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チュニジア ローマ遺跡

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ドゥッガ遺跡全体
ドゥッガ遺跡は丘の上にあり、見学には多少のアップダウンはありますが、基本的にバスですぐそばの駐車場まで行くことができます。
見晴らしがよく古代の時代を思わせます。
チュニジアにもあるローマ遺跡
浴場も!

チュニジアにもあるローマ遺跡

チュニジアの中でも最も保存状態の良いローマ遺跡

ドゥッガは、チュニジア北西の内陸部に位置をしています。もともとヌミディア人の都市でしたが、その恵まれた立地条件からローマ時代も重要視され繁栄したところです。現在は、静かな田園地帯の広大な丘陵の上に神殿などがそびえ、数あるチュニジアにあるローマ遺跡のなかでも最も保存状態のよい遺跡となっています。チュニスからは日帰り可能な距離にあるため、たくさんの旅行者が訪れる観光地です。
ぜひ、その場に立ち、先人たちの知恵や建築技術の高さを体験しましょう。

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劇場入り口
ここから見学が始まります。入り口のユネスコ世界遺産マークに注目。

1997年に世界遺産に登録されています。現在まだ全体すべてが発掘されていないが、発見された遺跡の大部分は、紀元2世紀~3世紀に作られたものです。発掘が進めば向いのオリーブ畑の下からも遺跡がでてくるだろうとガイドさんが語っていました。

素晴らしい眺めと共に!!

まず最初の見どころが、劇場。
昔は、喜劇、悲劇、言葉の発しない身振り手振り(パントマイム)と3種類ありました。また、役者の登場する扉、役者がセリフを忘れたときに教えてくれる人の立ち位置など舞台まわりを見学。そして、まっすぐ座席へと続くVIP用の道、その他の方用の入り口と分かれていた様子など。
舞台の上の見学が終わると皆様で階段を上がりました。上から見ると、見渡す限りのオリーブ畑。昔からオリーブからオイルを作り、その貿易によって繁栄してきた、変わらない姿を見ることができます。

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劇場の上からの眺め
このドゥッガ遺跡が丘の上にあるということが良くわかります。背景の畑も含めてとても美しい。

ドゥッガの中心・キャピトル

街の中心の1番の高台にドゥッガのシンボルである大神殿がそびえています。コリント式の柱に支えらえて圧倒的な存在感です。
この神殿内に入ると、像は残っていませんが、昔神様の像が祀られていた場所が残っています。通常のローマ時代の町では、町の中心の公共広場の周りには、それぞれの神様を祀った神殿が建てられるのですが、ここは、1つの神殿で3神が合同で祀られている珍しい神殿です。全能の神ジュピター(ゼウス)、ユノー(ヘラ)、ミネルバ(アテネ)です。2,000年前に戻って当時を見てみたいものです。

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ドゥッガのシンボル:キャピトル
青空に映え、迫力の神殿でした。

浴場も!

ドゥッガは、オリーブの栽培したものを輸出して豊かになったため、公共広場には、風の広場というものがあり、神官が風の向きを知り、その時の進む道を決めたという、ほかの都市にはない広場もあります。また、道にはわだちの跡、水道管、公衆浴場、公衆トイレ、売春宿など見どころがたくさんあります。

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住宅地の道
たくさんの道がある。登ったり下ったりとみどころ十分な遺跡です。

チュニジアにはこのドゥッガだけでなく、ほかにもローマ時代の遺跡の宝庫です。是非、訪れて歴史の流れを直接感じてください!

この記事を書いた人
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山極 恵美
得意エリア
地中海の国々
好きな言葉:山本有三さんの「路傍の石」より「たったひとりしかいない自分を、たった1度しかない人生を、ほんとうにいかさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか」
一期一会を大切にし、明るく積極的に添乗するをモットーにしています。
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