世界遺産の森の中にあるキュランダ1日観光へ
ケアンズから北西へ約30km、熱帯雨林の中に「キュランダ」という村があります。「熱帯雨林の村」と呼ばれてきた場所で、ケアンズからの日帰り観光では最も人気の高いエリアの1つです。
この村へは鉄道とロープウェイという2つの乗り物で向かうことができます。上りは19世紀に開通した登山鉄道、下りは熱帯雨林の上を滑空するロープウェイ。どちらも移動手段ではなく、それ自体が観光の主役になります。
「キュランダ鉄道」は、全長37km、標高差327mを登る登山鉄道です。1891年に最初の旅客列車が走りはじめ、2026年は135周年。片道およそ1時間30分の区間には55の橋と15のトンネルが連続し、線路は断崖にへばりつくように敷かれています。なかでも、雨季にとりわけ水量が増すバロン峡谷とバロン滝は、車窓のハイライトなのでお見逃しなく。
熱帯雨林の村・キュランダで過ごす
目の前を色鮮やかに舞うチョウのサンクチュアリは、温室なので雨天でも安心
村の楽しみは、マーケットと動物施設が徒歩圏内にまとまっていること。「ヘリテージ・マーケット」や「オリジナル・レインフォレスト・マーケット」には工芸品や革製品、木工、ジュエリーに加えて、熱帯フルーツの屋台が並びます。
「オーストラリアン・バタフライ・サンクチュアリ」では1,200匹以上の熱帯の蝶が飛び交う温室を歩けます。緑と黄色が鮮やかなケアンズトリバネアゲハの優雅に飛ぶ姿は必見です。350羽以上を飼育する「バードワールド・キュランダ」、コアラとふれあえる「キュランダ・コアラ・ガーデンズ」も同じエリアにあります。
水陸両用車で森の奥へ「レインフォレステーション・ネイチャー・パーク」
100エーカーの熱帯雨林に広がる「レインフォレステーション・ネイチャー・パーク」では、
水陸両用車の「アーミーダック」に乗り、森を走ってそのまま池へ滑り込んでいく約45分のツアーを楽しめます。車体が陸から水へ移るときの、ぐらりと沈み込む感覚がこの乗り物の見どころです。
園内にある「コアラ&ワイルドライフパーク」では、カンガルーとワラビーに餌をあげられます。コアラ、タスマニアデビル、イリエワニ、飛べない大型鳥ヒクイドリまで、オーストラリア北東部を代表する動物たちと出会える、思い出に残る体験ができます。
「パマギリ・アボリジナル・エクスペリエンス」では伝統舞踊の公演に加え、ブーメランと槍の投げ方を教わりディジュリドゥの音に触れられるプログラムが行われています。
森の天井を越える「スカイレール・レインフォレスト・ケーブルウェイ」
広大な熱帯雨林を空中散歩しながら眺められるスカイレール
帰り道は、世界遺産の熱帯雨林の上に延びる全長7.5km、高さ40.5mのロープウェイで。
途中の2駅ではゴンドラを降りて森を歩けます。レッドピーク駅には250mのボードウォークがあり、レンジャー同行の約15分のガイドツアーが終日随時おこなわれています(参加無料)。バロンフォールズ駅では「ザ・エッジ・ルックアウト」からバロン滝を正面に望めます。片道は2駅での散策を含めて1時間30分ほどです。
この鉄道・村・パーク・ロープウェイを1日でつなぐのが、JTBの「世界遺産をまるっと1日満喫!デラックスコース」です。ケアンズ市内のホテルから送迎があり、日本語ガイドまたは日本語ドライバーガイドが同行。昼食、アーミーダック、先住民族のダンスショーかミニ動物園の選択、鉄道片道とスカイレール片道を含む所要約8時間30分の盛りだくさんな行程です。「コアラ&ワイルドライフパーク」では特別にコアラ飼育舎の中に入場でき、間近でコアラを観察することができます。
世界遺産 グリーン島でグレート・バリア・リーフを満喫♪
ケアンズから高速艇で約45分。グレート・バリア・リーフ海洋公園内にあるグリーン島は約6,000年かけてサンゴの破片や砂が潮流によって堆積し、そこに植物が根づいて形成された約12haの島。グレート・バリア・リーフには300ほどの小島がありますが、そのなかで熱帯雨林があるのはグリーン島だけです。透明度の高い海で様々なアクティビティを楽しむことができます。
シュノーケリングか、グラスボトムボートか
海での楽しみ方は大きく2つ。ひとつはシュノーケリングで、器材のレンタルがあるので手ぶらで参加できます。もうひとつは船底がガラス張りのグラスボトムボート。泳げない方でも濡れずにサンゴ礁の上から魚の群れを見下ろせます。
