仙台で絶対食べたいグルメまとめ｜旅行や出張で外せない名物18選

仙台といえば「牛タン」が外せません。厚切りでも柔らかく、炭火で焼き上げることで香ばしさと旨味がたっぷり。 麦飯とテールスープ、南蛮味噌とセットで提供される定食スタイルが主流で、ランチにもぴったり。本場ならではの、分厚くてジューシーな牛タンをぜひ味わってみてください。

枝豆をすり潰して作る“ずんだ”を、ふわっと柔らかいお餅にたっぷりのせたのが仙台名物「ずんだ餅」。ほんのり塩気を感じる枝豆の風味と自然な甘さがクセになる一品です。 最近では、ずんだシェイクやずんだパフェなど、アレンジ豊富なずんだスイーツも登場しています。

魚のすり身を笹の葉の形に整え、香ばしく焼き上げたのが「笹かまぼこ」。ぷりっとした食感と、噛むほどに広がる魚の旨味が魅力です。 焼き立てをその場で食べられるお店などもあり、手焼き体験も人気。持ち帰りやお土産にもおすすめです。

ここからは、地元の人に長年愛されている定番から、旅行者にはあまり知られていない通のグルメまでを幅広くピックアップ。季節限定の鍋料理やご当地麺、東北ならではの郷土料理など、魅力あふれるご当地グルメをまとめました。 ・仙台味噌ラーメン｜濃厚な仙台味噌がスープに溶け込む ・はらこ飯｜鮭とイクラの親子丼 ・せり鍋｜根っこごと食べる仙台冬の定番 ・マーボー焼きそば｜麻婆豆腐×焼きそばのB級グルメ ・冷やし中華｜実は仙台発祥！？夏に食べたい名物 ・三角油揚げ｜外カリ中フワの地元グルメ ・仙台あおば餃子｜緑の皮が特徴のヘルシー餃子 ・芋煮｜豚肉とコクのある味噌の風味にほっこり ・仙台長なす漬け｜ご飯が進む名脇役 ・ホヤ料理｜東北の夏の珍味 ・カキフライ・カキ鍋｜松島湾の濃厚な牡蠣 ・金華さば｜刺身も焼きも絶品のブランド鯖 ・おくずかけ｜あったかい葛仕立て汁に癒される ・仙台黒毛和牛｜A5ランクのご当地ブランド牛 ・白石温麺｜胃に優しい細めの麺

「仙台味噌ラーメン」は、すっきりとした味噌ベースのラーメンに辛味噌を溶かして食べる、濃厚でコク深いスープが魅力。>好きなタイミングで辛味噌を溶かして食べられるのが特徴です。 トッピングはもやしやネギ、チャーシューなどが定番。寒い季節には特に体が温まる一杯として人気です。

宮城県の郷土料理として知られる「はらこ飯」は、炊き込みご飯の上にほぐし鮭とたっぷりのイクラをのせた贅沢な親子丼。 秋のグルメとして有名で、旬の時期（9月〜11月頃）になると仙台市内の多くのお店で提供されます。見た目も華やかで、汁物や漬物とともに味わいたい逸品です。

シャキシャキの食感と独特の香りがクセになる「せり鍋」は、冬の仙台グルメの代表格。宮城県産のせりを鍋にたっぷり投入して、根から葉までまるごと味わいます。 寒い季節に体の芯から温まる郷土の味は、最近は観光客の間でも人気です。

仙台生まれのユニークなB級グルメといえば「マーボー焼きそば」がおすすめ。香ばしく焼かれた中華麺の上に、ピリ辛の麻婆豆腐がどっさりとかけられたインパクトのある一皿です。 ごはんとしてはもちろんお酒のお供にもなる一品で、町中華や定食屋などで食べられます。

実は「冷やし中華」は、仙台が発祥ともいわれる料理のひとつ。1930年代に仙台の老舗中華料理店が考案したとされ、夏場の定番メニューとして各地に広がりました。 タレは醤油ベースやごまダレなどお店によってさまざまで、錦糸卵・ハム・きゅうりなどカラフルな具材も魅力。暑い季節の仙台旅行にぴったりの爽やかな一皿です。

宮城県・定義如来西方寺の名物として知られる「三角油揚げ」は、たっぷりと厚みがあり食べごたえばっちり。外はカリッと香ばしく焼かれ、中はふわっとジューシーな味わいです。 食べ歩きグルメとしても人気で、醤油と七味をかけてシンプルに味わうのが定番。揚げたてを食べられるお店では、熱々の三角油揚げを楽しめます。

「仙台あおば餃子」は、“杜の都仙台”からイメージされる青葉を表現したご当地餃子。緑色の皮には仙台の伝統野菜・雪葉が練り込まれていて、見た目にもインパクトがあります。 具にも野菜がふんだんに使われており、ヘルシーな味わいが特徴。お店によって提供スタイルもさまざまなので、食べ比べをするのもおすすめです。

