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サウナの聖地フィンランド

本場は違う!!
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「サウナ(sauna)」という言葉はフィンランド語

近年日本で始まったサウナブーム。その本場は森と湖の国フィンランドです。
サウナはフィンランド発祥の蒸し風呂を意味し、約2000年前から北欧の厳しい寒さをしのぐための入浴文化として発展してきました。

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人口約550万人のフィンランドには、約300万のサウナがあると言われており、1度に国民全員が一緒に入れるほどの数です。一軒家からマンション、サマーコテージなどにも完備され、現地の生活には欠かすことのできない存在です。

サウナの入り方と種類

フィンランドではサウナは裸で入るのが基本なので更衣室、サウナ室ともに男女別で入ることが大半ですが、施設によっては家族や友達同士で利用できるサウナもあり男女混浴となるため水着が必要になります。

利用方法は日本の温泉と同じようなイメージ!

  1. 1更衣室で着替える。
  2. 2サウナ室手前にシャワースペースがあるので、まずは体の汚れを洗い流す。
  3. 3サウナ室の入口横に簡易の紙のサウナマットが置いてあるので、衛生のためお尻の下に敷く→リラックスしながら心地よい空間を楽しみましょう。
    ※サウナ室でロウリュ(熱された石に水をかけ蒸気を出すこと)をするときは、必ず周囲にひと声かけるのがマナーです。
  4. 4十分温まったら外でクールダウンし涼んだらサウナ室に戻る、を2~3回繰り返すことで温冷交代浴の効果を最大限に引き出すことができます。
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先ずは体を綺麗にします
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サウナ室前に用意されてたサウナマット
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サウナルームに用意されたロウリュ用のバケツと柄杓

サウナと言っても、温度や湿度、利用方法の違いによって様々な種類があります。

  • スモークサウナ:最も長い歴史をもつ形式のサウナ。煙突のないストーブで薪を燃やし、何時間もかけて室内を温め煙を充満させる。
  • 薪ストーブサウナ:基本的にはスモークサウナ同様、薪をくべたストーブの上で熱させたサウナストーンに水をかけロウリュを楽しむ。こちらは煙突があるので、火力調整が容易にできる。
  • 電気式ストーブサウナ:電気式のストーブでストーンを温めるのでスペースをとらず、都市部の家庭でもっとも一般的なスタイル。温度調整もボタン一つなので手軽にサウナを楽しめる。
  • 遠赤外線サウナ:通常の高温サウナと異なり、遠赤外線の放射熱を利用して体を直接温めるサウナで、温度は80℃ほどと比較的低め(一般的なサウナは90℃前後)ながら、遠赤外線が体の深部まで浸透するため効率的に発汗を促し、温かさが持続する。
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ヘルシンキで見つけた変わり種サウナ。観覧車のカプセル部分がサウナルームになっています(茶色のカプセル)

様々なサウナグッズ

フィンランドでやっぱりここはサウナの本場!と感じたのが、デパートなどで販売されているサウナグッズの豊富な品揃えです。サウナハットやロウリュ用のバケツと柄杓、ヴィヒタまで売られていました。
※ヴィヒタとは白樺の枝を束ねたもので、水桶につけ体をマッサージすることで血行を促します。白樺が柔らかく良い匂いになる夏至祭の時期に使うことが多い。

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白樺の枝を束ねて作るヴィヒタ
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頭部の過度な温度上昇を防ぐサウナハット
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様々なサウナグッズが並ぶ店内
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ロウリュ用のバケツや柄杓

サウナには血行促進、疲労回復、ストレス解消、美肌効果など多くの健康効果があるので、ぜひ身近な施設から始め、様々サウナを試してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
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舘野一葉
最近の趣味・ひとこと
キャンプ/ベランダでレモンの木を育てること
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