旅の輪で広がる、人生の彩り
毎週水曜日更新添乗員や企画担当者が旅行に限らず様々なテーマで、日常のコラムを投稿!
「騒がしさもご愛嬌!」ニョロニョロコンビとの毎日

フェレット飼ってるんです
こう言うと、ほとんどの人が「えっ?フェレットって何?」と聞き返してきます。イタチ?(と言いながらも、イタチもピンときてない様子・・・)
そして残りの人は、「あのニョロニョロしたやつ?…逃げないの?」と少し引き気味。
フェレットはイタチ科の小動物。ですが、その正体は“いたずら全振りの天使”です。
家で飼っているアクアは筋金入りのやんちゃ坊主で、ティッシュ箱を解体したり、飼い主のスリッパを片方ずつ隠したりするのが日課。

一方のルビーは、いつもマイペース。アクアが大騒ぎしていても、どこ吹く風でハンモックでお昼寝。とにかく性格が真逆で、それがまた面白いんです。

お世話やしつけ
犬・猫のようにお世話は毎日欠かせません。朝晩には餌やり・水換え・排泄物の撤去、週末にはお部屋の掃除、月イチでお風呂に入ります。
体臭は…獣臭がしますが、毎日お風呂に入るのはフェレット的にストレスになる為、月イチ程度で問題ありません。
鳴くことは無く、嬉しいときはクッククック、痛いときはキューンと鳴きますがどれも部屋の中で収まる程度。ご近所迷惑にはなりません。
排泄物は部屋の隅にする習性がありますが、初めての空間だとどこにしたらいいか分からず、部屋の真ん中にする場合も。
慣れてくると隅にしてくれるのでそこにペットシーツを置くだけ、簡単です。
綺麗好きでもあるので同じ場所というよりは、少しずつズレて排泄します。実は賢いんです。
朝出勤してから退勤するまで、ほとんどの時間一緒にいることは叶いませんが、彼らは1日約20時間睡眠を取ります。
飼い主に合わせて起きてくれるので忙しい人でも飼いやすい生き物です。
我が家ではフェレット部屋があり、玄関の扉の開ける音を聞くと、二匹がフェレット部屋の扉の前で待っていることもあります。
フェレット部屋を作っているのにフェレット部屋から出たくてたまらないのです。

ちょっと飼いにくいかなと思う点は、病院選びでしょうか。
まだ病気などになったことはありませんが、全ての動物病院でお世話をしてもらえる訳ではないはずです。何かあったときのことを考えておく必要はあるでしょう。
また、ペットショップでも売っていない店舗があり、そうなると、フェレット用品も売っておりません。
ある程度の物は小動物等のものでも代用できますが、フェレットフードだけは代用が効きませんので、備蓄しておく必要があります。

フェレットの魅力 〜ニョロニョロの正体は、癒しと笑いのかたまり〜
フェレットは「見つけたら試さずにはいられない」性格。
自分のお気に入りのおもちゃは隅っこに隠す習性があり、あれ?と言うところからおもちゃが出てきたりもします。まさに小さな探検家です。
また、名前を覚え、「アクア」「ルビー」と呼ぶと駆け寄ってくることも。膝の上にちょこんと乗ってきたり、鼻先をすり寄せてきたりと、ツンデレな猫のようで、でも犬のように忠実でもある。絶妙な“距離感”がたまりません。
驚いたときの「ドゥークドゥーク(低く鳴く)音」や、喜んでるときの“フェレダンス”(ぴょんぴょん跳ねる)が名物。感情表現が豊かで、「あ、この子今めっちゃ楽しいんだな」と伝わってくるのが愛おしいです。
箱、タオルのすき間、ソファの下…。あらゆる隙間が“フェレット専用ベッド”になります。ふと見ると「そんなとこ入ったの!?」という場所で爆睡中。
見てるだけで癒されます。希に靴下の中に入ろうとすることも・・・座っているとズボンの裾から入り込んできます。
アクアとルビーに限定して言うと、掃除機が好きです。かけていると、なんだ?なんだ?と興味津々。毎週末掃除しながら遊んでます。
その予測不能な行動に、思わず笑ってしまう毎日です。

フェレットは静かに寄り添う存在。派手な鳴き声もなく、ふわっとそばにいて、飼い主の生活にやさしく溶け込んできます。
まるで空気みたいだけど、いなくなると寂しい…そんな“じんわり型の癒し”が魅力です。





