廬山は江西省九江市郊外、鄱陽湖の南にそびえる南北約30kmの連山。主峰は標高1474mの漢陽峰。別名、匡山または匡廬といい、「匡廬奇秀甲天下」(匡廬の奇秀は天下一である)と称えられきた。紀元前126年に司馬遷が廬山に登り、その風光明媚な景観を『史記』に記して以来、歴代文人や高僧、宮廷の官吏らをはじめ、多くの人々が来訪した。東晋以来、廬山を題材に詠んだ詩歌辞賦は4000以上。唐代の詩人李白は「望廬山瀑布」を、白居易は「香炉峰の雪」を、それぞれ詩に読んでいる。この白居易の詩は清少納言が『枕草子』で「香炉峰の雪