福島・裏磐梯「五色沼」徹底ガイド!アクセスや周辺ホテルもご紹介

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新緑の五色沼湖沼群 毘沙門沼と磐梯山
公開日:2026.03.25
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更新日:2026.03.25
福島県の裏磐梯(うらばんだい)高原に広がる、神秘的な湖沼群「五色沼」。片道約1時間半のトレッキングコースを歩くと、沼ごとに異なる美しい色彩が楽しめます。 この記事では、五色沼の魅力や見どころ、アクセス方法、散策の所要時間などを詳しく解説します。福島観光の際に、ぜひ参考にしてください。
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もくじ
火山活動が作り出した神秘の景観「五色沼」とは?正式名称は「五色沼湖沼群」所要時間はどのくらい?五色沼へのアクセス方法公共交通機関(バス)の場合車の場合五色沼散策のベストシーズンはいつ?五色沼を彩る個性豊かな8つの湖沼1. 毘沙門沼(びしゃもんぬま)|五色沼の中で最大の沼2. 赤沼(あかぬま)|独特な赤褐色の沼3. みどろ沼(みどろぬま)|1つの沼に3つの色4. 竜沼(たつぬま)|ひっそりと佇む沼5. 弁天沼(べんてんぬま)|コバルトブルーの輝き6. るり沼(るりぬま)|輝く瑠璃色の水面7. 青沼(あおぬま)|自然が織りなす神秘のブルー8. 柳沼(やなぎぬま)|水面への反射が美しい沼五色沼を最大限楽しむ!散策ルートと事前準備散策ルートの選び方とポイント五色沼トレッキングの持ち物リスト散策のマナーと注意点五色沼周辺のおすすめ宿泊施設3選裏磐梯高原ホテル裏磐梯レイクリゾートメルキュール裏磐梯リゾート&スパ五色沼周辺のおすすめ観光スポット3選猪苗代湖磐梯吾妻スカイライン小野川不動滝五色沼に関するQ&AQ. 五色沼にトイレはある?Q. 食事処やカフェはある?Q. ベビーカーや車椅子での散策はできる?Q. ペット同伴はできる?五色沼で自然を満喫しよう!

火山活動が作り出した神秘の景観「五色沼」とは?

毘沙門沼
1888年の磐梯山の噴火によって生まれた、裏磐梯の景勝地・五色沼。正式名称は「五色沼湖沼群」 といい、2016年にはミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定されました。ここでは、その成り立ちや名前の由来、散策に必要な所要時間やアクセス方法などの基本情報を解説します。

正式名称は「五色沼湖沼群」

一般的には「五色沼」という名前で親しまれていますが、正式には「五色沼湖沼群(ごしきぬまこしょうぐん)」といいます。磐梯山の噴火によって生まれた大小30あまりの湖沼が五色沼自然探勝路のまわりに点在しており、様々な色彩の沼が見られることから「五色」という名前がつきました。 水中に含まれる物質や植物、光の当たり方などが沼ごとに異なるため、エメラルドグリーンやコバルトブルーといった多彩な色を楽しむことができます。

所要時間はどのくらい?

五色沼の主な沼を巡るトレッキングコースは「五色沼自然探勝路」と呼ばれ、全長は約4km。毘沙門沼のほとりにある「五色沼入口」から、最も奥にある柳沼の「裏磐梯物産館」まで、片道でおおよそ1時間10分~1時間30分が目安です。写真を撮ったり、景色をゆっくり楽しんだりする時間を考慮すると、2時間ほど見ておくと安心でしょう。

五色沼へのアクセス方法

五色沼へは、主に公共交通機関を利用する方法と、車を利用する方法があります。それぞれのアクセス方法を確認し、旅行計画に合った方法を選びましょう。

公共交通機関(バス)の場合

猪苗代(いなわしろ)駅からバスに乗車(磐梯高原線) ・探勝路の入口(毘沙門沼側)へは「五色沼入口」バス停で下車(約30分) ・探勝路の出口(柳沼側)へは「裏磐梯高原駅」バス停で下車(約40分)

車の場合

・磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」から国道115号・459号を経由して約25分 駐車場が五色沼入口(毘沙門沼側)と裏磐梯物産館(柳沼側)にあり、どちらからでも散策をスタートできます。バスを利用すれば、片道だけのトレッキングも手軽に楽しめます。

五色沼散策のベストシーズンはいつ?

