白山連峰や敷地内の庭園を望む3つの展望露天風呂の一つ「木犀(もくせい)」
公開日:2025.04.09
|更新日:2025.04.09
金沢から最も近い温泉地として親しまれている辰口温泉にある「まつさき」は、創業180年を超える老舗温泉旅館。明治の文豪・泉鏡花の小説「海の鳴る時」の舞台になったことでも知られ、広大な日本庭園「松泉湖庭園」が魅せる四季折々の表情や開湯1400年の歴史を誇る名湯、美食の街・金沢の旬の食材を活かした懐石料理を存分に楽しめるのが最大の魅力です。
多くの客室に露天風呂が設けられていますが、2022年12月に4室の温泉付客室が誕生。さらに、美しい景観を眺めながらプライベートな空間で源泉掛け流しの温泉を堪能できるようになりました。
客室タイプが14種類もあるので、カップルや夫婦、家族やグループでのんびりゆったりと休日のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
季節ごとに表情を変える日本庭園の景色を目の当たりにできるロビー
「まつさき」までのアクセスは、東京駅から北陸新幹線の金沢駅を経由してIRいしかわ鉄道線で約10分。松任駅下車後、送迎バスもしくはタクシーで約20分。名古屋と大阪からは、敦賀駅から北陸新幹線で約45分の小松駅下車後、送迎バスもしくはタクシーで約20分。小松空港からは送迎バスもしくはタクシーで約30分。車の場合は、北陸自動車道小松ICから県道54号線で約20分、さらに県道22号線で約5分です。
※送迎バスを利用する場合は事前の予約が必要です。
数寄屋造りの露天風呂付客室で自然を愛でながら悠々と過ごす
主室と次の間、露天風呂に月見庭園、濡縁まである鳳凰棟の特別室(和室)
「まつさき」の客室は鳳凰棟と本館・瑞雲棟、本館・桃山庵と松寿庵の4つのエリアに全30室あり、24室に温泉露天風呂が付いています。なかでもワンランク上の空間が広がる鳳凰棟の客室には温泉露天風呂だけでなく温泉内風呂も用意され、白山連峰や日本庭園を望む月見庭園(ベランダ)があるなど、贅沢な時間が楽しめます。
主室に次の間、ツインベッドのコネクトルームがある和洋室の貴賓室やツインベッドルームがある特別室、2間に10畳ほどの広縁が純和風の特別室、主室と副室の標準室、バリアフリーと間取りも多彩に揃っているので、夫婦や家族で特別な日に宿泊してみたいですね。
本館・瑞雲棟の客室で人気がある温泉半露天風呂が付いた空間
2022年12月に4室が温泉半露天風呂付客室にリニューアルされた本館・瑞雲棟は「まつさき」自慢の日本庭園に面しているので、広縁やひのきの半露天風呂で温泉に浸かりながら四季折々の景観を楽しむことができます。
和室22.5畳、和室15畳、和室12畳、和洋室タイプに分かれているため、宿泊の目的や用途に合わせて広さや間取りを選びましょう。和室15畳と和室12畳の客室はカップルや夫婦におすすめです。そのほか、本館・桃山庵と松寿庵にも多彩なタイプの客室が揃っているのでチェックしてみましょう。
山海の幸に恵まれた北陸・金沢の旬の味覚を懐石料理で味わう
北陸・金沢の旬の食材や料理が並ぶ「旬替わり旬彩懐石料理」(イメージ)
※2名様分/提供可能期間:11月中旬~3月上旬 香箱がには12月末まで
北陸の冬を代表するカニは「旬替わり旬彩懐石料理」や「活蟹懐石」で(イメージ)※2名様分/提供可能期間:11月中旬~3月上旬 香箱がには12月末まで
海や山、田畑と豊かな自然に恵まれている辰口温泉。「まつさき」では厳選した地元・北陸の食材の味を引き出し、香りや食感、味覚、彩りなど五感で楽しめる懐石料理を提供しています。メニューはいくつも用意されていますが、北陸・金沢の多彩な味覚を楽しみたい場合は、旬の食材が揃う「旬替わり旬彩懐石」がおすすめです。一番おいしい時期に合わせて食材が登場するので存分に味わいましょう。
寿司と和牛ヒレステーキが付いた贅沢懐石(イメージ)
また、名産の能登牛やカニを食べ尽くしたい場合は、メインの食材が選べる懐石料理にしてみましょう。能登牛もしくは特選和牛のどちらかを選べるコースは、ステーキと握り寿司、おすすめの一品の料理が並び、「旬替わり旬彩懐石料理」を寿司と和牛ヒレステーキをプラスした「贅沢懐石」にグレードアップすることも。冬の時期には人気の活加能ガニが1人1杯分付いた豪華な懐石料理が満喫できる期間限定の「活蟹懐石」も見逃せません。
カラダを目覚めさせてくれるヘルシーな朝食(イメージ)
朝食は辰口産コシヒカリの炊きたてご飯との相性を考えた、地元食材を中心にした料理の数々が味わえます。朝夕の食事は、部屋食・食事用個室など宿泊する客室や人数により異なるので事前に確認しておきましょう。
カップルや夫婦、グループで利用したい貸切露天風呂「雷鳥」
多くの客室に温泉露天風呂がある「まつさき」ですが、開湯1400年の辰口温泉の湯を存分に楽しめる温泉施設も充実しています。なかでも、白山連峰や広大な日本庭園「松泉湖庭園」を望む3つの展望露天風呂は、朝食前や周辺観光から戻った際にぜひ立ち寄ってみましょう。
鳳凰棟の最上階にある展望露天風呂「木犀」と「玉竜」は午前と午後で男女入替制で、眺望が美しい露天風呂には寝湯があり、内湯とサウナも完備。広く開放的な空間でゆったり湯浴みが楽しめます。
また、1回50分の予約制となっている貸切露天風呂「雷鳥」には、内湯と露天風呂が分かれ夫婦やカップル、家族やグループで周囲を気にすることなくゆっくりと温泉に浸かれます。
敷地内にある安土桃山庭園の景観が広がる男女別の大浴場
大浴場は、日本庭園「松泉湖庭園」とは別の安土桃山庭園に面した本館1階にあります。源泉(36.5度)そのままのぬるめの浴槽と40度に循環加温した2つの浴槽を交互に入る「交互浴」が人気で、何度か繰り返して温度差の違う温泉に浸かると血行が促進され肩こりや腰痛など疲れを癒してくれるそうです。客室の露天風呂と合わせて歴史ある温泉を満喫しましょう。