日本三大薬湯・松之山温泉出身のわたしが伝えたい新潟の魅力①「食べ物編」【新潟県】

新潟
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アート作品のように撮影できる清津峡渓谷トンネル内のパノラマステーション
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公開日:2025.03.31
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更新日:2025.03.31
新潟の魅力を新潟出身の私が自信を持ってご紹介するシリーズの1回目は、「大好きな新潟の食べ物」です!ただし、新潟と言っても南北の長さが直線距離で約250km(村上市から糸魚川市まで)あり、地域によって多彩な食べ物があるので、ここでは日本三大薬湯・松之山温泉出身のわたしが小さい頃から食べていた大好物ベスト4を紹介します!!
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「枝豆はザルにいっぱい盛って食べる」のが当たり前?!

実家の特製天丼ダレで食べる枝豆の天ぷらは絶品
茹でた枝豆は大盛りにするのが新潟の定番
まずは大好物の枝豆です。皆さんは新潟県が日本屈指の「枝豆王国」であることをご存知ですか?実は生産と消費量が全国1位になったことがあるほど、枝豆が大好きな県民が多く、独自の食文化が育まれているんです。 そうした県民性があってか、小学生のころのお手伝いといえば枝豆を枝から外すことでした(笑)。ザルがいっぱいになると母が枝豆を茹でてくれますが、新潟の枝豆は糖度が高く、茹でているときから甘い香りがしてくるので食欲をそそります。茹で上がった枝豆をザルいっぱいに盛る「新潟えだまめ盛」で味わうのが定番スタイルです。
豆だけを取り出して、さまざまな料理にアレンジすることも
さらに、枝豆の豆だけをお皿に盛り付けスプーンでそのまま食べたり、料理の食材として使ったりと、いろいろな食べ方があります。また、我が家で豆ごはんといえば、炊きたてのコシヒカリと枝豆を具材にしたおにぎりでした。コシヒカリのお米の甘さと枝豆の異なる甘さが口の中に広がり、ほどよい塩味も合わさって抜群に美味しいです!

新潟の「ちまき」といえば、「三角ちまき」が正解!

新潟のちまきといえば、もち米、笹の葉、いぐさでつくる「三角ちまき」
新潟県の郷土菓子といったら草餅にあんを包んだ「笹団子」を想像する方が多いかもしれません。しかし、わたしにとっては幼少期から食べ続け、帰省するたびにお店を探してしまうほど大好きな「ちまき」に軍配が上がります。 新潟の「ちまき」は「三角ちまき」と呼ばれ、もち米を笹で包んで三角に折り、いぐさでしばったものをたっぷりのお湯でじっくり2時間ほどかけて茹でた、もち米と笹の香りを活かしたシンプルな食べ物です。
もち米の素朴な味わいにきなこを加えるのが新潟スタイル
新潟では茹で上がった「三角ちまき」にきなこをまぶして食べるのが一般的です。朝ごはんに食べたり、学校から帰ってきたときのおやつとして食べたり、毎日の食生活に欠かせない存在になっていました。「三角ちまき」が大好きなわたしのために、いつも保存してくれていた母に感謝です。 「ちまき」は5月5日の端午の節句に食べる風習がありますが、いつ食べてもおいしいので、新潟の「三角ちまき」を見つけた際はぜひ食べてみてくださいね!

新潟県民なら知っている?!米どころ新潟の米菓・網代焼(あじろやき)

サクッとした歯ごたえと香ばしさが魅力の米菓子
新潟を代表するお菓子は「柿の種」が有名ですが、わたしが帰省した際に必ず食べているおせんべい「網代焼(あじろやき)」をご紹介します! 新潟県柏崎市にある老舗菓子店「菓子道楽 新野屋(かしどうらく あらのや)」が1907年(明治40年)に開発した網代焼。お米の風味とえび粉や醤油ダレが香る小魚のかたちをした米菓子で、父のお酒のおともになっていたこともあり一緒によく食べていました。 100年以上続くロングセラー商品なので、ぜひ皆さんもお酒やおやつの時間に食べてくださいね。 そしてもう1つ大好きなお菓子が、新野屋の特製「くろ羊かん」です! 130年以上にわたり伝統的な手練り製法を守り続けている新潟県柏崎市の銘菓は、冠婚葬祭の引き出物にも登場する人気商品。味わったときの五感の記憶はすごいもので、箱から羊かんを取り出したときの甘い黒糖の香りとツヤツヤとした漆黒の美しい表面を思い出すとついお取り寄せをしてしまいます。 さて、新潟ならではの食べ物はいかがでしたでしょうか? 今回ご紹介できたのは4つだけでしたが、新潟の食の魅力を語る上で欠かせない食べ物はまだまだたくさんあります。新潟にお出かけの際はぜひ味わってみてくださいね。
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