周囲の木々が色づいた五色沼
五色沼は四季折々に異なる表情を見せてくれるため、一年を通して楽しめます。春は新緑、夏は深緑と青色の沼との対比が見どころです。特に例年10月中旬から11月上旬までの紅葉シーズンは必見。色づいた木々と沼の色彩とのコントラストが美しく圧巻です。冬は数十センチから数メートルの雪に覆われるため、積雪が増えるに伴い、スノーシューの準備が必要となりますが、雪景色に包まれた湖沼は冬ならではの景色となります。

五色沼を彩る個性豊かな8つの湖沼

「五色沼自然探勝路」では、それぞれに違った色や特徴を持つ10数個の沼を観察できます。 ここでは代表的な8つの沼をご紹介します。

1. 毘沙門沼(びしゃもんぬま)|五色沼の中で最大の沼

毘沙門沼の風景
毘沙門沼の風景
五色沼湖沼群の中で最も大きく、探勝路の入口に位置します。季節や天気によって緑や青に見える沼で、手漕ぎボート(有料)に乗って水上から景色を楽しむこともできます。体にハート模様がある鯉を見つけると幸せになれるという噂もあり、探すのも楽しみのひとつ。磐梯山を背景にした雄大な景色は写真撮影にもおすすめのスポットです。

2. 赤沼(あかぬま)|独特な赤褐色の沼

初秋の赤沼
初秋の赤沼
水に含まれる鉄分によって沼の縁の草が赤褐色に染まる不思議な沼。水自体は美しい緑色をしており、周囲の木々との対比が印象的。探勝路からもその特徴的な沼の様子を見ることができます。

3. みどろ沼(みどろぬま)|1つの沼に3つの色

初夏のみどろ沼
初夏のみどろ沼
緑、赤褐色、青と1つの沼で3つの色が見える不思議な沼です。水質や光の入り方、水草の繁茂具合などが場所によって異なるため、このような複雑な色合いが生まれます。見る時間帯によっても表情が変わり、つい足を止めて見入ってしまいます。

4. 竜沼(たつぬま)|ひっそりと佇む沼

初夏の竜沼
初夏の竜沼
鮮やかな青緑色が魅力の竜沼。探勝路から少し離れた場所にあるため、ほんの少ししか見ることができません。夏になると生い茂った草木で隠れてほとんど見えなくなる幻の沼です。

5. 弁天沼(べんてんぬま)|コバルトブルーの輝き

弁天沼の風景
弁天沼の風景
五色沼湖沼群の中で2番目に大きな沼で、探勝路の中間あたりに位置します。沼のほとりには展望デッキが設けられており、青、緑、乳白色の沼を一望できます。酸性度が弱い沼のため、冬には凍ることもあります。

6. るり沼(るりぬま)|輝く瑠璃色の水面

初秋のるり沼
初秋のるり沼
探勝路から少し脇に入った展望台から眺めることができる沼。その名の通り、吸い込まれそうな瑠璃色の水面が特徴です。磐梯山を背景にした景色は、ついつい写真に収めたくなる絶景の一つです。

7. 青沼(あおぬま)|自然が織りなす神秘のブルー

初夏の青沼
初夏の青沼
るり沼と並び、特に青さが際立つ沼です。沼の底で育ったウカミカマゴケの緑により、太陽光が入ると、まるで青い絵の具を溶かしたかのような神秘的な色合いを生み出します。少し奥へ進むとベンチが設置されているため、沼を背景に写真撮影や休憩をとるのもおすすめです。

8. 柳沼(やなぎぬま)|水面への反射が美しい沼

柳沼の風景
柳沼の風景
探勝路の終点、裏磐梯物産館の近くにある穏やかな沼。周囲の木々が水面に映り込み、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。紅葉の時期は特に美しく、散策の締めくくりにふさわしい景色が広がります。

