クアラルンプールのおすすめ観光スポット12選!トランジットで楽しめるモデルコースも

マレーシア
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クアラルンプールの街並み
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公開日:2025.05.14
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更新日:2025.05.14
マレーシアの首都クアラルンプールは、多彩な文化と近未来的な街並みが魅力の都市。東南アジアを巡る旅のハブとして立ち寄る方も多く、限られた時間でもしっかり観光を楽しめます。 本記事では、初めての方にもわかりやすいよう、必見の定番スポットから子どもと一緒に楽しめる施設、トランジット向けの半日モデルコースまで、幅広くご紹介します。記事の後半では、旅の前に押さえておきたい観光のポイントもまとめました。 クアラルンプールへの旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
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初めてクアラルンプールに行くなら必見!人気の観光スポット5選

クアラルンプールの街並みとクアラルンプールのダウンタウンのビジネス街にある高層ビル群
クアラルンプールを初めて訪れるなら、外せない定番スポットは押さえておきたいところです。まずは、クアラルンプールならではの雰囲気を存分に感じられる5つのスポットをまとめました。 ・ペトロナスツインタワー ・バトゥ洞窟 ・ムルデカ広場(独立広場) ・イスラム芸術博物館 ・ジャラン・アロー

ペトロナスツインタワー

ペトロナスツインタワー
クアラルンプールのシンボルといえば、ペトロナスツインタワーです。高さ452メートルのツインビルは、1998年の完成当時、世界一高いビルとして知られていました。現在もツインタワーとしては世界一の高さを誇ります。 昼間は高層ビル群と青空に映える姿を、夜はライトアップされた幻想的な姿を堪能できます。外観を写真に収めるだけでも迫力満点ですが、41階部分にかかるスカイブリッジや86階の展望台からは、クアラルンプール市街を一望できます。

バトゥ洞窟

バトゥ洞窟
クアラルンプール郊外にあるバトゥ洞窟は、ヒンドゥー教の聖地として知られる巨大な洞窟群。入り口には高さ42.7メートルの金色に輝くムルガン神像がそびえ立っています。 洞窟へ続く272段のカラフルな階段を上ると広大な空間が広がり、複数の祠や寺院などがあります。年に一度開催されるタイプーサム祭では世界中から信仰者や観光客が集まり、カバディと呼ばれる神輿や信仰者が巡礼する姿などを間近で見られます。

ムルデカ広場(独立広場)

ムルデカ広場は、クアラルンプールの中心部に位置する広場。「ムルデカ」とは、マレー語で「独立」を意味する言葉です。1957年8月31日に独立を宣言するとともに、ここでイギリス国旗が降ろされ、初めてマレーシア国旗が掲げられるという歴史的な瞬間を迎えました。 広場は緑豊かな芝生に囲まれ、周囲には歴史あるコロニアル建築が立ち並びます。特に目を引くのが、ムーア様式を取り入れたスルタン・アブドゥル・サマド・ビル。赤レンガと白いドーム、時計塔が美しく、写真映えする景観を楽しめます。

イスラム芸術博物館

イスラム芸術博物館は、東南アジア最大規模のイスラム芸術専門博物館。クアラルンプールの中心部、レイクガーデン近くに位置しています。ドーム屋根が美しい建物の中には、世界中のイスラム文化圏から集められた貴重な美術品や工芸品が展示されています。 館内には、陶器やアクセサリー、カーペット、テキスタイルアートなど多岐にわたるコレクションが並び、地域ごとの特色を反映したイスラム美術の多様性を感じられます。

ジャラン・アロー

クアラルンプールでローカルグルメを満喫するなら、ナイトマーケットは外せません。中でもブキッ・ビンタン地区にあるジャラン・アローには数えきれないほどの屋台が並び、サテ(串焼き)、ホッケンミー、チキンライス、ドリアンなどを楽しめます。 連日多くの人で賑わうため、人気のお店では席を確保するのに少し苦労するかもしれませんが、それもまたジャラン・アローならではの醍醐味。ドリンクからボリューム満点のフードまで、自分のペースで好きな料理を選んで食べ歩きを楽しんでみてください。

子連れにおすすめ!クアラルンプールのおすすめ観光スポット4選

クアラルンプールのホテル屋上にある美しい街の景色を望むプール
クアラルンプールには、大人だけでなく子どもも夢中になれるスポットが数多くあります。ここでは、親子で一緒に楽しめるクアラルンプールのおすすめ観光地を4つ紹介します。 ・KLタワー ・サンウェイラグーン水上テーマパーク ・アクアリアKLCC ・ペトロサインス・ディスカバリーセンター

KLタワー

KLタワー
高さ421メートルを誇るKLタワーは、クアラルンプールのシンボルのような存在。展望デッキからは市内を360度見渡すことができ、特にガラス張りのスカイボックスはスリル満点。高所から街を見下ろす体験に、大人も子どももわくわくするでしょう。展望台の入場はチケット制なので、予約しておくとスムーズです。

