【実録】東京から大曲の花火へ!個人手配で挑んだ「予約と準備」
筆者が2026年夏の大曲の花火(全国花火競技大会)に個人手配で参加した際に痛感した、準備の大変さ。チケットがあっても現地までたどり着けない&帰れない可能性があり、不安でいっぱいでした。
日帰り参加が難しいことに気付くのが遅かった
手配の準備を始めたのが、大会開催の約1カ月前。この時点では、取材のため東京から日帰りで訪れようと高を括っていました。
大曲の花火のプログラム終了時刻は21時半ですが、秋田新幹線の終電は19時半。到底間に合うはずもなく、宿泊を視野に入れて焦って準備を始めます。
新幹線(こまち)は発売瞬殺!事前受付で臨時便をギリギリ確保
新幹線の発売は乗車日の1カ月前からのため、準備を始めた時点では発売開始前でした。新幹線には「事前受付」というサービスがあり、発売開始前に希望の便を第3希望まで入れて申し込むことができます。
このサービスを使い、花火大会当日の大曲行の便を申し込み。大曲の花火にあわせて運行予定の臨時便「こまち285号」のトクだ値(えきねっと限定の割引プラン)を第一希望、通常価格を第二希望で申し込みました。
結果は、第二希望で予約確定!無事大曲の花火に行けることが確定し、発売開始直後にえきねっとをみると、大会当日の大曲行はすべて売り切れとなっていました。秋田新幹線は全席指定のため、ここで取れないと行く手段を失います。
周辺ホテルは全滅...夜行バスを抑えつつキャンセル戻りで確保
続いて宿泊先を探しますが、1カ月前の時点で大曲のホテルはもちろん、周辺の秋田や盛岡のホテルもすべて売り切れ。当日は大曲から深夜の臨時便が出ているため、横手や院内なども見てみますが、泊まれるホテルがありませんでした。
夜行バスを探したところ、16,000円程度で予約できたため、帰る手段は確保しつつ、宿泊は引き続き探します。2週間前にいくつか予約可能なホテルが秋田・盛岡で現れたため、秋田のホテルを予約し、夜行バスはキャンセルしました。相場は1泊3万円以上と、通常と比べると倍以上となっていました。
復路もほぼ満席...終電に近い便しか予約できず、丸2日の旅行に
宿泊が確定したので、続いて翌日の東京行の新幹線を予約。この時点で大会2週間前。翌日ならまだ余っているだろうと甘く見ていましたが、終電とその1本前の便しか予約できず、丸2日の旅行が決定しました。
宿は盛岡?秋田?「2時間立ちっぱなし」を回避する判断
今回は宿泊先に「秋田駅」を選びましたが、「盛岡駅」の選択肢もあります。秋田新幹線は東京⇒盛岡⇒大曲⇒秋田の順に通るため、東京に帰ることを考えると盛岡駅に宿泊した方が帰りやすいです。
しかし、花火大会終了後に盛岡駅に移動する手段は臨時の新幹線か在来線。予約時点で臨時の新幹線はすべて売り切れていたため、在来線の選択肢しかありませんでした。在来線だと2時間弱かかり、指定席ではないため立ちっぱなしの可能性が高いです。
秋田までなら1時間のため、大会後の疲れを考えて今回は秋田泊を選びました。
【現地取材】事前に知っておきたい!大曲花火大会当日の注意点
なんとか大曲の花火に参加することが叶いましたが、当日参加してみてヒヤっとする場面も何度かあったため、事前に知っておきたい注意点を解説します。
秋田新幹線車両は一番端!車内移動できないため注意
秋田新幹線「こまち」に乗車するのは今回が初めて。特殊な新幹線で、東北新幹線「はやぶさ」と連結した車両になっており、盛岡駅で切り離しが行われます。
はやぶさからこまちに車内移動ができない点に注意。12~17号車が「こまち」のため、ホームに到着する場所によっては、長距離を移動する必要があります。ホームに着く時間がギリギリだと「とりあえず乗車して車内で移動」ができないため気を付けてください。早めに到着するようにしましょう。
大曲駅はSuicaが使えない!到着後に復路の乗車券を購入すべし
大曲駅から在来線に乗る場合、Suicaが使えません。紙の切符を購入する必要があります。
そのため、花火終了後に大曲から在来線で秋田や盛岡に移動する場合は、大曲に到着した時に切符を購入しておくのがおすすめ。
花火終了後の大曲駅は入場規制がされており、切符を購入する時間はありません。降車時に清算することになりますが、事前に切符を購入しておくと清算の必要がないためスムーズです。
コインロッカーは使用禁止!荷物は駅前の預かりサービスへ
大会当日は、大曲駅のコインロッカーは使用できないようになっています。佐川急便やヤマト運輸の手荷物預かりサービスが設置されていて、荷物1つにつき1,000円程度。
観覧席内を荷物を持って移動するのは大変なため、荷物が多い場合は、手荷物預かりサービスを利用するか、宿泊先のホテルに寄って預けておくのが安心です。
駅前飲食店は行列!スーパーで食料を調達
会場に一番近いスーパーマーケット「グランマート 中通店」