五色沼を最大限楽しむ!散策ルートと事前準備

森の小道を歩いている若い女性の後ろ姿
※画像はイメージです
五色沼トレッキングを安全かつ快適に楽しむためには、事前の準備が欠かせません。ここでは、散策ルートや服装、持ち物など、散策前に抑えておきたいポイントをご紹介します。

散策ルートの選び方とポイント

探勝路は比較的平坦で、どちらの入口からスタートしても高低差はほとんどありません。そのため、バスの時刻や駐車場の状況に合わせてルートを決めるのがおすすめです。車で訪れる場合は、まず駐車場に車を停め、バスで反対側の入口へ移動。その後、車を停めた場所に向かって歩くとバスの時間を気にせずに楽しめるでしょう。

五色沼トレッキングの持ち物リスト

探勝路は石やぬかるみで足元が悪い場所もあります。安全にトレッキングを楽しむためにも事前準備をしっかりと行いましょう。 ・歩きやすい靴: スニーカーは必須。できれば防水性のあるトレッキングシューズがおすすめです。 ・飲み物: 探勝路の途中に自動販売機はありません。夏場は特に多めに用意しましょう。 ・雨具: 山の天気は変わりやすいため、レインウェア(カッパ)があると安心です。傘は手がふさがるため危険です。 ・タオル: 汗拭き、日焼け対策に使用できます。 ・虫除けスプレー: 特に夏場は虫が多いので持参しましょう。 ・クマ鈴: クマとの遭遇を避けるために携帯を推奨します。 ・上着: 体温調節できる羽織るものがあると便利です。 冬は積雪が数十センチから数メートルに達することもあるため、防寒・防水機能のあるウェアや滑りにくい靴、手袋、帽子など万全の対策が必要です。積雪状況に応じてスノーシューの準備も必要になります。

散策のマナーと注意点

五色沼周辺は、国立公園内の「特別保護地区(特に厳重に景観を保護する地域)」に指定されています。美しい自然を守るために、以下のマナーを守って散策をしましょう。 ・ゴミは必ず持ち帰る。 ・動植物を採ったり、傷つけたりしない。 ・探勝路から外れて歩かない。 ・自転車等は乗り入れない。 また、五色沼周辺はツキノワグマの生息地です。散策の際は、単独行動は避け、クマ鈴を携帯したり、時折声を出したりして、人の存在を知らせるようにしましょう。裏磐梯ビジターセンターや裏磐梯物産館などではクマ鈴のレンタルも行っているため、散策前に利用するのもおすすめです。

五色沼周辺のおすすめ宿泊施設3選

五色沼の美しい自然に癒された後は、周辺のホテルでゆったりと旅の疲れを癒すのもおすすめです。ここでは、五色沼周辺の宿泊施設を3つご紹介します。

裏磐梯高原ホテル

裏磐梯高原ホテル 外観
裏磐梯高原ホテルは、磐梯朝日国立公園内の標高831mに佇む高原リゾートホテル。館内からは日本百名山の1つである磐梯山の絶景が広がり、展望露天風呂やライブラリーラウンジでは贅沢な時間を過ごすことができます。 また、地元食材を活かした「ダイニング磐梯」では、雄大な景色と共に極上の料理を堪能できます。都会の喧噪から離れてゆったりリラックスしたい方におすすめです。

裏磐梯レイクリゾート

裏磐梯レイクリゾート 外観
裏磐梯レイクリゾートは、国立公園内に位置し、ホテルからは磐梯山と桧原湖を望めます。五色沼へ徒歩3分と観光に最適です。源泉かけ流しの露天風呂「ひばらみの湯」は、鉄分が豊富で、空気に触れると酸化し赤褐色のにごり湯となる珍しい湯。 裏磐梯ならではのアクティビティや食を楽しむことができるため、カップルからファミリーまで気軽に滞在を楽しめます。

メルキュール裏磐梯リゾート&スパ

メルキュール裏磐梯リゾート&スパ 外観
メルキュール裏磐梯リゾート&スパは、五色沼入口まで徒歩約7分と好立地。四季折々の風情を満喫できる露天風呂は、神経痛や関節痛をはじめ、慢性消化器病、疲労回復など、幅広い適応症があるため、アクティブ派にも嬉しいお湯です。 ゆったりとした客室からも美しい景色を眺められ、心身ともに癒される時間を過ごすことができます。旬の食材を活かしたビュッフェスタイルの食事も魅力です。