さらに体験したい方向けに、ダイビング、海底を歩くシーウォーカー、上空から環礁を望むヘリコプター遊覧といった有料アクティビティも。
ちなみに、11月から5月はハコクラゲやイルカンジといった有毒のクラゲが現れる時期のため、この期間に泳ぐ場合はスティンガースーツの着用が推奨されています。レンタルの有無は事前に確認しておきましょう。
島で過ごす最大7時間の使い方
グレート・アドベンチャーズの船はリーフフリート・ターミナルを8時30分と10時30分に出航し、グリーン島を14時30分と16時30分に出稿します(乗船手続きは出発の30分前)。組み合わせによって島での滞在は最大約7時間。海に入るだけで使い切るには、少しもったいない長さです。
海洋生物学者と一緒に回る、無料のエコツアーに参加したり、緑豊かな遊歩道を歩いて島内を散策したりと、島の中で楽しむのもおすすめです。のんびり白いビーチで過ごしたり、リゾートのプールを使ったり、桟橋から魚を眺めたりと至福な時間を過ごすこともできます。島内の「グリーンアイランドリゾート」に泊まれば、静かな夕暮れと星空に浸ることもできます。
JTBの「【世界遺産】グリーン島 エコアドベンチャー」は、往復の乗船費、シュノーケリングセットのレンタルまたはグラスボトムボート、リゾートのプールや島内施設の利用を含むプランです。昼食付きと昼食なしから選べます。ガイドは同行せず各自でチェックインするスタイルなので、自由に過ごしたい方に向いています。
オーストラリアならではの動物に会える!「ハートリーズ・クロコダイル・アドベンチャーズ」
ケアンズ最大の動物園である「ハートリーズ・クロコダイル・アドベンチャーズ」までは、ケアンズ市内から車で約45分。28haという広大な敷地をもつワイルドライフ・サンクチュアリで、滞在時間は約4時間が目安なので、午後からでもしっかりまわれます。
クルーズとアタックショーで、野生の迫力を間近に
この施設の代名詞と呼ばれているのが、ラグーンを巡るボートクルーズ。所要時間は約20分で、入園料に1回分が含まれています。ガイドが餌を示すと、水面下でじっとしていたクロコダイルが体を半分以上持ち上げて垂直に跳ね上がり、その一瞬を手すりのすぐ向こうで見られます。水中から飛び出す音と水しぶきに大興奮間違いなしです。
園内では1日を通して解説付きのプログラムが組まれています。朝のクロコダイル・ファームツアーにはじまり、午前にはヘビのショー、ワニへの餌やり、午後はヘビのショー、クロコダイル・アタックショー、コアラトークなどが行われます。
定刻のプログラムなので、到着時刻から逆算して見たいものを2〜3本押さえるプランがおすすめです(実施時刻は変更となる場合があります。公式サイトでご確認ください)。自由に歩けるゾーンもあるので、合間が手持ち無沙汰になることもありません。
子ワニを抱っこ、カンガルーに餌付け
ここでしかできない記念写真が残せるスポットもあります。赤ちゃんワニを両手で抱き、カメラに収まる体験です。ひんやりとした硬い皮膚の感触は、抱いた人だけが感じられるもの。そのほかにもコアラと並んでの撮影もできます。カンガルーとワラビーへの餌付けは、手のひらに餌を乗せて差し出すスタイル。警戒心の薄い個体が多く、小さな子どもでも挑戦しやすい体験です。
JTBの半日観光ツアーは、主要ホテルからの送迎と日本語ガイドまたはドライバーガイド、入園料、クロコダイルクルーズ料、子ワニとの記念写真、カンガルー・ワラビーの餌付けを含む所要約4時間半の行程。12時ごろにホテルを出て18時ごろに戻る設定なので、午前便で到着した日の午後や帰国日前の半日にちょうど収まります。夏季は最高気温が31℃前後まで上がるので、帽子と水分の用意をお忘れなく。
JTBのツアーなら、早朝に到着しても安心。ラウンジでくつろぐプランや、安心して参加できる観光プランなど、早朝から楽しめるプランをご用意しています。
キュランダやグリーン島は、ハートリーズ観光と、ここにしかない魅力がたっぷり詰まったケアンズ。日本との時差は1時間。思い立ってから動き出せる距離に、非日常の世界が待っています。行きたいと思った瞬間を大事に、次の旅行の候補にケアンズを組み込んでみてください。
※料金・営業時間・運行状況は変更となる場合があります。おでかけの際は各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。