北京の南約500km、安陽市郊外にある、殷(商)王朝後期の都城遺跡。殷(商)王朝は中国青銅器時代を最も反映した時代といわれる。殷墟に人が暮らしたのは紀元前1300年頃~紀元前1046年のこと。文献や資料で都だったと実証される遺跡としては中国最古のものだ。殷墟ではこの時代の王族墳墓では唯一完全な形で残る妃の墓(婦好墓)をはじめ、多くの陵墓や宮殿が発掘され、それまで文献の上だけでの存在だった殷(商)が実在したことを証明した。同時に、青銅器、玉器など、おびただしい数の埋葬品も見つかり、当時の手工業のレベルの高さ