旅の輪で広がる、人生の彩り
毎週水曜日更新添乗員や企画担当者が旅行に限らず様々なテーマで、日常のコラムを投稿!
ポルトガル・リスボンの魅力

大航海時代には世界の中心だったリスボン
ポルトガルの首都リスボンは、15世紀から16世紀にかけて世界の海を制した大航海時代の記憶が今なお息づいています。かつて世界中の富と文化が集まる海洋帝国の中心地として繁栄を極めた大航海時代の黄金期の遺産が今この時代にも色濃く残っています。
ベレン地区にそびえ立つジェロニモス修道院は、まさにこの黄金時代の象徴といえる建造物です。1501年にマヌエル1世の命により建設が開始されたこの修道院は、インドからもたらされた香辛料貿易の利益によって建てられました。マニュエル様式と呼ばれる独特の建築様式は、海洋国家だったポルトガルの特徴を表しており、外壁の彫刻には、ロープや錨、貝殻といった海にまつわるモチーフが随所に散りばめられ、大航海時代の冒険精神と富の象徴のような印象をもちます。

美しいアーチと細かな彫刻はずっと見ていられます
1415年以降、大航海時代の父と呼ばれるエンリケ航海王子の後援のもと、多くの探検家たちがリスボンの港から未知の海へと旅立っていき、ポルトガルは香辛料貿易を独占し、莫大な富を手にしました。テージョ川沿いに建つ「発見のモニュメント」は、大西洋に向かって進む船の舳先を模したデザインが印象的です。モニュメントの先頭に立つのは、エンリケ航海王子、その後ろにはヴァスコ・ダ・ガマやマゼランなど、33人の歴史上の人物が続いています。モニュメントの足元には巨大な世界地図が描かれ、ポルトガル人が到達した各地点と年代が刻まれています。


7つの丘がある?!展望台めぐりもおすすめ
皆さんのイメージの通り、リスボンは街中に起伏が多い坂の町で、この特徴を生かして街には「ミラドウロ(miradouro)」と呼ばれる展望台が点在しています。その中から「セニョーラ・ド・モンテ展望台」を紹介します。

標高約110メートルの高台に位置しており、展望台の名前はかつてこの地に建てられていたセニョーラ・ド・モンテ教会に由来するそうです。この展望台の最大の魅力は、なんといってもリスボン市街を360度見渡せる圧倒的なパノラマビュー!西側にはテージョ川とその向こうに広がる4月25日橋、南側には赤い屋根が美しいアルファマ地区の街並み、北側にはモダンな新市街が一望できます。訪れたのは夕暮れ時だったため街全体が美しいオレンジ色に染まったような雰囲気でした♪

日本人にも好まれるリスボンの食文化
リスボンといえば、美味しい食事とワインが楽しめる美食の宝庫♪ポルトガル料理の代表格であるタコ料理、プルポ・ア・ラガレイロ(Polvo à Lagareiro)は、新鮮なタコを丸ごと茹で上げ、オリーブオイル、ニンニク、パセリ、そして岩塩でシンプルな味付けで、付け合わせには小さなジャガイモが添えられ、タコの旨味を吸ったオイルと一緒に味わいます。とっても柔らかく、噛めば噛むほどタコのうまみが感じられ絶品でした!

左側は一緒に頼んだリゾットでこちらも絶品♪
世界中で愛されるパステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)、通称エッグタルトは、リスボンのベレン地区の老舗菓子店「パスティス・デ・ベレン」が発祥といわれています。サクサクのパイ生地に包まれたカスタードクリームは、表面に美しい焦げ目がつけられ、口の中いっぱいに甘さと香りが広がります♪甘さ控えめなので何個でも食べられてしまいそうです!(笑)おすすめは必ず熱々のうちに食べること♪

ビファーナ(Bifana)は、薄切りの豚肉を白ワインとニンニクで煮込み、パンに挟んだポルトガルの国民的サンドイッチ。日本では「豚の生姜焼きサンド」として紹介されることも多く、実際にはショウガではなく、パプリカやベイリーフなどのスパイスで風味付けされているそうです。実際に食べてみると確かに生姜焼きのような味わい・・・だけど確かに異国っぽさもあって食べ進めるほど癖になり、ビールがとても進みました!各店舗で微妙に異なる味付けで、常連客は自分好みの店を見つけて通い詰めるそうです。


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