日本発着クルーズ「MSCベリッシマ」の楽しみ方|船内施設と客室を大解剖

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船首
全長315mを超えるMSCベリッシマで非日常の時間を満喫する
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公開日:2026.09.09
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更新日:2026.09.09
「MSCベリッシマ」は、約17万トン・乗客定員5654名を誇るイタリア船籍の超大型客船です。全長315.83mは東京タワーの高さ(333m)に迫るスケールで、全幅43m、全高75.5m。まるで大きなビルがそのまま海の上を動いているような客船で、「動くアミューズメントパーク」。日本発着クルーズでは東京・横浜・那覇を発着港に運航されています。 乗船すれば移動も宿泊も食事も、そして遊びまで船内で完結するため、「どこへ行くか」より「船内で何をするか」が旅の主役になるのが特徴です。 今回は「MSCベリッシマ」をひとつのアミューズメントパークとしてとらえ、船の構造から家族向けの施設、ワンランク上の客室まで、その魅力を丸ごと解剖してご紹介します。 [掲載情報は公開日または更新日時点のものです。お出かけの際は公式サイト等で最新情報をご確認ください。]
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数字で見るMSCベリッシマ|動く街のような巨大客船

まず知っておきたいのが、この船のスケール感です。客室数は2217室、乗客定員5654名に対して乗組員は1596名。ひとつの街と言っていい人数が、全長315.83mの船体の中で毎日を過ごしています。 レストランは12、バーは20。劇場もプールもスパもショップも同じ屋根の下に収まっているため、船内を歩いているだけで一日が終わってしまうほどです。 その中心にあるのが、2層吹き抜けの屋内プロムナード「ガレリア・ベリッシマ」です。天井一面を覆う全長80mのLEDドームはクルーズ船では世界最長とされ、青空から夕焼け、星空へと映像が24時間移り変わります。両側にはカフェやバー、ブティックが並び、屋内でありながら海外の街並みを歩いているような感覚。船の背骨にあたるこの通りを起点に目的の施設へ向かう動線は、アミューズメントパークのメインストリートそのものです。 最上部のデッキまで上がれば視界いっぱいに海が広がり、船内へ入れば天候にも季節にも左右されない屋内空間が待っています。この切り替えが数分でできるのが大型客船ならではの強み。クルーズと聞くと長い移動時間を想像しがちですが、「MSCベリッシマ」では移動している時間そのものがアトラクションになります。船は目的地へ向かう手段ではなく、それ自体が目的地なのです。

日本発着だから、海外旅行の気分と日本語の安心感の両立

散策
イタリア船らしい華やかな雰囲気が日常を忘れさせる
「MSCベリッシマ」の大きな魅力が、日本発着で乗船できることです。空港での乗り継ぎも、宿を移るたびの荷造りも必要ありません。日本の港から乗り込んで荷ほどきをすれば、あとは船が次の寄港地まで運んでくれます。小さな子ども連れや体力に不安がある方にとって想像以上に大きな違いです。 それでいて、一歩船内に入ればイタリア船らしい洋風リゾートの空気に包まれます。多国籍のクルーが働き、レストランには世界各国の料理が並ぶため、日本を出港した直後から海外を訪れている気分が感じられます。日本発着コースでは船内案内やレストランのメニューに日本語の案内が用意され、日本語を話せるスタッフのサポートも受けられるので、海外の船がはじめての方でも安心できる環境です。 寄港地では、自分たちのペースで街歩きを楽しむのもよし、船会社主催の寄港地観光ツアー(別料金)に参加するのもよし。旅先が毎日変わるのに拠点は変わらない、という不思議な旅のスタイルが体験できます。

