魔法にかけられた王子と村娘の運命の出会い、王の夢が宿る古城(シャンボール城)
フランス・ロワール渓谷に位置するシャンボール城は、「フランスの庭」と称される美しい地域の中でもひときわ存在感を放つ城。その幻想的な佇まいは、魔法で野獣となった王子と村娘の物語のモデルの城としても知られており、多くの人々の心をとらえています。16世紀、フランソワ1世の命により建てられたこの城は、ルネサンス様式と中世の要塞建築が融合した独特のデザインを持ち、特に、レオナルド・ダ・ヴィンチの影響を受けたとされる二重らせん階段は、建築の傑作です。現在では世界遺産にも登録され、その歴史的価値と夢のような美しさから、年間を通して多くの人が訪れ、芸術と自然、そしてファンタジーが調和したフランス文化の象徴ともいえる存在です。
【シャンボール城へのアクセス】
パリのオステルリッツ駅からブロワ‐シャンボワール駅で下車し、シャンボール城行きのシャトルバスに乗り継ぐ。列車約1時間20分、バス25分。
物語の扉が開く、色彩豊かなフランスの宝石箱(コルマールの旧市街)
フランスのアルザス地方にあるコルマール旧市街は、愛の力で魔法を解いた村娘が息づくまるでおとぎ話の一場面の景観が広がる町です。色彩豊かな木組みの家や花咲くバルコニー、石畳の小道が織りなす風景は、多くの旅人の心をとらえてきました。中世の雰囲気を今に伝える街並みは、訪れる人々を優しく包み込み、ゆったりとした時間の流れを感じさせてくれます。歩くだけで心が躍るような、そんなロマンティックな体験が待っています。
【コルマール旧市街へのアクセス】
パリからコルマールまで鉄道(TGV)で約2時間20分
雪と光が織りなす氷の魔法世界へ!北の国のファンタジー旅(ロフォーテン諸島など)
山や湖、森など豊かな自然に囲まれたノルウェーには、まるで仲の良い姉妹の物語の世界に迷い込んだような風景が広がっています。ロフォーテン諸島では、鋭くそびえる山々と深い入り江、色とりどりの漁村が静かに調和し、幻想的な空気をまとっています。南西部のプレーケストレーンでは、垂直に切り立つ断崖から広がるフィヨルドの絶景が、思わず息を呑むほどの迫力。姉を救うため、妹は勇気をもって未知の世界へ、そんな冒険心をくすぐります。雪と氷に包まれたトロムソでは、冬の夜空に揺らめくオーロラが静寂の雪原を照らし、まるで魔法がかけられたかのような時間が流れます。氷と光、岩と海が織りなすこれらの場所は、自然の神秘と力強さを体感できる、心に残る旅先です。
【ノルウェー(ロフォーテン諸島など)へのアクセス】
オスロから空路で各都市へ。ベルゲンは約55分、トロムソは約1時間55分。
囚われたお姫さまの記憶、潮風に揺れる光に満ちた幻想宮殿(モンサンミッシェル)
潮の満ち引きによって姿を変える神秘の島、モンサンミッシェル。干潮時には陸と繋がる細道が現れ、まるで天と地を結ぶ橋のように人々を誘います。中世から時を重ねてきた修道院は、ロマネスクとゴシックが交錯する重厚な石造りの壁に、風と祈りの記憶を宿し、外の世界を知らないお姫さまが光の向こうに見えるその姿は、夢と現実の境界に浮かぶ幻影のごとく、高くそびえる塔の先端には、陽光を反射する尖塔が金に輝き、どこか遠い物語の始まりを予感させます。塔の窓から望む大海原は、希望と解放の象徴。石と光、歴史と幻想が織りなすその光景は、誰かの帰りを待ち続ける場所のように、静かに、そしてあたたかく佇んでいます。
【モンサンミッシェルへのアクセス】
パリから鉄道(TGV)でレンヌまで1時間30分、バスに乗り換え1時間10分。
かぼちゃの馬車に乗って、夢のはじまりを告げよう。白亜の天空城に続く道(ノイシュヴァンシュタイン城)
深い森を抜けたその先に、白く輝く夢の城が現れ、そこがノイシュヴァンシュタイン城。ガラスの靴をはいた娘が夢見る舞踊会が開かれたという伝説がささやかれる場所。きらめくシャンデリアの下、王と貴族たちが優雅に踊る音が、今も風に乗って響いてくるようだ。19世紀、幻想の王ルートヴィヒ2世が描いた夢は、石となり、塔となり、空へと届く。ロマンティック街道の終点にたたずむこの城は、目を閉じれば、誰の心にも舞踏の夢を見せてくれる。
【ノイシュヴァンシュタイン城へのアクセス】
ミュンヘン中央駅からフュッセン駅まで約2時間、フュッセン駅からホーエンシュヴァンガウ村へ車で約10分、ホーエンシュヴァンガウからノイシュバンシュタイン城までは、徒歩で約32分、車で約3分。またはミュンヘンから車で約2時間。公共交通はやや不便なので、レンタカーやツアーがおすすめです。
ノイシュヴァンシュタイン城のイメージ/ガラスの靴のイメージ