然が彩る庭園側に定員4名の「九谷の湯」の2カ所。夫婦やカップル、家族が人目を気にせず温泉が満喫できると人気です。小さな子どもがいる子連れの場合も貸切風呂なら安心。プライベートな空間で親子揃ってのんびりとお寛ぎください。いずれも、タオル類やシャンプー、メイク落としなどのアメニティは備え付けられているので、手ぶらで気軽に行きましょう。
目の前に庭園が広がる、シックな佇まいの貸切風呂「九谷の湯」