16世紀、ジメネス・デ・シスネロス枢機卿によって創立されたアルカラ・デ・エナーレスは、世界初の計画的な大学都市だ。マドリード州東部に位置し、「神の都市」というコンセプトの下に造られ、ヨーロッパはじめ、広く世界に影響を与えている。大学では教会やスペイン帝国の幹部育成が行われたほか、言語の研究にも力を入れ、1517年にはラテン語、ギリシア語、カルデア語、ヘブライ語など、多言語の対訳聖書を刊行している。大学の敷地はセルバンテス広場から歴史地区の東へと広がっており、ゴシック建築の大聖堂が立つ。大学のプラテレスコ風ファサードや4階建てのパティオ・マヨールなども見どころだ。また、アルカラ デ エナレスは、世界的に知られる名作『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスの出身地としても知られている。1998年に世界遺産に登録された。