ニュージーランドのタウポ湖でマオリ彫刻と澄んだ青の滝をみる

JTBニュージーランド
メェ子

ニュージーランド最大の湖といえば、タウポ湖(Lake Taupo)です。ニュージーランド北島のちょうど中央部に位置するタウポ湖は淡水湖で、先住民マオリの伝説によると、「北島の心臓」と呼ばれる神聖なところ。タウポ湖のマインベイ(Mine Bay)にあるマオリの彫刻とタウポ湖から流れるワイカト川のフカフォール/フカ滝(Huka Falls)の見所を紹介します。

カヤックやクルーズでしか見に行くことの出来ない巨大マオリ彫刻

マオリ伝説の英雄が彫られた岩壁の彫刻



湖畔の町タウポ周辺は活発な地熱地帯で、いたるところに温泉が湧いています。とても穏やかなタウポ湖では、カヤックやボート、クルーズ、スイミングなどのアクティビティが楽しめます。なかでも、トンガリロ国立公園(Tongariro National Park)の絵のように美しく、真っ白な雪をいただく秀峰を望みながらのタウポ湖クルーズ(約1時間30分)はおすすめ。クルーズ(湖上遊覧)では、マインベイの岩壁に描かれた全長約10mもの巨大なマオリの彫刻を見に行きます。この彫刻は1970年代に彫られたもので、マオリの伝説に登場する探検家ナトロイランギの姿を刻んだものだそう。「なぜこんなところに彫刻があるの!?」という驚きとともに、どこかに入っていく扉のようにも感じられます。不思議な空間です。

フカフォール、圧倒的な水量と透明な青の世界に引き込まれる

タウポ湖の楽しみのひとつに、ワイカト川のフカフォール(フカ滝)があります。湖畔の町タウポからも至近で、ニュージーランド国内で観光客がもっとも多く訪れる観光スポットのひとつとしても知られています。 タウポ湖へと注ぐワイカト川は、トンガリロ国立公園にあるルアペフ山を水源とし、タウポ湖へと流れ、そこからさらにオークランドの南にあるタスマン海へと注ぎます。タウポ湖から北へと5kmほど下流へ進むと、フカフォールがあります。ワイカト川の川幅はおおよそ100mほどですが、フカフォールの辺りに来ると、川幅が20mほどの峡谷になり、最後に約11mの落差の滝となって滝壺へと流れ落ちます。毎秒22万リットルもの豊かな水量が轟音を響かせ、真っ白な水しぶきを舞い上げて、勢いよく流れ落ちる滝壺。滝壺を見ていると、どこまでも透明な澄んだ青の世界に引き込まれそうになり、しばらくは目を離すことができません。

フカフォールは、ワイラケイ公園(Wairakei Tourist Park)内にあり、タウポ湖北部、タウポ市街地から車で10分足らずでアクセスできます。でも、せっかくなので、リバーサイドウォークを楽しむのもいいかも。途中、いくつかの展望ポイントもあって、徒歩30分ほどでフカフォールに到着です。

タウポ湖畔の町タウポへは、オークランドやウェリントンから飛行機で約45~60分でアクセスできます。また、オークランド~ウェリントン間を結ぶ長距離バスがタウポを経由します。この場合、目安として、オークランドからは約4~5時間、ウェリントンからは約6時間超で到着です。
JTBでは現地オプショナルツアー、巨大マオリ彫刻を訪ねるタウポ湖クルーズや、フカフォールを見に行き、“体験”するリバークルーズやジェットボートなどもご用意しています。ご参考まで。

迫力満点のフカフォールズと滝壺の透明な青色に圧倒

これもマオリの伝説に登場する生き物?

迫力満点のフカフォールズと滝壺の透明な青色に圧倒

この記事でご紹介したスポット

この記事を書いたレポーター

メェ子

エリアから探す

地図から探す

記事タイプから選ぶ

旅のテーマから選ぶ

旅行スタイルから選ぶ

日付から選ぶ