朝から夜まで遊べる!ファミリー向け船内施設が充実

「船の中で子どもは退屈しない?」という不安に、「MSCベリッシマ」は多彩な施設で応えてくれます。朝いちばんに向かいたいのが、最上部デッキのウォーターパーク「アリゾナ・アクアパーク」。アメリカのグランドキャニオンをモチーフにした空間に、スリル満点のウォータースライダーと、船の端から端まで空中を渡るアスレチックがあります。小さな子ども向けの浅いスプレーエリアも併設されているので、上の子はスライダー、下の子は水遊びと、それぞれのペースで遊べるのが嬉しいところ。 天気が崩れた日は屋内へ移れば、多目的スポーツエリア「スポーツプレックス」でバスケットボールやサッカーができ、F1シミュレーター「MSCフォーミュラレーサー」やフルサイズのボウリングレーン、XDインタラクティブシネマも待っています。大型スクリーンを備えた屋外の「アトモスフィアプール」のほかに開閉式の屋根付きプールもあるため、雨でも風が強くても「遊べない日」がありません。 そして、ファミリーに「MSCベリッシマ」をおすすめしたい最大の理由が、年齢別のキッズクラブです。乳幼児から10代までを年齢ごとのクラブに分け、成長段階に合わせたプログラムが用意されています。乳幼児向けのエリアはベビー用品ブランドのChicco(キッコ)と、小学生前後のクラブはLEGO(レゴ)と提携しており、ブロック遊びやワークショップなど、子どもが自分から夢中になれる仕掛けが揃っているのが特徴。ティーン世代にも専用クラブがあり、中高生が、いつの間にか同世代の友達と船内を歩いている光景も珍しくありません。 子どもがクラブで過ごしている間、おとなはスパで心身を癒したり、バーで静かに一杯を楽しんだりと、それぞれの時間を持てます。夜になれば「ロンドン・シアター」でブロードウェイスタイルのオリジナルショーが日替わりで上演され、こちらは追加料金なしで家族そろって楽しめます。翌日のショーやイベントの予定は、前夜に客室へ届く船内新聞で確認できるので、朝いちばんに一日の計画を立てられます。 ビュッフェは20時間営業で100種類以上の料理が並ぶため、遊び疲れて食事の時間がずれても大丈夫。つまり「MSCベリッシマ」は家族と「ずっと一緒」でも「ずっと別行動」でもなく、一日の中で一緒の時間と別々の時間を自由に組み替えられる旅なのです。 一般的な旅行にありがちな子どもと大人のバランスの難しさが、船の中ではぐっと減ります。疲れたらすぐ客室に戻れるのも安心材料で、コースによっては18歳未満の子ども向けの特別代金が設定されることもあります。(キッズクラブは利用登録や開設時間が定められています。スペシャリティレストランや一部の有料ショー、スパは別料金です。対象年齢・利用条件・代金の詳細は公式サイトでご確認ください。)

最上級の客室「MSCヨットクラブ」で過ごす特別な時間

夕景
夕方から夜へと刻々と表情を変える景観は洋上だけの贅沢
「MSCベリッシマ」の客室は海を望むオーシャンビュー、デラックスバルコニー、テラス付きのグランドスイートなど幅広いタイプが用意されています。予算や人数に合わせて選べるのがクルーズのよい点ですが、記念日やハネムーンなど“この旅は特別にしたい”という方に注目していただきたいのが船の中に独立して設けられた「MSCヨットクラブ」です。 ヨットクラブの客室は全11種類。デラックススイートは25㎡、ロイヤルスイートは51〜58㎡に39㎡のバルコニーが付き、2層メゾネットのデュプレックススイートも備わります。いずれも大理石のバスルームとネスプレッソマシン、上質な寝具が標準装備。さらに24時間対応のバトラーサービスと専用コンシェルジュが付き、レストランの予約から寄港地観光の相談まで、頼れる相手が常にいる状態で旅ができます。 専用施設も充実しています。船首側の「トップセイルラウンジ」は24時間利用でき、前方に広がる海を眺めながらプレミアムドリンクを味わえるほか、夜はライブ演奏、午後にはハイティーのサービスも。ソムリエがワインを合わせてくれる専用レストラン、プールと大型ホットタブを備えた専用サンデッキも、ヨットクラブ利用者だけの空間です。 さらにプレミアムドリンクパッケージと無制限Wi-Fi(2デバイス)が含まれMSCアウレア・スパのサーマルスイートは何度でも利用可能、トリートメントは10%割引。乗下船やチェックインも優先され列に並ぶ時間そのものがありません。 もちろん、ヨットクラブに滞在しながら一般エリアのビュッフェやシアター、アクアパークを自由に使うこともできます。日中は船全体を楽しみ、夕方に静かな専用ラウンジへ戻って優雅に過ごす。この使い分けができることが、同じ船に乗りながらワンランク上の体験になる理由です。動くアミューズメントパークであると同時に、特別なひとときを求める方の隠れ家にもなる。それが「MSCベリッシマ」です。 船内に、ウォーターパークもシアターも専用スイートも詰め込んだ「MSCベリッシマ」。家族なら朝から夜まで遊び尽くす一日を、記念日の旅ならヨットクラブで静かに満たされる時間を過ごせます。日本発着だから移動の負担は少なく、船内に入れば海外を訪れている気分に浸れるのも大きな魅力です。次の旅は、行き先ではなく客船そのものを選んでみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない特別なクルーズ旅となることでしょう!
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