
ナイアガラの滝はずぶ濡れで楽しむ?!
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旅の輪で広がる、人生の彩り
毎週水曜日更新添乗員や企画担当者が旅行に限らず
添乗先でついつい無意識に散歩中のワンちゃんを目で追ってしまう愛犬家の添乗員です。カナダ・アメリカを訪れた際、様々な場面で犬に対する優しさや配慮を感じる機会がありましたので、今回はドックラバー目線でそのいくつかご紹介します。



旅先での出会いは人間だけじゃない!
空港のロビーを歩いていると、旅客用の待合スペースの一角に「ペット・リリーフ・エリア(Pet Relief Area)」と呼ばれる犬専用のトイレスペースが用意されており、芝生風の人工地面にゴミ箱、排泄後に使えるビニール袋まで完備されていました。日本では見かけることの少ないこのような設備が、空港内に当たり前のように存在しているのです。


搭乗ゲートの並びにある「ペット・リリーフ・エリア(Pet Relief Area)」
ホテルに宿泊した際は、ウェルカムドリンクならぬウェルカムドックフードが用意され、人間のゲストと同じように犬も「おもてなし」されていることに驚かされました。
そして、チェックイン時に対応してくれたスタッフは2名?
女性スタッフとラブラドールレトリバー!!
丁寧な説明と束の間の癒しを提供してくれ、快適なホテルライフを過ごすことができました。


街を歩いていると、日本との違いがすぐに目に入ってきます。公園の入り口や街角の電柱などには「犬のフン専用ゴミ箱」が設置され、その横にはビニール袋のディスペンサーが取り付けられていることが多く、誰でも無料で使うことができます。
レストランやカフェでは、屋外のテラス席に座っていると、犬連れのお客さんに店員が自然と水の入ったボウルを運んでくる光景を何度も目にしました。もちろん、犬が人の食事スペースにいることに抵抗を示す人もゼロではないかもしれませんが、多くの人々にとって、犬はただのペットではなく、かけがえのない家族の一員。そんな価値観が、こうしたサービスの背景にあるのだと感じました。


これらの整備がすべての都市にあるわけではありませんし、マナーを守らない飼い主が全くいないわけでもありません。しかし全体として、犬を受け入れる社会の姿勢やインフラの整い方には、日本とは大きな違いがあると感じました。カナダ・アメリカでは、「犬と暮らすこと」がより自然に生活の中に溶け込み、飼い主と社会全体がそれを支えている印象です。
犬に優しい社会とは、人にとっても心地よく、健やかに過ごせる空間であってほしいと考えさせられる旅となりました。

