山海の大自然が生み出すゆったりした時間と料理、温泉に癒される純和風旅館【三重県　心に宿る芭新萃（はるしんすい）】

「心に宿る芭新萃」までのアクセスは、近鉄鳥羽駅から無料送迎バス（要予約・定時運行）で約25分。車の場合は、伊勢二見ライン鳥羽ICからパールロードを経由して約30分。鳥羽水族館やミキモト真珠島、海の博物館は車で約20分、パールロードから鳥羽展望台の絶景ドライブコースまでは車で10分圏内なので、朝食後に出かけてみましょう。

「心に宿る芭新萃」の客室は全25室。7つの客室タイプはそれぞれが異なる個性と魅力を放ちながら、客室から生い茂る雑木林や伊勢湾など四季折々の表情を目にすることができます。 なかでも夫婦やカップル、家族に人気があるのが、温泉ではないもののおしゃれなデザイナーズ露天風呂がある「風のはな」シリーズの「葉月」、「文月」、「桜月」の3タイプの客室。部屋数が最も多い「葉月」は、各10畳のリビングルームに和室、洋間のベッドルームと露天風呂に加えて内風呂付き。２・３世代の家族旅行でもゆとりある空間が広がります。「文月」と「桜月」は、各10畳の和室とベッドルーム、デザイナーズ露天風呂にシャワールームを備えた客室で、夫婦やカップルにおすすめです。

また、月見台（ウッドデッキ）がある温泉露天風呂が客室に併設された「高風院」は、和の落ち着きとモダンな開放感が調和した空間が広がり、最大9名まで宿泊が可能。同じ9名が最大定員の「華風院」は12畳と6畳の二間続きの客室で、露天風呂の代わりにバスルームを完備。客室が南側に位置していることから、伊勢湾と緑の木々を同時に眺めることができます。

そして最後の「潮香庵」シリーズは、「展望風呂付タ潮香庵」と伊勢湾と雑木林を見下ろす大きく開かれた窓が特徴の「潮香庵」、2023年に新設された「潮香庵プレミアツイン」が揃います。 「潮香庵プレミアツイン」は、純和風の空間にベッドを配した和モダンのデザインでシャワーブース付。温泉施設で湯を楽しみ、上質な室内で潮と松の香りを感じながら、夫婦やカップルなど大切な人とのんびりくつろげます。

「心に宿る芭新萃」の夕食は、伊勢志摩の海の幸を社長自ら漁港で買い付け、専属の海女が捕獲した絶品の生きウニを提供するなど、厳選した旬の食材を和とフレンチなどさまざまなジャンルの要素を取り入れた創作風会席で味わえます。春のサワラやブリ、夏のイサギやカツオ、そして冬には海のフォアグラと称されるカワハギなど季節の新鮮なお造りをはじめ、メイン料理には伊勢エビのアメリケーヌソース掛けや特選和牛石焼きが登場。伊勢エビの濃厚なだし汁を使った鍋も好評です。日本有数の産地として知られるカキやアワビの料理、夕食の締めに味わうめかぶ雑炊も見逃せません。

朝食は、生きている麹菌を使用した伊勢海老汁や日干しをして水分を飛ばした梅干し、アミノ酸が豊富な秋刀魚醤油鍋など、昔ながらの素朴で味わい深い惣菜を、三重県産コシヒカリを一組ごとに釜で炊き上げたごはんと一緒に楽しめます。

「心に宿る芭新萃」の温泉は、三重県津市にある榊原温泉から運んでいる運び湯。榊原温泉は七栗の湯とも呼ばれ、清少納言の「枕草子」では「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」とうたわれる日本三名泉のひとつ。 天望大浴場は、伊勢湾を望む海側の「うみ津みの湯」と山の眺望が広がる「やま津みの湯」の２つがあり、大きな湯船でゆったり温泉に浸かれる大浴場に露天風呂がそれぞれ併設されています。無色透明のアルカリ単純温泉はとろみがあるのが特徴。肌のしっとり・すべすべ感が期待されるそうなので、大自然のパノラマを眺めながらゆっくり温泉を楽しみましょう。

また、館内の離れには貸切露天風呂（要予約）もあり、自然石を使用した岩風呂と木が香るヒノキ風呂の2種類を用意。いずれも2名〜4名でゆったりできる広さがあるので、夫婦やカップル、家族と一緒にプライベートな湯浴みを楽しみたいですね。海と緑の両方を眺めたい眺望重視の場合は岩風呂がおすすめです。