秋の東北を代表する郷土料理といえば「芋煮」が有名。宮城版は豚肉・里芋・こんにゃく・ネギなどを使い、味噌ベースで仕上げるのが特徴です。 東北地方では河川敷で芋煮会を開く文化が根強く、家庭の味としても親しまれています。ほっこりとしたやさしい味わいで、旅先での癒しごはんにぴったりです。

「仙台長なす」は地元で古くから栽培されている伝統野菜。長なすのやわらかい果肉を活かした漬物が「仙台長なす漬け」です。 ほんのりとした塩味や醤油味のさっぱりとした味わいで、ご飯や日本酒との相性もばっちり。真空パック商品も多く、お土産にも人気があります。

独特の風味と食感で知られる「ホヤ」は、東北沿岸で広く親しまれる夏の珍味。仙台では刺身や酢の物、唐揚げなど、さまざまな調理法で提供されます。 クセが強いといわれることもありますが、新鮮なホヤは磯の香りと甘みが感じられ、食べ慣れるとやみつきに。日本酒と一緒に楽しむのもおすすめです。

仙台近郊の松島湾は、国内でも有数の牡蠣の名産地。ぷっくりと太った濃厚な味わいの牡蠣は、カキフライやカキ鍋として地元でも広く親しまれています。 冬の旬の時期には、牡蠣小屋や海鮮居酒屋でとれたてを味わえるチャンスも。寒い季節にぴったりのごちそうです。

石巻港に水揚げされる「金華さば」は、脂がのった高品質なブランド鯖。通常の真鯖よりもサイズが大きくて臭みがなく、旨味の強さが特徴です。刺身・塩焼き・しめさばなど、どの調理法でも絶品。 仙台市内の寿司店や和食店でも提供されており、旬の秋〜冬には特に食べたいグルメです。

「おくずかけ」は、宮城県の郷土料理のひとつ。野菜や豆腐、糸こんにゃくなどの具材をしいたけのもどし汁で煮込み、白石温麺を加えてとろみをつけたものです。 食欲がないときでもスルッと食べられる素朴な味わいで、ほっとする温かさがあります。地元の家庭では日常的に食べられており、和食店のランチメニューなどでも提供されています。

宮城県内で飼育された銘柄牛「仙台黒毛和牛」。なかでも「仙台牛」は、A5・B5ランクのもののみが名乗れる高級ブランド。肉質はきめ細かく、とろけるような脂の甘さが特徴です。 ステーキやすき焼き、焼肉などさまざまなスタイルで楽しめて、特別なごちそうとしてもぴったり。観光の締めくくりなどで贅沢な一皿を味わいたいときにおすすめです。

白石市発祥の「温麺（うーめん）」は、製造の際に油を使わないご当地麺。消化にやさしく、あっさりとした味わいが魅力です。 素麺の一種ですが、長さが9cmほどの少し太めの麺で、モチっとした食感が特徴。温かい汁でも冷たい汁でも楽しめて、軽食や締めの一品にもぴったりです。

仙台グルメを存分に楽しむなら、以下のエリアがおすすめです。 ・仙台駅周辺 ・国分町エリア ・松島・塩竈エリア

移動の拠点となる仙台駅周辺は、王道の仙台グルメが集結するエリア。駅ナカの「牛たん通り」「ずんだ小径」では、牛タンやずんだ餅などが手軽に味わえて、ランチにもお土産探しにも便利です。仙台の食材を使った居酒屋やレストランも豊富で、一日中いても飽きることなく楽しめるでしょう。

仙台の繁華街である国分町エリアは、夜に真価を発揮するグルメスポット。地元民も足しげく通う居酒屋やB級グルメのお店が集まっており、マーボー焼きそばやホヤ料理、仙台味噌ラーメンなどを味わえます。観光客も多く訪れるため、県外から来た人でも入りやすい雰囲気のお店がたくさんあるのもポイントです。

仙台から電車で15～40分ほどの場所にある松島・塩竈（しおがま）は、海鮮グルメが豊富な港町エリア。牡蠣料理や穴子丼、新鮮な寿司や金華さばなどを楽しめます。 観光とグルメをセットで楽しめるのが魅力で、仙台から日帰りで行けるおすすめのスポットです。

仙台には、全国的に知られる名物から、地元で長く愛されるローカルグルメまで、バリエーション豊かな絶品料理が揃っています。観光や出張の合間にサクッと立ち寄れるスポットも多く、気軽に仙台らしさを味わえるのが魅力です。 王道の牛タンやずんだ餅を味わうも良し、せり鍋やマーボー焼きそばなどの個性派グルメに挑戦するのも良し。仙台旅行の際には、観光とともにグルメもぜひ満喫してみてください。