花火前に大曲で昼食をとる場合、駅前の飲食店はどこも行列ができているため注意しましょう。筆者は会場から1番近いスーパーマーケット「グランマート 中通店」でおにぎりを購入し、駐車場に設置されているベンチで昼食を済ませました。
駐車場では歌手によるコンサートが行われていたり、出店があったりと、お祭りならではの熱気に溢れていました。花火の会場まで軽食を食べながら時間を過ごしたい方におすすめです。
周辺には屋台がたくさん運営されているため、屋台でお祭りグルメを楽しむのもおすすめです。秋田ならではの「ババヘラアイス」や「横手焼きそば」の露店もありました。
個人手配で大曲の花火に行くのは「上級者向け」
個人手配で大曲の花火に参加してわかったことは、新幹線やホテルが予約できないかもしれないという不安が常にあり、キャンセル可能期間や料金も考慮しながら計画する必要があるため、かなり大変だということ。
特に直前で予定が決まった場合は、宿泊先もなかなか決まらない可能性が高く、準備の難易度が高くなります。
初心者なら「ツアー予約」が圧倒的に楽
大曲花火大会に初めて行く方や、今回必ず行きたい!という方は、チケット・宿・新幹線が揃った旅行会社のツアーを予約するのがおすすめです。
【メリット1】「チケット+新幹線+ホテル」がセット!手配の手間を省ける
「グランドパレス川端」屋上テラス特別観覧席からの花火の景色
ツアーのメリットは、チケットと宿泊、新幹線を一緒に予約できること。個人手配ではそれぞれ予約する必要があるため、各サイトを行き来する手間がありますが、ツアーなら1回の予約で完結できます。
予約するなら早めのタイミングがおすすめ。花火大会1カ月前だとホテルはどこも埋まってしまっていたため、ツアーも予約できません。
【メリット2】「グランドパレス川端」屋上テラス特別観覧席なら混雑回避
JTBのツアーなら、花火大会会場と大曲駅の間に位置する「グランドパレス川端」の屋上テラス特別観覧席付きのツアーを予約できます。休憩室や個室が完備されており、花火大会の前後で混雑を避けてゆったり過ごせるのが魅力。
大曲の駅に近いため、有料観覧席の観客が動き出す前に駅に向かえるのもうれしいポイント。休憩室で落ち着いて食事をとりたい方や、大会終了後に早めに駅に向かいたい方におすすめです。駐車場も完備されているため、宿泊付きプランを選んで、車でアクセスするという方法もあります。
屋上観覧席からの眺めも申し分なく、迫力ある花火の全体を楽しむことができました。有料観覧席だと見上げる形になりますが、屋上観覧席なら楽な体制で見渡せます。
【メリット3】添乗員同行ツアーなら現地で迷う心配なし
現地の移動や食事の心配をすることなく、花火に集中できるのが添乗員同行ツアー。広い会場でも迷うことなく、添乗員が案内してくれます。花火終了後はとても混雑するため、個人手配やダイナミックパッケージだとホテルまでちゃんと到着できるか不安を感じますが、添乗員同行ツアーならホテルまで連れて行ってもらえて安心です。
また、翌日は周辺の観光地に訪れるプランもあるので、温泉や気になる観光スポットもあわせて観光したい方におすすめです。
大曲の花火を快適に楽しむ!現地取材で分かった必須持ち物
最後に、大曲の花火に参加して分かった「持って行った方がいい持ち物」を解説!荷造りの際にチェックしてみてください。
上着
大曲は東京に比べて涼しいため、夏の花火でも羽織れる物を持って行った方が良いでしょう。筆者が参加した2026年夏の花火大会では、気温は20度ほどで、常に上着を着るほど涼しかったです。
秋や春の場合はさらに冷え込むため、寒さ対策に注意してください。
水に流せるティッシュ
花火の会場には仮設トイレがいくつも設置されていますが、トイレットペーパーがないため注意してください。水に流せるティッシュか、トイレットペーパーを持参すると便利です。
現金
会場周辺の屋台では、現金のみ対応のお店もあるため、現金を持っていくようにしましょう。大曲駅から在来線に乗る場合にも、ICカード非対応のため、現金で切符を購入する必要がありました。最低でも5,000円~1万円持っておくと安心です。
ライト
会場周辺は外灯が少ないため、移動する際はライトが必須。スマホのライトでも足元を照らせますが、懐中電灯を持って行っておくと便利です。
特に公演中にトイレへ移動する際や、早めに駅に向かう場合など、人の流れがない場合は暗闇になるため、1グループにつき1本は持っておきましょう。ランタンタイプなら、テーブルに置いておけるので、食事の際にも活躍します。
激戦必至の「大曲の花火」は念入りな計画が大事!
日本が誇る「大曲の花火」ですが、新幹線やホテルの個人手配はまさに激戦!現地でも、初心者には予想以上の壁が待ち受けています。
確実かつ快適に楽しむなら「宿泊+新幹線+観覧席」がセットになったツアー利用がおすすめです!次の夏に向けて、旅行の計画を立て始めてみてください。