五色沼周辺のおすすめ観光スポット3選

五色沼周辺には、自然が作り出した絶景やアートを楽しめるスポットがあります。ここでは、五色沼の散策とあわせて訪れたいおすすめの観光スポットを3つご紹介します。

猪苗代湖

猪苗代湖
磐梯山の麓に広がる、日本で4番目に大きい湖。高い透明度と湖面が鏡のように美しいことから「天鏡湖(てんきょうこ)」とも呼ばれます。夏は湖水浴やヨットなどのウォータースポーツで賑わい、冬には多くの白鳥が飛来します。 湖上から景色を楽しめる観光船も運航しており、四季を通じて様々な表情を見せてくれる人気の観光スポットです。

磐梯吾妻スカイライン

磐梯吾妻スカイライン
磐梯吾妻(ばんだいあづま)スカイラインは、高湯温泉と土湯峠を結ぶ全長約29kmの山岳観光道路で、「日本の道100選」にも選ばれています。標高1,600mに位置する浄土平(じょうどだいら)では、一切経山(いっさいきょうざん)や吾妻小富士(あづまこふじ)の雄大な景色を望むことができます。 特に秋は、標高差があるため長期間にわたって紅葉のグラデーションを楽しむことができ、ドライブにもおすすめです。例年11月中旬から4月上旬頃までの間は冬期通行止めとなるため、注意が必要です。

小野川不動滝

五色沼から車で約15分のところにある小野川不動滝(おのがわふどうたき)は、小野川湖の上流にある落差25mの滝です。不動明王が祀られていることが名称の由来で、水は「小野川湧水」として名水百選に選定されています。 特に例年4月下旬から5月上旬にかけては雪解け水で水量が増し、迫力のある姿を見せます。夏は避暑地として、秋は紅葉、冬にはブルーアイス(滝の水しぶきが青く凍る現象)など、一年を通して楽しむことができます。 ※冬季の個人でのトレッキングは大変危険なため、ガイドツアーの利用を推奨します

五色沼に関するQ&A

最後に散策前に知っておくと安心な、トイレや食事、バリアフリー情報など、五色沼に関するよくある質問に回答します。

Q. 五色沼にトイレはある?

探勝路のスタート地点「五色沼入口(毘沙門沼)」側にある裏磐梯ビジターセンターと、ゴール地点の裏磐梯物産館にトイレが設置されています。ただし、探勝路の途中にはトイレはありませんので、散策を始める前に必ず済ませておくようにしましょう。

Q. 食事処やカフェはある?

探勝路の入口と出口周辺にあります。裏磐梯ビジターセンター周辺、裏磐梯物産館の館内や周辺には、レストランやカフェ、売店が揃っています。裏磐梯名物の「山塩ラーメン」を味わったり、ソフトクリームやジェラートで休憩したりするのもおすすめです。

Q. ベビーカーや車椅子での散策はできる?

残念ながら、探勝路全体をベビーカーや車椅子で散策することは困難です。コースは未舗装の箇所があり、石がごろごろしていたり、階段や坂があります。ただし、探勝路のスタート地点である「毘沙門沼」周辺は比較的平坦な道が整備されているため、その周辺の景色を楽しむことは可能です。

Q. ペット同伴はできる?

ペットとの同伴散策は可能です。ただし、探勝路を歩く際には必ずリードを着用し、他の利用者の迷惑にならないよう配慮しましょう。また、排泄物の処理など、基本的なマナーをしっかりと守りましょう。なお、ビジターセンターなどの建物内へは同伴できない場合があります。

五色沼で自然を満喫しよう!

五色沼の紅葉
福島県の裏磐梯に広がる五色沼は、その名の通り、季節や天候、見る角度によって様々な色に変化する湖沼群を楽しむことができます。 本記事では、五色沼の基本情報から各沼の特徴、周辺の宿泊施設や観光スポットまで、五色沼を満喫するための情報をお届けしました。ぜひ散策や旅行計画の参考にしてみてください。
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