旅の輪で広がる、人生の彩り
毎週水曜日更新添乗員や企画担当者が旅行に限らず様々なテーマで、日常のコラムを投稿!
フィリピンの世界遺産

洞窟内に入る専用手漕ぎボート、良く見るとボートが宙に浮いてる?
フィリピンのプエルト・プリンセサ地下河川国立公園
地下河川とは?
今回は私用でフィリピンのパラワン島へ行って来ました!知り合いの結婚式に参列する為の3泊4日の強行軍です。
パラワン島では世界的に人気のあるビーチリゾート、エル・ニドがとても有名ですが、今回私が訪れたのは島の中部の西海岸にあるサバンと言う場所です。まだまだビーチリゾートとしてはマイナーな場所ですが、フィリピンにある6つの世界遺産のうちの1つ、1999年に登録された【プエルト・プリンセサ地下河川国立公園】があるのがこの場所で、私も式の翌日に行って参りました。

入口に立つ看板
先ず地下河川って何?と思われる方が多いと思いますが、プエルト・プリンセサ地下川は、パラワン島のセント・ポール山地の鍾乳洞内を流れるカバユガン川の一部で、この地下川の流れる鍾乳洞は海に繋がっている為に下流部分は潮の干満の影響を受け、独特の生態系を有しているそうです。
観光はサバンのボートターミナルからエンジン付きの10人乗りボートに乗り約20分、地底河川への入口があるビーチに到着です。そこで船を降りてジャングルの中の小径を少し進むと洞窟の入口が見えて来るので、手漕ぎの専用ボートに乗り換えて洞窟内へと進んで行きますが、ツアーで進入できるのは全長8キロの川の入口から約1.5キロほど。真っ暗な洞内を、ガイドが懐中電灯で照らしながら進んでいくと、珍しい鍾乳石や沢山のコウモリなどが見えて来て、神秘的な鍾乳洞の景観を楽しむことが出来ます。

救命胴衣とヘルメットを着用し、いよいよ洞窟内へ

まっ暗な洞窟内には色々な鍾乳石がいっぱい!
また洞窟の入口付近では野生のサル達が水遊び、木に登っては川の中へジャンプ!を繰り返していて、見ていて飽きません。川も海も水が本当に綺麗なので、サル達もとても気持ち良さそうでした。
「プエルト・プリンセサ地下河川国立公園」はフィリピン最後の秘境とも呼ばれる場所にあるので行くのは大変ですが、もしパラワン島に滞在する機会があれば、是非訪ねてみて下さい。
またその際は、ボートの乗り降り時は水の中に入る可能性が高いので、必ず濡れても良い靴や格好で行かれる事をお勧めします。




