旅なかま。 旅の輪で広がる、人生の彩り 毎週曜日更新添乗員や企画担当者が旅行に限らず
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旅のきっかけ

青の都ーサマルカンド
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目次

「確かめに来たの!」

「以前テレビで見た建物のタイルの青さに魅了されて、、、。あの青を実際に自分の目で見てみたくて、本物を確かめに来たの!」
先月のウズベキスタン添乗時、お客様に今回の旅のきっかけをお尋ねしたら、こんな言葉を返して下さいました。お客様が魅了されたのは、この青でした。

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シャーヒズィンダ廟

9~15世紀に建てられたティムールゆかりの人々の霊廟が立ち並ぶサマルカンド有数の聖地で、「サマルカンドブルー」を一番感じられると言われるシャーヒズィンダ廟です。1年少し前に、ある世界遺産のテレビ番組で放映された場所ですが、とても印象的だったとのことです。彼女は油彩画を描き展覧会にも出品されていて、番組の画像を元に油彩画を描かれたそうで、その絵を印刷したポストカードを私に下さいました。写真と見紛うほどのとても素敵な作品でした!
本物を目の前に出来た事にとても感激されておられましたが、私もきっかけとなった番組を見ていましたので、感激が伝わってきてとても嬉しく感じました。

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こんな霊廟が続きます

廟群の中で一番の見所と言われるのが、預言者ムハンマドの従兄クサム・イブン・アッバースの廟です。彼はこちらで礼拝中に異教徒に襲われ首をはねられてしまいましたが、動じることなく礼拝を終え、自分の首を抱えると深い井戸へと入っていき、そこで永遠の生命を得てイスラムが危機に陥った時に救いに現れると言われています。隣にモスクもあるのですが、信者の方々が熱心にお祈りをささげていらっしゃいました。廟内はタイル張りのドームで、透かし彫りの格子の奥に墓石があります。

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クサム・イブン・アッバース廟

ティムール

紀元前からシルクロードの要衝として栄えたサマルカンド、8世紀にアラブ人の侵攻を受けてイスラム化が進んだ後、13世紀にはチンギスハン率いるモンゴル軍によって滅ぼされてしまいます。中世アジアを代表する軍事的天才と評されたティムールが、14世紀にティムール朝の首都としてサマルカンドを復興しました。彼は、帝国中から職人や芸術家、学者を集め、壮麗なモスクやマドラサを多数建設しましたが、青色を好んだため、これらの建造物には「サマルカンド・ブルー」と呼ばれる青色のタイルが大量に使われたと言うことです。青い建物の美しさから、サマルカンドは「青の都」と呼ばれるようになります。

その中でも青さがひときわ引き立っているのが、ティムール一族が眠るグル・アミール廟(アミール・ティムール廟)です。
ティムール自身は、故郷シャフリサーブスに葬られることを望んだそうですが、願いは叶いませんでした。写真の黒い墓石が彼のものですが、実際の亡骸はこの地下3mにある墓室に眠っています。

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アミール・ティムール霊廟

レギスタン広場

以前は、現在の市街地北部にあるアフラースィヤーブの丘にサマルカンドはありましたが、ティムール再興後に、現在のレギスタン広場に街の中心が移りました。
実は、今回のお客様の中にはこの壮麗なレギスタン広場がお目当てという方もいらっしゃいました。ご友人から送られた絵葉書の写真が、この広場だったようです。
マドラサが立ち並ぶこの広場、見応えたっぷりです。ティムール時代には大きな屋根が付いたバザールが建てられたようですが、現在は3つのメドレセが広場を囲んでいます。メドレセの内部は手工芸品のお土産店となっている部分もあり、カーペット、タイル、楽器、等々お土産探しも可能です。

広場東側のシェルドル・メドレセの入り口アーチには、鹿を追うライオンが描かれています。本来イスラムの文様では偶像崇拝を否定する立場から人や動物を描くことはタブーですが、あえてこの様なデザインが取られたのは、支配者が自分の権力を誇示しようとしたためだとか。
広場北側のティラカリ・マドレセでは、青のドームの下の礼拝所は見逃せません。修復に3kgもの金が使用されており、金と鮮やかな模様で飾られ、まばゆいばかりの美しさです。

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シェルドル・メドレセ
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ティラカリ・メドレセ

お客様の旅のきっかけにもなったレギスタン広場を、もう一度夕食後に訪れました。ライトアップされ、昼間とはまた違った趣きがありました。
旅のきっかけをご参加の皆様にお伺いするのは、毎回とても楽しみです。テレビ番組、映画、本、絵画、食べ物、ファッション、等本当に様々ですが、こうしたきっかけをお伺いすると、私自身にとっても、見ているもの・訪れる場所がより印象に残る気が致します。
私も、旅のきっかけを沢山見つけられるような生活を、日々送っていきたいと改めて思いました。

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レギスタン広場夜景
この記事を書いた人
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広田 志濃
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世界遺産/RITMOS
世界遺産大好きな添乗員、好きが高じて世界遺産検定1級取得済み。ツアーで世界遺産を訪れる際はワクワクしますね。そんなワクワク感を皆様と共有出来るよう、奮闘努力してまいります。
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