サンウェイラグーン水上テーマパーク

クアラルンプール中心部から車で約30分の場所にあるサンウェイラグーンは、広大な敷地を持つ水上テーマパーク。ウォータースライダーや流れるプールをはじめ、波のプールや砂浜サーフィンプールなど、多彩なエリアがあります。子ども用の浅いプールエリアも充実しており、年齢を問わず家族みんなで楽しめます。 1日では回りきれないほどの広さがあるので、事前に回りたいエリアを絞って計画を立てるとスムーズでしょう。

アクアリアKLCC

アクアリアKLCCはクアラルンプールの中心部、ペトロナスツインタワーからほど近い場所に位置する人気の水族館です。5,000種類以上もの水生生物が展示されており、まるで海の中を歩いているような気分に浸れます。 目玉は全長90メートルにおよぶ透明な水中トンネルで、頭上を泳ぐ色とりどりの魚たちを間近に観察できます。

ペトロサインス・ディスカバリーセンター

ペトロサインス・ディスカバリーセンターは、ペトロナス社が手掛ける体験型のミュージアム。スリアKLCCという大型ショッピングモールの中にあり、ショッピングや観光の合間に立ち寄りやすい立地も魅力です。 館内ではエネルギー、宇宙、テクノロジーなどさまざまなテーマに沿った展示が並び、子どもたちが実際に手を動かしながら学べる仕掛けが豊富に用意されています。遊びながら自然に科学への興味を引き出してくれる構成になっているため、飽きずに長時間楽しめるところがポイントです。

クアラルンプールの穴場観光スポット3選

ムルデカ広場
人混みを避けて、クアラルンプールのよりディープな一面に触れたいなら、穴場の観光スポットを訪れてみるのもおすすめです。ここでは、クアラルンプールの隠れた名所を3つ紹介します。 ・Kampung Baru(カンポン・バル) ・Thean Hou Temple(天后宮) ・Chow Kit Market(チョーキット市場)

Kampung Baru(カンポン・バル)

上空から見たカンポン・バル
高層ビルが立ち並ぶクアラルンプールの中心部にありながら、昔ながらのマレー文化が色濃く残る「Kampung Baru(カンポン・バル)」。低層の木造家屋が並ぶ町並みにはマレー料理の名店が多く、夕方になるとストリートフードが賑わいを見せます。 ナシレマや鶏足ロティなどをリーズナブルに楽しむことができ、食堂やフードコートの雰囲気を味わいたい人にもぴったりです。

Thean Hou Temple(天后宮)

天后宮の旧正月のランタン飾り
クアラルンプール南部の小高い丘に建つ天后宮は、華人系マレーシア人によって建設された六層建ての壮麗な寺院です。航海の守護神・媽祖を祀っており、建物は赤を基調とした色鮮やかな装飾が施され、屋根や石の柱には龍の彫刻や中国伝統のモチーフが細かくあしらわれています。カラフルな提灯が飾られた空間は、歩いて散策するだけでも心が弾むことでしょう。

Chow Kit Market(チョーキット市場)

チョーキット市場は、60年以上の歴史を誇る伝統的なローカル市場。観光地化が進んだエリアとは異なり、マレーシアでの暮らしや活気に満ちた雰囲気を肌で感じられるスポットです。 市場内では新鮮な野菜や果物、肉、魚介類が所狭しと並び、カラフルな南国の果物や香辛料など、異国情緒あふれる光景が広がります。営業時間は早朝〜昼頃までなので、早めの時間帯に訪れることをおすすめします。

トランジットで楽しめる!クアラルンプールの半日モデルコース

空港のスーツケース
クアラルンプール国際空港(KLIA)は東南アジアのハブ空港として利用者が多く、乗り継ぎの合間に数時間だけ立ち寄るケースも少なくありません。限られた時間でも市内観光を満喫するために、効率よく回れるプランを立てておくことをおすすめします。 ここでは、時間を有効活用できる半日モデルコースを紹介するので、計画を立てる際の参考にしてみてください。 ・KLIAエクスプレスで空港から移動 ・ペトロナスツインタワーの展望台へ ・KLCC公園でツインタワーをバックに写真撮影 ・スリアKLCCでご飯と買い物 ・ジャメ・モスクで文化に触れる ・セントラルマーケットでお土産をゲット

KLIAエクスプレスで空港から移動

クアラルンプール国際空港に到着したら、まずはKLIAエクスプレスに乗って市内の中心部へ向かいます。KLIAエクスプレスは空港からKLセントラル駅までノンストップで約28分と非常にスムーズ。車内も広く快適なため、長時間フライトの疲れを癒しながら市内へ移動しましょう。

ペトロナスツインタワーの展望台へ

市内中心部に到着したら、まず向かうべきはクアラルンプールを代表するペトロナスツインタワー。展望台チケットは事前に予約しておくとスムーズです。 41階のスカイブリッジと86階の展望フロアからは、クアラルンプール市街を360度のパノラマビューで一望できます。

KLCC公園でツインタワーをバックに写真撮影

ツインタワーを見学したあとは、すぐ隣に広がるKLCC公園へ。整備された広場と噴水、緑豊かな樹々が美しい公園で、ツインタワーをバックに写真撮影を楽しみましょう。 建物全体を鮮やかに収めるなら昼間の時間帯、ライトアップされた幻想的なツインタワーを撮るなら夜の時間帯がおすすめです。

スリアKLCCでご飯と買い物

撮影を楽しんだあとは、KLCC公園に隣接する大型ショッピングモール「スリアKLCC」へ向かいます。スリアKLCCには高級ブランドからカジュアルなお店までさまざまなショップが入っており、短時間でもお土産探しやショッピングを楽しめます。 また、館内にはマレー料理を楽しめるレストランも豊富にあるので、あわせてグルメを楽しむのもおすすめです。

ジャメ・モスクで文化に触れる

時間があれば、スリアKLCCから6キロメートルほどの距離にあるジャメ・モスクにも立ち寄れます。ジャメ・モスクはクアラルンプール最古のモスクであるとされ、ムーア様式の影響を受けた美しい建築が目を引きます。 モスク内は一般公開されており、礼拝時間以外であれば間近で見学できます。

セントラルマーケットでお土産をゲット

半日モデルコースの締めくくりとして、最後はセントラルマーケットへ。アートやクラフト、民芸品が豊富に揃っており、マレーシアのお土産を探すのにぴったりです。 マーケット内はコンパクトにまとまっているため、時間が限られていても効率よく買い物ができるでしょう。

クアラルンプール観光のポイント

旅客機
ここからは、出発前に押さえておきたいクアラルンプール観光の実用的な情報をご紹介します。ベストシーズンや移動手段、マナー、タブーなど、旅行前に確認すべきポイントをまとめました。 ・クアラルンプール観光には何日必要? ・クアラルンプールのベストシーズン ・クアラルンプール観光の移動手段 ・クアラルンプール観光のマナーやタブーを知る ・クアラルンプール観光を満喫できるツアー

クアラルンプール観光には何日必要?

定番スポットだけを押さえるなら、半日〜1日での観光も可能です。効率よく回ればトランジットでの観光でも十分に楽しめるので、旅程に合わせてプランを組んでみてください。 一方で、イスラム芸術博物館やチョーキット市場など、少しディープなエリアにも足を延ばしたい場合は、2日間程度は確保しておくことをおすすめします。

クアラルンプールのベストシーズン

クアラルンプールは1年を通して高温多湿な気候が続きますが、比較的過ごしやすい時期を狙うなら、雨が少なく晴天が続く5月から8月がベスト。観光や屋外アクティビティを快適に楽しめるでしょう。ただし、乾季といってもスコールのような短時間の雨は降ることがあるため、折りたたみ傘を持ち歩くと安心です。 11月から3月にかけては雨季となり、スコールのような激しい雨が降ることが増えます。

クアラルンプール観光の移動手段

クアラルンプール市内の移動は、公共交通機関と配車アプリを使い分けるのがおすすめです。 市内の電車は、LRTとモノレール、MRTの3種類があり、主要な観光スポットであれば電車で十分に回れるでしょう。バスも利用できますが、路線や運行間隔がわかりにくいことがあるため、少々ハードルが高いかもしれません。 短距離の移動や駅から目的地までの移動なら、配車アプリ「Grab(グラブ)」が便利です。タクシーよりも料金が明確で、アプリ内で決済できます。

クアラルンプール観光のマナーやタブーを知る

クアラルンプール観光では肌の露出はNGです。マレーシアは多民族国家であり、マレー系、インド系、中国系などさまざまな宗教・文化を持つ民族が共存しています。観光する際には、こうした背景を意識して行動することが大切です。 施設によっては貸し出し用のローブが用意されていることもありますが、モスクや宗教施設を訪れるときは肌の露出を控えた服装を心がけましょう。 また、人前での過度なスキンシップや、公共の場で大声を出すことは避けた方が無難です。

クアラルンプール観光を満喫できるツアー

クアラルンプールの魅力を効率よく味わうなら、JTBのフリープランやオプショナルツアーがおすすめです。人気のモスク巡りからバトゥ洞窟への訪問、夜景鑑賞付きのディナープランなど、多彩な内容が揃っています。 ホテルや航空便の自由な組み合わせに加え、空港からの送迎付きプランなど、自分だけの旅をカスタマイズすることも可能です。

まとめ

クアラルンプールでおすすめの観光スポットをご紹介しました。高層ビル群、歴史あるモスク、ローカルマーケットやグルメストリートまで、歩くたびに違った表情に出会えるところがクアラルンプールの魅力です。 短いトランジットで訪れる場合も、効率よく回ることで充実した観光を楽しめます。ぜひこの記事を参考に、自分だけのクアラルンプール滞在を計画してみてください。
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